オセロの終盤(あと2回打てば勝てる、が、、、 オセロ感覚あれば直観(見て3秒以内)で正解できます)
こんにちは、オセロ公認指導員(こうにんしどういん)の坂口 和大(さかぐち かずひろ)です。 今回のオセロ入門テーマは、58手目です。 3個空き(58手目)を考えるよ。 私が競技オセロを始めてから30年が経ちます。その時間の中で多くのオセロ初心者(級位者)に会って来ました。 そして【初心者(級位者)が“負けを減らす有効な手段の一つ”は57手目、58手目の悪手を減らす事である】と考えるようになりました。 オセロを競技として始めたばかりの人は、経験が少なく感覚で最善手が見えにくいので“ゆっくり石を数え”“持ち時間が少ない事でパニックにならない”事が最善手順を見つける条件ですが、石を数える習慣がないために「試合で、石を数える事ができない」という状況をみる事があります。そこで今回は3個空き(58手)についてです。
下の図1で58手目(3個空き)を考えてみましょう。次は白番58手目(3個空き)です。どこに打てば勝てるでしょうか?
次、白番です。(下を見る前に、白はどこに打てば勝てるか考えてみてください。 オセロ感覚あれば直観(見て3秒以内)で正解できます)
まず、白G8に打った場合 ↓
次の黒はH8 ↓
そして、白はD1 ↓
黒(黒37石、白27石)が勝ちます ↑
では、58手目に「A8」と打ってみます ↓
59手目、黒はB8 ↓
60手目、白はD1 ↓
↑ 黒33石(白31石)で黒が勝ちました。
問題図 ↓
次に、58手目に「D1」と打ってみます ↓
59手目、黒はB8 ↓
60手目、白はB8 ↓
↑ 白34石(黒30石)で白が勝ちました。
【考え方POINT】
ポイントは、「現在の石を数える」→「想定手順を考える」→「想定手順の石数の変化を考える」 について落ち着いて頭の中で返し忘れをしないで石を数える事です。
問題図で白石を数えてみましょう。 問題図での現在の白石の数は、○20石(数え方はA列○6個+B列○2個+C列○2個+D列○2個+E列○1個+F列○2個+G列○5個) 勝った手順で白27個(白D1)→白21個(黒A8)→白34個(白B8)
2つ目手順で白26個(白A8)→白25個(黒B8)→白31個(白D1) となり、最善手順は上の手順で白34石となります。(A列は黒に取られましたが、白は下辺とB列とナナメでA列以上に石を得ています)