王道と邪道
王道と邪道という言葉をきいたことはありますか?
言葉をイメージしてみてください。
邪道って……
唆られるというか、
どこか魅力を感じませんか?
「効果的なテクニック」のようであったり、
「魔法の薬」のように、
問題が一気に解決しそうな気がしてきますよね。
対して、王道というと、
マンネリ化していたり、陳腐なものだったり、
昔から伝統的に行われている事で、
古くさい印象すらありますね。
さて……では、
臨床教育に注目してイメージしてみると
どうでしょう?
臨床教育に王道って、あるのでしょうか?
そして、邪道ってのもあるのでしょうか?
僕は臨床教育は発展途上だと考えています。
王道というには……
体系化された思想があるわけでもなく、
誰もがコレだ!
と言える指導法や指導内容を持っている訳ではありません。
あ、でも、
手順だけは王道かな?
朝:デイリーノートを提出。
夕方:フィードバック。
実習終了時期:レポート提出。
そのくらいなんですよね。
つまり、まだ王道すらハッキリとしていないのだから、
邪道との区別も無いんです。
臨床教育はまだまだこれから進化していきます。
何が良くて、何が悪いのか、
玉石混淆のなか、王道を導きだす。
それを意識しながら
教育を考えていくことが
今、僕ら指導者の立場にいる者の使命かもしれませんね。
臨床共育メンター(R)齋藤 信
作業療法塾 主宰
「臨床共育」の研究と実践の資金になります。論文化、書籍化のあかつきには、優先的に講義をしに伺います! あなたの情熱にありがとう!