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バックキャスティングという言葉

Backcasting
「未来を支点」
としてそこに行きつくまでのアクションをし続けるという考え方です

1970年代にアメリカで生まれた言葉で
女性解放、先住民解放等激動の変化の時代に
環境問題がきっかけだったとのこと

当時は地球規模で開発が加速して、環境の悪化に危機感を抱いた科学者たちが警鐘を鳴らし、さまざまな研究報告を発表したそうです
バックキャスティングで重要なことは
「できるかできないかは気にしてはいけない」
よくある誤解として
未来から逆算して考える
としてしまうと、明らかに現状とかけ離れた目標値に対するプレッシャーでやられちゃうそうです

とんでもないような夢のアイデアを目標に掲げて
その未来を目標にみなを奮い立たせ
必要なアクションを繰り返し
実現を目指す!
アメリカンヒーロー
アメリカの映画に出てくる大統領ってこんなかんじですね

実際にケネディ大統領はこの考え方で1960年代に月に行く!
と宣言し、その後不運にも亡くなってしまいましたが、アメリカとしては実際に1960年代月に行きました

不可能を現実にするアメリカンヒーロー的なバックキャスティングに対し
非常に日本的なフォアキャスティングという言葉があります

Forecasting

こちらは「現在を支点」としてアクションをする考え方で
過去や現在などのデータをもとに、短期的な目標に向かって進むのに適しています
過去の実績から目標を決めるため、とびぬけた目標値は設定されず
海洋ゴミを〇〇年代までに無くす!とか月に行く!
などといった実績は生まれにくい特徴があります
ただ、データをもとに目標をたてるので周囲の理解を得やすいです

現状のルーティンを大きく変えず、平穏な日常を送れるけど
大きな問題は見え隠れしている

取り組もうとしている事柄に合わせて
この二つのアプローチ方法を使い分け、時には組み合わせていくことが大事です
バックキャスティングで長期的目標をたて、フォアキャスティングで短期的中期的目標をたてる 
なんてことでもいいのかもしれません


こちらのふたつの言葉、実は釣り用語からきています
続きはまた今度書く!


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