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弱っていた小売・百貨店業界へのトドメの一撃
昨日の報道では衣料系のレナウンが、そして今日の報道ではアメリカの百貨店JCペニーが経営破綻と報じられている。新型コロナウイルスの影響による休業・自粛モードが直撃しているわけだが、そもそもAmazonエフェクトに代表されるように、小売・百貨店業界ではEC・オンラインショッピングが一気にメインストリームになっているため、元々上記2社も経営状況は悪かったのだ。ということで、仮に新型コロナウイルス禍がなかったとしても、上記2社含め小売・百貨店業界のプレイヤーの一定数は経営破綻を迎えることになったに違いない。
日本においても、先日の報道では三越伊勢丹を始め、百貨店大手各社の業績は著しく悪化している。そして、元々新型コロナウイルス禍以前から業績はよろしくなかった。理由は上記の通りだ。消費者の購買行動は1990年代から大きく変わっている。にもかかわらず、オンライン販売対応しているとはいえ、店舗販売の改革は人件費・在庫費などのコスト改革含めて進んでいないのだ。
2020−21年は、小売・百貨店業界は大きく変容することになるはずだ。注視していきたい。
参照記事:日本経済新聞