【シナリオ・脚本】ネームのお仕事
今日はお仕事として関わらせて頂いたシナリオ・脚本からのネーム作りについてです。
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はじめに、何故このお仕事が来たのかだけ書いておきたいと思います。
わたしはシナリオセンター(大阪校)という、所謂シナリオ習うならここだろうという学校(そもそもそういった学校はそうないのです)に一時期すこし在籍していました。この仕事をくださった広告代理店さんの社長に「シナリオも書けますよ」と雑談でお話をさせて頂いことがあり、その後すぐにこの仕事のご依頼が来たという流れです。
では、まずはお仕事内容です。
【内容】
叩き台となる原稿を元に、48ページ内の〈約40ページの漫画のネーム〉を描く。
【スケジュール】
この分量を約3日で仕上げるというものです。(まったく内容を知らない状態です)
結局2日連続深夜3時頃まで起きて2日半で仕上げました。
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この企画は完全に途中参加でして、最終案だけがぽっと渡されました。
その内容が以下です。(根入れて読まなくて大丈夫です)
次に4枚程シナリオの内容がありました。
―― ここまでで皆さまは、これを読んでどう思ったでしょうか?
わたしの感想は正直「これではいかんな」でございました。
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この冊子は「役所」が発行するものですので、テーマは「わかりやすく」が前提ですが、スッキリしない部分が多すぎて読者側からすると「だらだらした内容が多く」なってしまっています。読者はハッキリした筋がないと付いてきてくれません。それに物語の登場人物の関係も読者には入ってきにくい設定でもありました。
すぐに連絡して「ちょっと原稿をいじります」とお伝えして、設定から「これだけは伝えたいのだろう」という部分だけ抜き出し、後は、ガボっと変更していきました。
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【作業内容】
①ストーリーを整理して落書きのようなものでメモして終了。
②その後、この黒大豆についてネットで調べます。
わかっておかなければいけないのは「黒大豆」についてと「乾田高畝栽培」についててで“ポイント”だけさくっと理解します。
③ネームの全体の割り振りをします。
ここまでで半日以上はかかっています。
④で、あとの約2日でネームを描きました。
はっきり言ってコマ送りの工夫などはしている暇がありません。
それは次のイラストレーターさんや漫画家さんとの打ち合わせに回せばよいです。とにかく形にするのが先決でした。
でも、会話上計算が合わない時や逆に足りなくなるなど、そんなすんなりすべてがいった訳ではありませんが、愉しく最後まで描かせていただきました。勿論クライアントの代理店の社長様も大満足してくださいました。
付け足しですが、ほぼ自動的な「ベタ」で「わかりやすい」物語にしていますが、一コマだけ自分色を出したのは、この場面でした。
これの出所わかる方いますかね(文化系なら簡単ですね)。
では、今日はこの辺で。シナリオのお仕事、お待ちしております。
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