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大きな心配が溶けた、総動脈幹遺残症の記録

昨年8/23にこの世に生を受けた我が家の三女。彼女は先天性の心疾患、総動脈幹遺残症という難病を患っています。まさに昨日、その根治を目指した大きな手術を終えたところです。当マガジンでは彼女とその家族のストーリーをありのままに紡いでいます。

一つ前の記事で、お医者様から、「やりたい事はある程度終わらせる事が出来ました。あと二時間くらいで止血を終えて、ICUに入る予定です。」とのお知らせを受け、大きく胸を撫で下ろしたところまでを記しました。

お医者様からの嬉しいお知らせを受けたのが19:15。手術開始が9:30でしたので、おおよそ10時間後でした。予定として聞かされていた時間が10時間でしたので、そこまでは僕はあまり長くは感じる事なく、妻と二人で待つ事が出来ました。

そのお知らせの後、結局、ICUに戻ってきてくれたのが23時ごろになったので、安心した後の4時間近くの方が、むしろ、長く感じられるものでした。大事な人の手術を待つ時間は、何にしても長く感じるものなので、誰かが横にいてくれるだけで、感じ方は変わりますね。

話を戻すと、ICUに戻ったと連絡を受けて、僕らは足早に移動しました。

インターホンを鳴らして、名前を伝えると、もう少しだけドアの近くの椅子に掛けて待つように言われ、そこで5分ほど待ちました。

改めて僕らをインターホンで呼んでくださり、ドアをいつくか通過した先にあるICUに入り、いつものように手を洗いました。

奥の方に先生達が集まっているのが見えて、三女の執刀医の先生のお顔が見えました。

「お待たせしました。」

「いいえ、本当にお疲れ様でした。」

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