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カオスエンジニアリング 〜メモリ使用率90%〜

ライフイズテックで1人QAを担当しているotkyskです。いつもブログをご覧いただきまして誠にありがとうございます。
前回のカオスエンジニアリングCPU使用率100%の記事に続いて、今回はメモリ使用率90%の状態でのカオスエンジニアリングについて投稿します。


カオスエンジニアリングとそのやり方について

カオスエンジニアリングCPU使用率100%の記事を参照願います。

メモリ使用率の監視とテスト実行

AWS FISで実験テンプレートを作成して、実験を開始するとターミナル上でメモリの使用率が90%を推移するようになる事を確認して、テスト実行します。

AWS FISの実験テンプレート
メモリ使用率が90%の状態(トータル4GBのメモリで、freeならびに空き容量が160MB程)

結果的にテスト仕様書の項目はNG0で、テスト中にアプリケーションの動作がもたつくような事もなく、更に負荷が高い機能(例:大量にアカウントを一括で発行する、大量にアカウントを一括で編集する)に関しては、メモリ領域を確保して処理を続けるというような傾向が見られました。負荷が高い機能においての処理がまともな処理をしているという事を検証できました。

ハードウェアの負荷の次はネットワーク?インフラそのもの?

前回のCPU使用率、今回のメモリ使用率で負荷がかかった状態でもアプリケーションは正常に動く事が検証できたので、アプリケーションの肝となるネットワークに負荷を掛けたらどうなるか?それともアプリケーションを構成しているインフラ自体に事故を起こさせたらどうなるか?という検証項目が残っていますので、次回以降に紹介したいと考えております。

最後に

次回もカオスエンジニアリングについて、紹介したいと考えております。
また、現在インフラ/SREグループのメンバーを絶賛募集中なので、ご興味があればぜひご連絡ください!

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