第１８話 『名探偵オセロッチ！？天才少年と最初の難事件』
☆白黒★オセロッチ！
【前回までのお話】
天才オセロ少年オセロッチが通うかもめ第３小学校で事件発生！！名探偵オセロッチの出番だぜ！！
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第１８話 『名探偵オセロッチ！？天才少年と最初の難事件』
ここは、かもめ第３小学校６年３組の昼休みの教室・・・
なにやら事件が起きた様子だ・・・
「だから、僕は犯人じゃないって言ってるだろッ！！！」
学校一のイケメン、キム・ナルキは机を叩きながら叫んだ。
「お前しかいねェんだよおッ！！！」
ガキ大将シシ丸の右フックがナルキの脇腹にめり込んだ。
「うぐぅッ！！！」
キャーっ！という女子たちの悲鳴が響き、ナルキはその場にうずくまった。
「てめえが盗ったんだ！俺のボールペンをよぉ！！」
シシ丸がナルキの胸倉を掴み、高々と持ち上げた。
「４限目の体育の途中で、保健室に行くフリをして盗ったんだろうがッ！！！」
「ぼ、僕は盗ってない・・・」
ナルキの口から血が一筋流れている。
「コイツ、嘘を言ってるでやんす！保健室の先生に確かめたけど、４限目は誰も来なかったって言ってたでやんす！！」
シシ丸の舎弟、ミジンコがシシ丸の後ろから大声で言った。
クラス中に、ナルキが犯人なのでは・・・？という雰囲気が流れた。
「これでも言い逃れすんのかぁ！？オラぁっ！！！」
シシ丸がナルキを床に叩きつけた。
「ぐはぁッ！！」
「ナルキは犯人じゃないよ。彼は盗ってない。」
！？
クラス全員がハッとして、その声の主・・・オセロッチを見た。
「なんだとオセロッチ・・・てめえ犯人が誰か知ってんのか？」
「犯人はナルキじゃあない。でもこのクラスの中にいるよ。」
オセロッチの眼鏡がキラリと光った
(つづく)
(犯人は誰だ！？)
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