第11話 『白黒つけるぜオセロッチ!オセロの借りはオセロで返せ!』
☆白黒★オセロッチ!
【前回までのお話】
惜敗から立ち直り、新たな敵と対決するオセロッチ!米国からの刺客に、オセロッチスーパースペシャルが炸裂か!?
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第11話 『白黒つけるぜオセロッチ!オセロの借りはオセロで返せ!』
オセロッチから放たれた白チップは、
あっという間にミスター・カリフォルニアの黒チップの群れをなぎ払った。
「どうだっ!!!」
オセロッチの鼻息は荒い。
「な、・・・・・・お、オーマイ・・・・・・・」
青ざめるミスターカリフォルニア。
「さぁ、打ってもらおうか、次の手をよぉ・・・」
オセロッチのメガネがキラリと光った。
「・・・・・ス。」
「なんだって?聞こえないなぁ!」
「・・・ぱ、パス」
「いいぜ!それじゃあぼくは…」
オセロッチはコイントスのように親指で白チップをはじいた。
はじかれた白チップはくるくると回転し、
緑盤の中右辺にツケた。
一滴の洗剤が油膜をはじくように、
四方八方に白チップが広がった。
「どうだっ!」
「ひっっ!!!」
ミスター・カリフォルニアは顔面蒼白で汗をだらだらとかきはじめた。
「さあ、次の手はどうする?ミスター・カリフォルニア!!!」
「・・・パスだ。」
「はーーっはっはっは!じゃあこれでどうだ!!!」
オセロッチは緑盤の中左辺にパージした。
盤上のほとんどのチップがオセロッチの白に染まった。
「・・・・・・と、投了だ。」
ミスター・カリフォルニアは、歯を食いしばった。
「勝者ーーーーーーッ!!!オセロッチーーーーーーッ!!!!」
実況のリングアナウンサーが甲高い声で叫んだ。
「いよっしゃああああ!!!」
オセロッチは飛び上がってガッツポーズをした。
ミスター・カリフォルニアは、指でピストルを作り、オセロッチの方に向けた。
「YOU ARE WIN☆・・・バンッ!」
と言って、緑盤の上に倒れた。
「白黒つけたぜ!!」
オセロッチのメガネがまたキラリと光った。
(つづく!)
(オセロッチ完勝!見直したぜ!!)
次回 ☆白黒★オセロッチ! 第12話『春うらら!オセロッチの新学期!』
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