サウナにハマり過ぎて家の中にテントサウナ張った話③ 自宅サウナ生活の一部始終
ヤーマン。おつろうです。
3回に分けて書いてきたテントサウナ de おうちサウナの話も、今回で最終回です。
↓前回記事はコチラ
最終回は、実際どんな使い心地なの?本当にちゃんとサウナなの?という点と、導入から約三か月経って感じるメリット・デメリットについて書きたいと思います。
おうちサウナの使い方
「あー、疲れた。もう無理。サウナ。サウナ入りたい。サウナに入って全てを忘れて、泥のように眠りたい。」と思ったら、テント内のMISAストーブの電源をONにします。
ストーブにダイヤルは2つ。上記の通りもう簡素も簡素で、左側のダイヤルをちょっと捻るだけです。以上。
サウナが暖まるまで大体15分くらい待ちます。
この間に、お風呂までの動線にいそいそと段ボールを敷いたり、タオルやサウナポンチョを用意したり、ロウリュ用の桶に水を入れたり、今日のアロマはどれにしようとか考えたりします。
そろそろかな~、と思ったタイミングで、テントにイン。
温度50度強、湿度50%弱。この位でも既に結構熱いです。
ちなみに、テントの上部に薪ストーブの煙突を通すための穴があるのですが、電気ストーブの場合はこの穴を使う必要がないので、こんな感じで温度湿度計を引っ掛けるフックとして大活躍しています。。(上下逆さまなのはそのため)
1セット目は、50℃→70℃くらいまでじわじわと上がっていくテントの温度変化を楽しみながら、まったり過ごします。
60℃超えた位から、サウナストーンも熱くなってきてロウリュが気持ち良く弾けるようになります。
良い感じに汗だくになった頃合いで、テントを出て軽く汗拭いて、いそいそと歩いてお風呂へ。
水風呂は、風呂に水を張ってザブ〜ンとやることも当然できますが、冷水シャワーをじっくり全身に浴びるのでも十分イケるなと思うので、最近はもっぱらシャワーです。
ちなみに我が家のシャワーはリファのファインバブルS。毛穴の奥まで水を流し込むよ!
2分くらい浴びたらタオルで水気を拭いて、そそくさとポンチョ着て、お待ちかねの休憩タイムです。
テント前のインフィニティチェアでチルアウト聴きながらぼーっとしたり、ベランダに出て空を眺めたり、リビングのソファでお茶飲みながら嫁さんと話したり、、自由。
サウナの全ては、この時間を過ごすためのフリなのです。
2セット目。温度90℃強、湿度30%弱。いよいよカメラも曇ります。
ここまで行くともうテント内はかなり仕上がっていて、ロウリュもかけた瞬間にジュワアアアアアアアアアと元気に応えてくれます。かけ放題、浴び放題。2セット目はスーパーロウリュタイム。
汗が滝のように噴き出て、それがポタポタと落ちる感覚を楽しみながら約10分間、誰にも邪魔されない、至福のサウナ体験。
テンション上がったら、ひとりでタオル持って、スッポンポンでアウフグースごっこをすることも可能です。
ちなみに3セット目は100℃超える時も。熱い。
恐るべしMORZHテント。 恐るべしMISAストーブ。。
2セット目、3セット目の休憩は、バッキバキにととのいます。
2セットでも十分お腹いっぱいになるので、2セットで終わらせることが結構多いのですが、3セットがっつりやると、いわゆるサウナー語でいうところの「あまみ」(腕や足に赤いマダラ模様)が出ます。
浦飯幽助の魔族大隔世みたいだよね!
そんなこんなでひとしきり楽しんだ後は、お片付けです。
そう、おうちサウナには、お片付けがあるのだ。。!
ととのい過ぎてフラッフラになりつつも、軽く掃除して、備品を元通りにして、テント内に扇風機と除湿機をタイマーでかけて終了。おやすみなさい
( ˘ω˘ )スヤァ…
サウナ入った日は朝まで爆睡できます。
以上が、僕の自宅サウナ生活の一部始終です。
あまみが出る位なので、サウナとしてのスペックは十分過ぎるほど満たしている、というか正直、店以上だなと思っています。
と、こんな感じで三か月ほど回してみて、家の中にテントサウナを置くことについて、僕が思うメリット・デメリットを最後にまとめます。
メリット
天候の影響を全く受けない。常設上等
アウトドアでのテントサウナは、当然ですがどうしても雨や風の影響を受けてコンディション左右されたり、それだけ劣化もしていきますが、室内テントはその辺の課題皆無。しかも毎回しまう必要も無く、そのまま出しっ放しでOK。安定感と楽チンさはグンバツです。
アウトドアショップの中に展示されているテントみたいな感じで常にキレイな状態でそこに居てくれて、いつでも期待通りのパフォーマンスを発揮します。外に出ないのでプライバシーもバッチリ確保。完全なるプライベートサウナが約束されます。これが一番のメリットかなぁと。
移動や撤収が容易、レイアウトも自由
一方で、自由に場所を変えたり、使わないときは畳んで押し入れにしまうこともできます。これからのライフイベント、きっと色々な局面もあるでしょう。自宅テントサウナなら、あらゆるニーズに柔軟に応えることが可能です。
そんな、テントならではの携帯性と自由度の高さも大きなメリットと言えます。
据え置き型サウナよりは低コスト
前回記事で書きましたが、ロシア仕込みのテントサウナMorzhと、本場フィンランドのMISAストーブの高品質アイテムフル装備でもコミコミ60〜70万円程。これは据え置き型の自宅サウナでは実現できないコスパだと思います。
「家サウナ欲しいけど…100万200万はちょっとハードル高いなぁ…」という方、お試しでテント張ってみるという選択肢も有りますよ。。中でも外でも使えるんですよ。。ほら。ほら。
デメリット
場所を取る
テントを張るには最低でも2メートル四方必要で、存在感や圧迫感もそれなりにでかく、色々置いたらなんだかんだ一部屋潰すことになると思いますので、その点は大きなデメリットになると思います。
アウトドア的な解放感、爽快感は得られない
全てが家の中での営みになりますので、テントから飛び出して水風呂までダッシュでザブ~ンしたり、ヴィヒタ(白樺の葉っぱで作られたシバきアイテム)で思う存分パシィ!パシィ!みたいなムーヴにはどうしても制限がかかります。
テントサウナから出たら汗を拭いて、廊下が濡れないよう静かにお風呂へ行き、水を浴びた後はきちんと水気を拭き取って、寝ている家族もいるので縮地で休憩スペースまで移動、、となる為、テントサウナの醍醐味であるイェェェイ!!イヤッホォォォォウ!!!感は残念ながら味わえないのがデメリットになります。
逆に、所作がおしとやかで丁寧になることで、サウナ施設に行った時のマナーが向上する、という点ではメリットとも言えるかもしれません。
お出かけの経験値や思い出が得られない
何気にこれが一番でかいデメリットかも。おうちサウナはどこまでも自由で素晴らしいものですが、全てがいつもと同じおうちの中で完結します。
お外に出かけるサウナは、良かったことも悪かったことも、サウナに関係ない道中での出来事やハプニングも含めて経験値や思い出になっていくので、おうちサウナをすればするほど、外のサウナへ行くことの大事さに気付きます。
家のサウナを愛し、それ以上に外のサウナを愛する精神で、どちらもバランス良く嗜んでいくことが大事なんだと思います。
ということで、3回に渡って書いてきましたが、如何だったでしょうか。
空前の第三次サウナブーム到来中とは言えど、そもそも家の中にテントサウナ張ろうかなと思う人はそんなに居ないかもしれませんが、やってしまえばちゃんとサウナできるよということが少しでも伝われば幸いです。
フィンランドでは、サウナが生活空間の一部として、一般家庭にも当たり前に存在しているといいます。
日本でもいつかそうなることを夢見て。。
\\ おーい磯野ー、サウナ入ろうぜー //
それではまた!