はじめてデートしたときのことは、よく覚えている。東京タワーと公園。相手は同い年のとっても奥手な男の子。デートらしいものではなかったし、東京タワーに登ってすぐ帰るようなコースだった。 相手の男の子とは中学生のころから知り合いだ。音楽の趣味が似ていたし、生きている感覚が近かった。それなりに仲が良いけど2人で遊ぶことはない。そんな距離感。学校が違う、というのも大きなハードルだった。なかなか会えない相手と恋愛はしにくいだろう。それが中学生ならなおさら。 会えば話す、そんな関係は中
高校3年生の8/31の夜。ふと母に「明日、学校に行ける?」と聞かれた。 というのも、6月から始まった不登校。なにもかも無気力で、学校に通えない。トラブルらしいことは全くなく、自分でもなぜ通えないのかわからなかった。あんなに大好きで、必死に勉強して入った女子中高一貫校。自分でも、自分がなにを考えているのかまとまらなかった。 電車に乗って学校に着いたとしても廊下で疼くまるか、保健室にいるか。教室の自分の席で寝そべることもできなかった。周りの目が、受験生となったクラスメイトの目
年パスを取得してから約3か月。 ピューロランドが特別な場所から「いつもの」場所に変わりつつある。 その中でも数ヶ月ごとに変わるイベントには毎回心が浮き立つ。 今回、ピューロの春パ(いわゆる春のお祭り)の初日チケットに当選した。 こういったイベントに申し込んだことも、当選したこともなかったから、前日から眠れないほどワクワクした。 身分証を提示し、チケットと春パのサングラスをいただいた。 私のサングラスは青で、メルのカチューシャの白に映えて嬉しかった。 手荷物検査
メイクでドロドロ、ありますよね… 不快トップ5に入るくらい、嫌になっちゃいます。 今回は自称コスメオタクの私が使っているベースメイクを紹介します。 今回はパウダーファンデーション編です。 夏のディズニーでも、冬の公園も崩れませんでした。 ただし、少々時間はかかりますのであしからず。 また私は敏感肌、インナードライです。 まずは保湿から崩れないメイク、まずは保湿が肝心です。ですが!昨日塗った乳液やクリームもしっかり落とすことも大切。 しっかり洗って丁寧に保湿をしましょう。
先日『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』を鑑賞してきた。 特攻隊員との恋愛がメインの作品だが、戦争についても深く描かれた作品だった。 鑑賞中に思い出したことがある。私が高校2年生の時に書いた、感想文だ。 映画内でも訪れたと思われる、平和会館の感想のため、記録として残そうと思う。 ・・・ はじめて戦争と向き合った、気がする。 私にとっての戦争は遠い昔のことでしかなかったし、戦争という単語からにじみ出る狂気さが怖くて逃げてきたのだ。だから、事前学習は憂鬱だった。 例えば
昔から文章を書くことが好きだった。 昔、といっても中学1年生の後半からだ。 それまでは主語と述語が理解できなかったから、書くことが苦手だった。 自分の内側の、モヤモヤとした部分をどう表現して良いのか分からず、気落ちする毎日を送っていた。 中学1年生の10月だろうか。 前世では敵だったのでは?と思うほど、私のことを厳しく指導していた国語の教員が、私の文章を褒めてくれたのだ。 授業のテーマは「自分の身の回りのことを500字程度で書いてみよう」。 私は迷った挙げ句「理
絶望の底がここだとしたならば あとは浮力で浮き上がるだけ 月並みな言葉を使う君が好き お米みたいにいつまでも好き 君が好き何度も言うよ好きだから 愛がなんだかわからなくても 傷ついた言葉は絶対忘れない 仕留めてみせるこの手でぎゅっと 何度でも伝えたくなるこの気持ち 聞いてほしいの ねえ、あのね 走りだせ世界の愛をかき集め 誰より早く最果てに行け 真夜中の電話よりも会いたいの 今すぐきみに飛びつきたいの 願いたい君が目にする世界では 言葉で誰も泣かないように 優
#エッセイ で新着のを読もうとしたら大量にリンク貼ってるアカウントがいくつも… ブロックしても出てきて、なかなか辿りつかない…
「本書は作家生活十周年記念の書き下ろし作品です。」 朝井リョウさんの「正欲」、自分がいかに型にかまった考え方しかできないのかを考えさせられる作品だった。 朝井さんのコメント「生き延びるために本当に大切なものとは何なのだろう」。この問いの正解が本に載っている、とは言い切れないけれど、ヒントは載っている。 ・・・ 以下ネタバレ要素含みます 「自殺の方法を一度も調べたことのない人の人生は、どんな季節で溢れているのだろう。」 「無事死ぬために生きてるって感じだよね」 桐生夏月
どうしても、薬を飲んでも夜に眠れないことが増えた。 鬱症状の1つだけど、不眠症歴ざっと10年以上の私にとっては慣れっこだ。 焦っても眠れない。そんな時には眠ることを放棄して、別のことをしているとだんだんと眠くなる。たとえばそう、noteを書くとか。本は鬱症状の1つで読めなくなった。頑張ってもなかなか頭に内容が入らない。 趣味が読書だから、本が読めないなんて人生の終わりだ。 特に今年は大ファンの朝井リョウ先生の10周年記念なのに。10周年記念作品を1冊も読めてない。悲しい、悔し
昔から甘えるのが下手だった。 3姉妹の真ん中っ子。姉妹で差をつけられた覚えはないし(姉には少し厳しかったけど)中学から私立に入れてもらって感謝している。 でも、姉と妹がうらやましい。 母に愚痴とか、甘えたりできる2人が。 私は悔しかったこととかを脱色して話す癖がある。 最終的に笑い話に持っていくというか。 失敗も理不尽なことも、脱色して「聞いている人が面白いと思ってくれるか」を優先してしまう。 だから大丈夫だと思われて、自分でストレスを抱えてしまう。自業自得だ。 私も泣
「ねー、ピップエレキバン同士ってくっつくの知ってた?」 よくよく考えたら磁気の働きを利用しているんだから当たり前だ。 でも夜中の1時に剥がした時は大発見のことに思えた。 外に出て「ピップエレキバンってくっつくんだよ!!」と騒ぎたいくらいに。 話したいけど、彼氏や友達に話したら「当たり前でしょ」と笑われそうだ。理科もできないのかよって思われたらどうしよう。でも伝えたい。 とりあえずこのことを話して笑われなさそうな友達にLINEする。 「おー磁気だからね、冷蔵庫にもくっつく
新宿駅の山手線。15番ホームの4両目。ここに行くとどうしても思い出してしまうことがある。 「別れようか」 そう切り出したのは私の方だった。 引き留められるかな、なんて思ったけど、そんなこともなく「そうだね」と返された。 最寄り駅が近いから別れた彼氏と1時間近く電車に乗る。 別れたなんて思えないくらい会話は盛り上がったし、「好きだ」と言って頭を撫でてくれた。なんでお互いが好きなのに別れないといけないんだろう。 バイト先の人と付き合って1か月。私は学業とバイト、趣味に日々を
カメラ女子、歴女など…今まで「〇〇女子」というフレーズが度々メディアで使われてきた。 消費や観光の落ち込みが堅調になる中、集客は大きな問題だ。美術館も例外ではないのは明らか。人を呼ぶために「美術館女子」の企画を立て、今までとは違う層を取り込みたいというのも理解できる。 が、私はこの企画に嫌悪感を覚える。https://www.yomiuri.co.jp/team8/art/20200612-SYT8T1271142/amp/?__twitter_impression=tr
以前「メイクは魔法だと思う」という趣旨の記事を書いたが、メイクを好きになったのは割と最近だ。 高校の時は演劇部だったから高1の時からメイクはしていたけど、あまり好きではなかった。本番の時はメイクの上手い子にメイクしてもらってたし。 「大学生になったら毎日メイクをして、毎日違う洋服と靴でコーディネートして、毎日違うバックを持たないといけない」 こんなことを言われたのはたしか高3の3学期だ。私の高校は進路決定者は登校しなければならず、推薦やAOで決まっていた9人で授業を受けてい
noteやTwitter、ペンネームなど、どうやって決めたのか聞くのが好きだ。 かく言う私の「落合」は5年(その前身である「おちもも」を含めると8年)使っている。 「おちもも」、これはメルアドで使う予定だったものだ。母親にダサいと言われて変えたけど。 意味は?と聞かれたら困るくらいない。単に語感が良かっただけだ。 Twitterで転用し、主に音楽関連や読書方面で活動していた。 今のアイコンもその時につき はなこさんに描いていただいたものだ。 ある時仲の良いフォロワーさんに「