ぶみろぐ2019年まとめ。

2019年観劇記録。
2019年12月26日 (木) ぶみのGG劇場, ぶみの宝塚とお芝居

平成と令和を跨いだ2019年。
平成×宝塚を書いた時に、やっぱりちゃんと記録しておいた方がいいわ、と改めて思いましたので、年を越す危険性もありますが、とりあえず書き始めます。
今年は観劇納めを早めにしたのでね、時間あるんじゃん、って思ったけど、それも気のせいでしたが(苦笑)。
観劇一覧をざっと・・・

・月組フォーラム ブロードウェイ・ミュージカル『ON THE TOWN』
・雪組東京 三井住友VISAカード ミュージカル『ファントム』
・日生劇場『ラブ・ネバー・ダイ』
・シアタークリエ プレミア音楽朗読劇・ヴォイサリオン『Mr.Prisoner』
・月組大劇場 グランステージ『夢現無双』
       /レビュー・エキゾチカ『クルンテープ 天使の都』
・月組東京 グランステージ『夢現無双』
       /レビュー・エキゾチカ『クルンテープ 天使の都』
・LE VELVETS CONCERT TOUR 2019「Because of you」~新たな旅路へ~
・逸翁コンサート 月影瞳 ~帰ってきたタカラジェンヌ~vol.68
・雪組大劇場 幕末ロマン『壬生義士伝』
       /ダイナミック・ショー『Music Revolution!』
・梅芸『レ・ミゼラブル』
・宙組東京 ミュージカル『オーシャンズ11』
・月組梅芸 ブロードウェイ・ミュージカル『ON THE TOWN』
・雪組東京 幕末ロマン『壬生義士伝』
      /ダイナミック・ショー『Music Revolution!』
・月組大劇場 UCCミュージカル
       『I AM FROM AUSTRIA-故郷は甘き調べ-』
・花組東京 Musical『A Fairy Tale -青い薔薇の精-』
      /レヴューロマン『シャルム!』
・雪組全国ツアー 宝塚ロマン『はばたけ黄金の翼よ』
         /ダイナミック・ショー『Music Revolution!』
・赤坂ACTシアター『ファントム~もうひとつのオペラ座の怪人~』
・月組東京 UCCミュージカル『I AM FROM AUSTRIA-故郷は甘き調べ-』
・星組ブリリアホール
   フレンチ・ミュージカル『ロックオペラ モーツァルト』

いや、もうすでに、前半戦平成の時代は一度振り返っているからか、それともみやちゃん(美弥るりか)の退団で、ひとつの時代が終わったからなのか、遠いとーおい昔の公演も載ってる気がする。

今年はファントムイヤーでした。
なかなか無いことだと思います。
こんなことなら、四季版も観ておけば4作品制覇になったのになー。

公演ごとの感想は、インスタにも時々書いているので、コピペでまとめようかな、とも思ったけど、とりあえずいいにしときます。
それより、以前から年間賞的な書き方をしたいなーと思っていたので、今年はその方法で。

2019年、一番泣いた公演は『壬生義士伝』かな。『レミ』かな。
この2作品、ムラ泊で続けて観ているのですが、なんで昨日も今日もびんぼーで泣かなきゃならないの!と怒っていました。
ほんと、とんでもなく泣かせて頂きました。
『壬生義士伝』は、東京でも観れたのですが、観劇前に「また、アホみたいに泣くんだろうな…」と憂鬱になった記憶もあります。なんじゃそりゃ。
『レミ』は、贔屓がバルジャン、という、貴重な体験をさせて頂きました。シュガー(LE VELVETS佐藤隆紀)ありがとう!素晴らしかったです。

2019年、一番混乱した公演はヴォイサリオン『Mr.Prisoner』。
舞台ですが、朗読劇なので、動きは最小限で三人が何役も演じる。
けれど、視覚に反して頭の中では、世界が広がっていき、どんどん引き込まれてしまいました。
そして音楽が、感情を加速させるんです。
あんなの初めての経験で、普段は使ってない脳の部分がフル稼働している感覚でした。
大好きな上川隆也さんの舞台、初めて観劇したのもすっごくうれしかったのですが、その喜び以上に、すごい舞台に出会えたことに感謝感謝。

2019年、一番楽しんじゃった公演は『Music Revolution!』。
ムラ東京全ツと合わせて5回観てるとね、出れそうな気がしてくる(それはない)。
終演後の、満足感と楽しかったなーという感覚が一番強いです。

2019年、久しぶり!な公演は、花組と星組です。
あ!今年は5組観てるのね。何年ぶりでしょう!(今頃気がつくヒト)
花組はみりおさん(明日海りお)のサヨナラ公演でしたから、静岡市民の務めで観に行きました。
ぜんぜん、みりおさんの公演観てこなかったからね。反省もしたんです。
とはいえ、最後まで相性悪くて、ホント笑えました。
ムラのチケットが取れていたのに、家庭内の事情で行けなくなり、せっかく取れた東京も、なぜそこにピンポイントで?という家庭内行事が入り、それでもなんとかねばって大事な用事の前日に、イチかバチかでやっと行く、という、もうこんなドタバタ観劇、二度と御免だわ。
そんなで、ゆっくりとした気持ちで見れたのは、みりおさんのお膝元静岡でのライブビューイングの時。
劇場では無かった感情がこみ上げてきて、号泣しているという、なんだか謎な観劇となりました。
星組は外箱なので、メンバーは半分ですけど、もうほぼ初めましての方々でした。
星はね『大王四神記』以来ですよ。大昔です。
本編のお芝居もすごく良かったのですが、フィナーレナンバーが楽しかった。
あぁ星組だよ!って思いました。(花の時にも思った、あぁ花組だよって)
これからは星組さんも観たいです。
けど、4組になると、いろいろと厳しい。
今まで3組でいっぱいいっぱいだったのに、来年も忙しそうな予感。というか、もうスケジュールが出ている部分だけで、だいぶ忙しい が確定しております。

2019年の月影瞳、は、マグノリアホールのコンサートにしか行けませんでした。
懐かしい曲と、初めて聞く曲。きんさん(朝峰ひかり)とのデュエット。それからトークも。
みんな楽しませて頂きました。
『雨の凱旋門』は、きんさん用のキーで編曲されてる話とかが印象に残ってます。
あぁそれから、以前東京のシャンソンライブで歌った『百万本のバラ』。
友人からすごさを聞いていたので、生で聞けてよかったー。お芝居の上手い人の歌、やっぱり好きです。
あんまり楽しすぎて、テンションあがっちゃって、やっぱりバタバタしてしまったのは反省だわ。(去年のるろ剣の時もそうだった。)
他にもぐんちゃんはたくさんお仕事されていたのに、これしか行けなかったのは本当に残念。
でも、マグノリアコンは絶対はずせない、という思いでいつもいるので、このチョイスは間違ってないんだけど。
来年は、1月と2月たて続けにご出演の舞台を観劇予定なので、今年の残念分を帳消しにしますっ!

2019年、やっぱり○○なの、は、やっぱりちゃぴが好きなの。
一年ぶりのちゃぴ(愛希れいか)。クリスティーヌ、すっごくかわいかった。
あ、エリザベートは、多分素直に観れないから(いろいろと幻覚をみる危険性が高すぎる)、遠慮しました。
そもそも『エリザベート』は、チケット難すぎ。
クリスティーヌ、あんまり役としては似合ってないんです、正直なところ。
でも、緻密な役作りと、そもそもの可愛らしさ。
もうそれで充分。それこそがちゃぴなのです。
ちゃぴはこれからも、年いちで観ていきたいです。
『フラッシュダンス』楽しみにしてます―。

2019年、一番ときめいたのは、『はばたけ黄金の翼よ』のだいきほコンビ。
だいもん(望海風斗)のヴィットリオと、まあやちゃん(真彩希帆)のクラリーチェ。
どちらもそもそものタイプではないと思うのですが、友人曰く「力業」で、あの古典作品を素晴らしく魅せてくれました。
上手い人って素晴らしい。
そして、あぁ宝塚観た!という満足感いっぱいでした。
この頃少ないからね、そういう作品。
トップコンビに、ホント、ときめかせて頂きました。
観ていてきゅんきゅんだったわ。

2019年、一番アホだと思ったのは、月組東京千秋楽の出待ち。
みやちゃん(美弥るりか)のサヨナラパレードは、私の晴れ女パワーも届かず、とんでもない雨降りでした。
号泣涙雨よ。
ライブビューイングのあと、必死で駆け付け、後ろの方の邪魔にならないように傘をたたみ、頭にタオルを乗っけて…書いてる文字見てるだけでアホだと改めて思うわ。
でも、アホは承知で、あの時はあれがかけがえのない大切な時間だったんです。
何事も後悔はしたくないし、できることの精一杯だったので。
美しすぎたみやちゃんの小次郎、何度も劇場で心に刻みました。
それまでのたくさんの役と一緒に、これからも私の宝物です。
観劇復帰してから、ずっと月組たくさん観てこれてよかった。
本当にありがとうございました。
と、お見送りしたのが6月のこと。
そしてみやちゃんご本人は、新たなる世界で再び輝いておられます。
東へ西へ、必死に追いかけ続ける友人の、なんと健気な事か…
私は、7月のクリエを楽しみにしてますー

そして2020年へ
すでに観劇が決まっているものもあり、絶対行くんだ!と予定しているものもあり、日程的に行けるのか?とまだまだ未定なものもあり。
そんな、楽しい!が2020年もパンパンに詰まっています。

あ、年内に書き終わった~(笑)

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宝塚ホテル。
2019年8月 1日 (木) いい日旅ぶみ, ぶみの宝塚とお芝居

2020年3月31日をもって、移転のため閉館する宝塚ホテルに、最後のお泊りをしてきました。

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私の宝塚観劇人生と共にあった宝塚ホテル。
5月14日からは、花のみちに建設中の新しい建物に移ります。
このところ、割合とコンスタントに大劇場に通っているので、建設予定地の駐車場が移転して、閉鎖されて、地下深く掘られて基礎を作って、建ちあがり始めて、と、景色が変っていくのを見てきています。
楽しみである反面、やはり気持ちは南口駅方面へ飛んでしまうのです。

そんなわけで、最後のお泊りは、ちゃんと一眼持参で、友人と館内をうろうろして、外観もぐるっと見て、思い残しの無いように時間を過ごしてきました。
が、撮った写真を見て、いろいろ疑問や宿題が見つかったので、館内うろうろはリベンジの予定(笑)。

観劇前にチェックインして、夜になってから、一眼kissちゃんを携えて、友人とお散歩に。

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奥のロビーを抜けて、外観も見て回り、正面玄関から館内へ。

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そしてお部屋に戻りました。

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なぜか、たかホでもワシントンでも、宝塚での宿泊の角部屋率が昔から高い私。
この日も、数年ぶりの宿泊にもかかわらず、お約束的角部屋でした。

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以前一緒に泊まった友人が「うるさいお客は角部屋で」と自虐で言ってたけど、いまだにブラックリストに入っているのだろうか(それはない、と、信じたい)。

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朝食もせっかくなのでホテルのビュッフェを。

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多分初めてだと思う・・・
たかホに泊まる時は、入りがあったり、並びがあったり、はたまたお仕事で疲れていて、一秒でも長く寝ていたかったりで、朝はゆっくりとれないことが多かったからね。

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この日は、梅芸まで移動だったけど、がんばって起きて(あくまで個人比)、ゆっくりたっぷり頂きました。

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館内をうろうろしてみて、あーもったいないなー、思ってきたけれど、いざ泊まってみると、いろいろなことが仕方ないのかな、と思えました。
水回りの老朽化や、ウォシュレットのボダンの無理な取り付けなど、なんだか見ていてかわいそうになってきました。
とてもきれいに使われていて、清掃されているけれど、でもどんなに丁寧に使っても、劣化を食い止めることはできませんから。
客室の壁紙のだぶつきなども、多分何度も張り替えても、もう直らないんじゃないかな。

以前宿泊していた頃は、たかホに泊まった夜は超安眠できて、目が覚めた瞬間、家かと思うくらい、が当たり前でいました。
けど、今回は、自分の寝返りの度に、ベッドのスプリングのきしむ音が気になって、安眠には程遠く…
なんだか少し寂しかったな…

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きっと、お客さまのエリアを最優先するから、バックヤードはもっといろいろあるんだろうな、などと余計なお世話なことまで考えちゃったりしました。

私、自分の勤めていたホテルが、建物的に満身創痍の状態で何年もいて、建て直しのため休業が決まった時、本当に安心したんです。
もちろん、大好きだったホテルが無くなってしまうのは本当に寂しかったけど(婚礼もやらなくなるしね)、でも、何にも事故などが起きず、お客さまに迷惑かけずに終わることができてよかったって。
そんなことがあったからか、ちょっと自分に重ねすぎて見てしまってるのかな。

上手く言えないのですが、新しくオープンするホテルも、今のホテルの素晴らしいところをたくさん引き継いで、また新しい歴史をどんどんつくっていって欲しいな、と、願わずにはいられません。
お仕事をされるホテルマンのみなさんは、そのまま新しいホテルに移られるわけですから、きっと大丈夫、と信じています。

おりしも今日は、新ホテルの宿泊予約受付開始日だったようで。
そちらも、またいつか、お世話になりますね。

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久しぶりにブログを書く件について。
2019年6月28日 (金) 管理人日記

久しぶりに書いています。
この頃はすっかりインスタばかりになっておりました。
けど、平成の時代が終わるときに、何かしたいな、と思って、前記事『平成×宝塚×ぶみ』前後編を書きました。

下書きを書いている時に、ちょうどココログは大規模システム変更?をしてまして、いろいろとトラブルも発生していたようで。
私自身も思うことあって、あぁ、引越すなら今かなと思い、引越し先を検討して仮オープンなぞもしてみたのですが、やっぱり出来上がりがしっくりこない・・・
そもそも既成のデザインに気に入るものがない。
細かいことを言えば、行間や文字の大きさも。
この現在の ぶみろぐ のページデザインや、見出し含めての文字の色は、できる限りで自分で作っています。
それと同じようには、他ブログでは作れなかったんです。

で、結局馴染のここに戻ってくる。ということになりました。
ま、性格的にあまりおおきな変化を求めないタイプですので。

改めて、ココログさん、よろしくお願いいたします。
そして、変わらずここを見に来てくださるあなたにも感謝を。
これからもどうぞご贔屓に。

観劇記録こそ、マメに残さなきゃな、と、前記事を書いた時に痛感しました。
そうそう、前記事の執筆には、劇団HPの過去公演一覧などを使っていたのですが、それを見ながら気になる作品がありました。
さえちゃん(彩輝直)主演のバウ『聖者の横顔』。
観た記憶があって、友人が取ってくれた席で、とか、観劇中にポーチを落として中身をばらまいてしまったとか、いろいろ外側は覚えているのに、公演の中身を全くなんにもカケラすら覚えていない、という、ものすごいギャップ。
当時一緒に観た友人に、上記の話をして、二人で記憶を掘り起こす作業をしたんです。
そしたら、なんと、私、HPでかっちり感想書いていました。こちらから、見れるかな。
もー、自分で呆れました。
書いてあっても、書いたことすら忘れてるってどういうことよ・・・(嘆)

ま、HPぶみわーるど は2000年の1月から書いていて、この ぶみろぐ は2006年3月から。
19年やってると、こんなこともあるさ。19才、歳を重ねているわけだしね。
ということにしてやってください。

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平成×宝塚×ぶみ。後編。
2019年6月17日 (月) ぶみの宝塚とお芝居

平成16年(2004)
久しぶりに全作品、大劇場か東宝で観た年です。そしてバウは一作品も観なかった。
この年のポイントは、雪組『スサノオ-創国の魁-』です。雪はずっと観てたけど、やっぱりコムちゃんに納得いかないまま観ていて。でもガイチさん出るから、と気合を入れて臨み、作品に上手く自分自身がリンクできて、人生観まで変わるほどの衝撃を受けました。長く観てても、こういう作品ってなかなかないかも。
以上。
と言いたいところですが、星組『花舞う長安-玄宗と楊貴妃-』のことも書かなきゃね。ダーリンケロ氏のさよなら公演でした。『ロマンチカ宝塚'04-ドルチェ・ヴィータ!』-はオギーなので超満足。大劇場はちゃんと自力で千秋楽が当たり、ダーリンのご挨拶も観ることができました。

平成17年(2005)
月組で『エリザベート』。さえちゃんトートうれしかった。新公観てるから母の気分でした。あさちゃんシシィ、キャスト出た時どびっくりだったけど、とてもがんばりました。そして、大好きなフランツヨーゼフⅠ世陛下にガイチさん。ずっとずっとガイチさんのフランツが観たかった。ガイチさんファンになってから、ずっと思い続けてました。夢が叶って幸せでした。
けど、次の公演、宙組『炎にくちづけを』『ネオ・ヴォヤージュ』がサヨナラ公演になってしまいました。ガイチさんにハマってから2年と半年でしたが、研6くらいからちゃんと記憶があって印象に残っていた生徒さんだったので、2年半という数字の期間以上に、心が充実してファンでいられた気がします。楽しかった。とっても。
花組日生『Ernest in Love』じゅりぴょんとあすかたんのカップルがすごくよくて、楽しい公演でした。

平成18年(2006)
ぐんちゃんの時代からずっと観てきた雪組と、ガイチさんが出ることが多くて観ていた宙組しか行かなくなった年。
宙『NEVER SAY GOODBYE -ある愛の軌跡-』でまりーさんが退団され、
雪『堕天使の涙』でコムちゃんまーちゃんが退団。『タランテラ!』と青年館『アルバトロス、南へ』はオギーの演出。この2作品をコムちゃんのことが好きな自分で観れてよかった。

平成19年(2007)
1月に宙『維新回天・竜馬伝! -硬派・坂本竜馬III-』『ザ・クラシック -I LOVE CHOPIN-』かしちゃんのお披露目サヨナラ公演。なぜか1列目のいいお席で堪能しました。
とうこちゃんあすかたんのお披露目公演と2作目『エル・アルコン-鷹-』。満を持してのとうこちゃんのトップ。うれしかったー。『エル・アルコン』はどうしても観たくて、なんだかいろいろやりくりして大劇場へ行った記憶が。
そして雪『エリザベート』。この前にウイーン版の来日公演を観た後の雪。ものすごくウイーン版に引っ張られてる感じの仕上がりでした。前回の月組で、あさちゃんがシシィの役作りのサイズをばーんと広げたところに、今作でとなみがその広がった部分で自由に爆発していたのがとても印象的。名作は生きていてどんどん変化をしていくのです。

平成20年(2008)
とってもかたより観劇モードに突入。
というより、選んでしか観に行けなくなってきたのがこの辺りから。
雪組『君を愛してる -Je t'aime-』『ミロワール -鏡のエンドレス・ドリームズ-』は確か東京しか観てないかな。コンビお披露目が『エリザベート』だったので、オリジナル作品でのちかとなみはとても楽しかったです。となみ雪に娘1として帰ってきてくれてよかった。
星組『THE SCARLET PIMPERNEL』これも東京のみ。すごくよかった!どきどきわくわくで、ほろっと泣けて。とうこあすかコンビはきっちり歌えて余りあるので、観ていてホント、安心できました。
雪組『ソロモンの指輪』は、後のお芝居『マリポーサの花』が長いものだったので、あっさりのショーでしたが、さすがオギーで、このショーも大好きでした。時間なかった日に、立ち見でショーだけ観た回も(笑)

平成21年(2009)
星組『My dear New Orleans』『ア ビヤント』とうこちゃんとあすかたんコンビのサヨナラ公演。泣いたーすごい泣いたー
雪組『風の錦絵』『ZORRO 仮面のメサイア』となみのサヨナラ公演。日本物のとなみは本物の日本人形で泣けたし、お芝居もすごく楽しかった。
月組『エリザベート』久しぶりに大劇場まで行きました。
あら、この年、他にも東京で何作も観てるわ。そこそこがんばったのね。

平成22年(2010)
宙組『カサブランカ』、雪組『ソルフェリーノの夜明け -アンリー・デュナンの生涯-』『Carnevale睡夢 -水面に浮かぶ風景-』で、観劇活動休止しました。
雪はゆみこちゃんのサヨナラだったから行きました。ショーは素敵だったけど、お芝居は別に…(失礼)。
こうやってずらずら思い出に残る作品を書いてきた中にあげるほどの印象も特になく。
けど、観劇復帰しなかったら、これが人生最後の観劇作品だったってことになるわけで。一応この時点でのターニングポイントになるので記載。

平成23年(2011)
平成24年(2012)

この二年はまるまる全くおやすみしてました。
スカイステージが観れるわけでもなく、雑誌も買っていなくて、ただ公式HPを見ていただけ。
ただ、ファン友達とは切れずにいれたので、いろんな話を聞かせてもらっていて。
とはいえ、話を聞いても行かなきゃーって気にはならなかったんですよね。というか、物理的に行けなかったんです。長く観てるとそういう時期もありますわ。自分のこと、家族のこといろいろ含めて、動けない時期というものは。
そんななかで、一作品、本当に行きたい!と思ったものが雪組『ロミオとジュリエット』。行きたい!というその時の思いが、今でも一つの指標になってます。
あの時、雪のロミジュリ観れなかったのに、これ(どうしようか迷ってる作品)は、それ(雪のロミジュリ)より観るに値するか!って。
一体なんの戦いなのさ(笑)

平成25年(2013)
2年10ヶ月の沈黙を破り、雪組中日公演で観劇復帰しました。
ちょうど、そうちゃんのお披露目だったし、演目が大好きな『若き日の唄は忘れじ』だったし(平成6年の欄参照)。復帰にはふさわしいかなって。
結局、この公演がとある事情で消化不良だったため、今(令和元年)に至る私の観劇人生第二幕が始まる羽目になってしまったのであります。
絶対かわいい娘役の公演が観たい!と、公式HPの生徒さんのプロフィール画像を何度も何度も見て、白羽の矢を立てたのが愛希れいかさん。
そして、タイミングよくまさおがトップ一人立ちで、しかも演目が『ルパン -ARSENE LUPIN-』。原作の『ルパン最後の恋』はモーリス・ルブランのルパンシリーズの最後の作品で、しかも少し前に発表されたばかりで、本も読んでみたかったところに、宝塚でやるのね!と、なにか仕組まれたかのような…
実のところ、まさおは下級生時代、あまり好きにはなれませんでした。平成19年の『エリザベート』のルキーニは論外だったし。
それでも私は観に行きたかった。
かわいい娘1の愛希さんを観たかった。
行きました。
ハマりました、まさおに。なんでそうなるかなー。
もちろんちゃぴもかわいくて、上手くて、文句なし。いや、ショーの姿はそれ以上。
それから、みゆちゃんもすごくかわいくて、ツボでした。
よかった、やっと私の居場所を見つけた、と嬉しかったのを覚えてます。
とはいえ、この年はこの2作品のみ。それでも記念の年になりました。

平成26年(2014)
月組梅芸『風と共に去りぬ』まさおのスカーレットがいい感じにぶっ壊れていて大好き。そして娘1がメラニーを演る意味が、ちゃぴメラニーを観ていてよーくわかりました。なんで昔からそうしてなかったんだろうってくらい。やっぱりメラニーとスカーレットは対等じゃなきゃ。
雪組東京『一夢庵風流記 前田慶次』『My Dream TAKARAZUKA』結局そうちゃんは、お披露目(中日だからプレ?)とサヨナラしか観れませんでした。ごめん。でも下級生時代のへなちょこえりたんから、とっても立派になった姿を拝見できてうれしかったです。
花組『エリザベート』。大劇場が全然チケット取れず、やっと東京で1回。神さまーありがとうございます、初演からの全観劇記録が途絶えずにいられました。しかしー公演はー(割愛)。ただひたすら、だいもんがすごかった。ということだけ記しておきます。静岡の☆みりおさん、私は相性が悪く残念であります。

平成27年(2015)
雪組東京『ルパン三世 -王妃の首飾りを追え!-』『ファンシー・ガイ!』ちぎちゃんお披露目。そして相手役が月から組替えでみゆちゃんに。いやー!私のみゆちゃん持って行かないでー。と泣きたいところですが、行先が雪なら、ま、いいか。雪娘1はかわいくて上手い子でなくてはなりません(絶対!)。
月組『1789-バスティーユの恋人たち-』は、まずポスターがかっこよすぎて、ほいほい大劇場まで行ってしまいました。東京も行って、久しぶりの複数回観劇。大劇場行ったのも平成19年の月組『エリザベート』(あさこさんがトートの)以来でした。
『1789』素晴らしかった。ハマりまくった。なぜなのか未だによくわからないけど大好き。トップの相手役が娘1じゃなくて、娘1とダブル主役だったのがとてもよかった。宝塚ってやっぱり男役ありきだから、この場合だとアントワネット役が小さく書きなおされてしまうか、2番手男役さんが演じることになりそうなのに、あえて、ちゃぴにそのまま演らせてくれて、それがまたとてもよかったのです。
ま、今ならちょっとだけ、みやちゃんのアントワネットにちゃぴのオランプちゃんも観たかったかも、なんて頭の片隅で考えたりもしますが。けど、アルトワ伯はみやちゃん以外考えられないので。
そのままの勢いで、月組『舞音-MANON-』も大劇場へ。まさおちゃぴががっつり組んでて、本当に素敵でした。みやちゃんのもう一人のシャルルもよかったー。
『GOLDEN JAZZ』も楽しかった。お芝居とショー、両方きっちり楽しめるって、宝塚の醍醐味だなぁと改めて思いました。

あと3年4ヶ月。がんばれ私。でもここからまた白熱するのよね、きっと。
今のところの(この記事の)傾向として、HP『ぶみわーるど』 を回していた頃に書いたことは、あまり深く触れていません。
けど、HPが更新不可能になり、ブログ『ぶみろぐ』に移ったころから、実は書ききれてなかった、という思いがこぼれ落ち、更にここ数年(観劇復帰後)は、どこにも何にも書いてなかったせいで、書き出したら止まらなくなっちゃってる感じー。
やっぱり、ちゃんとこつこつ書いとかなきゃだめだよ、私。

・・・と、ここまでが令和元年5月11日までに書き上げていた分。
白熱=時間がかかる、と自分でわかっていたため、ブレーキを踏み、一旦執筆ストップ。
そして6月9日の月組『夢現無双/クルンテープ』の千秋楽に向けての怒涛の観劇で、その間は丸々放置。
で、一旦ストップからちょうど1ヶ月。(そしてみやちゃんは退団してしまった…)
令和元年6月半ばとなりました。
はい、再開。

平成28年(2016)
東京で雪『るろうに剣心』、大劇場で月『NOBUNAGA<信長> -下天の夢-』『Forever LOVE!!』、宙『エリザベート』。
ん?だけかな。
『信長』はまさおのサヨナラ公演。ポスターが出た時点で、あ、ちゃぴは辞めないな、と確信しました。内容はともかく、まさおがやりたかった役ができてよかったな、と、みやちゃん、なぎなちゃん、くらまの三人が、本当に上手くなったなーと実感しました。まさおのトップ独りだちから(2公演見損ねたけど)月組の姿を観てこれて幸せでした。
『るろ剣』は、本当に楽しかった!一度しか観れなかったのが、とてもとても残念でした。役のイメージが、映画を観ていたのでそれで固まってしまっていて心配しましたが、それはそれ、これはこれ、始まってしまえばもう、舞台にパワーがありすぎて、それどころではなかった、のが正直な感想。さきちゃんのはじめちゃんと、れいこさまの蒼紫さま、かっこよかったー。(今“あおし”で変換したらちゃんと“蒼紫”が候補にあってびっくり)
宙の『エリザベート』。そもそも宙っていつぶり?(ゆうひさんの『カサブランカ』以来です) 一部の上級生を除いてほとんど初めましての方々で、なんというか、生徒さんを知らないせいか、役そのものでちゃんと観れた気がします。先入観がない『エリザベート』の観劇って初めてだわ。ずんこさんの時の“宙のエリザ”を踏襲していて、でも、まるでお見本のような、優等生な、本当によく出来た『エリザベート』だったなー。その前の花エリザで、もう観尽くしてしまったのだろうか…と自分を責めていましたが、いやいやそんなことはなかったわよ。充分新鮮に楽しませて頂きました。真風さんのフランツが、とってもやさしくて素敵でした。やっぱり陛下、大好きだわー
あ、この年は全ツ公演を2作品観ました。全ツ一年に2作品って過去あんまりなかったかも。片方が地元だったから、かな。
地元に来たのが、静岡の星・みりおさん率いる花組の『仮面のロマネスク』『Merodia -熱く美しき旋律-』。かめロマは、初演のゆきちゃんがとんでもなくかっこよくて、とっても良くできた作品で大好きだったんですけど、やっぱり私、みりおさんと相性悪くて、ホント勿体ない(悔)。
名古屋まで行ったのが、月『激情-ホセとカルメン-』『Apasionade!!III』。ちゃぴのカルメンが観たくて行きました。ちゃぴの相手役がまさおじゃない公演って初めて観たなー、と思った、ことを、漠然と覚えてます。ホントに漠然と、としか言いようがない…(歯切れ悪)。

平成29年(2017)
月組大劇場公演『グランドホテル』『カルーセル輪舞曲(ロンド)』で始まったこの年。
長ーいファン人生の中で、とても大きなターニングポイントとなる年、だった気がします。今思えば。
再演される作品ってたくさんあるし、その中でも再演が初見だったものもあり、初演も観たものもあり。
でも、『グランドホテル』がもう一度、この人生で観られるとは思っていなかったので、発表があった時には、頭が真っ白になりました。
それもこの時、月組でとは。
初演当時、月組が大好きで、それから長いファン人生、贔屓の組は贔屓の生徒と共に移動していき、ぐるっと月に戻ってきたこのタイミング。
あー、劇場の神さまがめぐりあわせてくれたんだな、と、心から感謝しました。
もう、前振りだけでこんな長いくらい(爆)。
・・・ちょっと落ち着こう。『グランドホテル』愛を語り続けると、ちっともこの記事終わらなくなるので、作品についてはまたどこかで。
この公演、絶対間違いはないだろう、ということで、初めて夫を連れて行きました。宝塚ってこんなもんか、みたいに思われたくはなくて、絶対絶対いい作品を初めてに選びたかったので、10年待たせました。
満を持して連れて行きましたが、小休憩、妻は横で死亡している、という(笑)。初演とまた違ったこみあげポイントが満載で、久しぶりに、客席明るくなったのに、まだうっぷして泣いている、ということをやらかしました。
あー、そういえば、某貸切公演だったので抽選会があったのに、回復した後すぐに席を立ってしまって、小休憩に席にいなかったんです。で、一応終演後、番号を確認に行ったら、なんと、3人のサイン寄せ書きが当たっていた!なんたるメモリアルー!!!
夫だけではなく、次の日、友人の娘さんも初めての宝塚で、いつも同伴の友人M子と4人で観劇しました。プチ同窓会~
で、またまた幕が下りたのに、ハンカチで顔を覆い、前かがみに倒れている私の頭上でコントが。
娘ちゃん「ぶみちゃん泣いてるー」
M子「いつものことだから・・・あれ、今日はちょっと長いなー」
娘ちゃん「昨日も観てるのにー」
3人「(爆笑)」
娘ちゃん、さすが関西育ち。ナイスな突っ込みだ。
登場人物がちゃんと分かる作品なので、月組生のお勉強になりました。(平成28年の宙エリザベートと逆パターンね。)これでだいぶ生徒さんを覚えました。
覚えたところで、次の月組は赤坂『瑠璃色の刻』。みやちゃん主演で、ヒロインがうみちゃんで、組替えでれいこさまがいらっしゃる。絶対観るんだー!とだいぶ暴れました。観れてよかった。拾う神に感謝です。
ちぎみゆサヨナラ公演、雪組『幕末太陽傳』『Dramatic “S”!』も大劇場で。幕開いて早いころに観に行ったため、サヨナラという感覚がないまま観ていたので、逆に、東京が終わるころ、みゆちゃんロスを引き起こすという・・・。
あ、次も大劇場。ひょっとしたらこの年は、一度も東宝劇場で観ていないのでは。
月大劇場『All for One~ダルタニアンと太陽王~』。すっごく楽しかった。原案はデュマの三銃士だけど、小池先生が温め続け、役者を得て初めて実現した、という作品。ホント、その通りで、みんな充て書きですか、ってくらい、役に合ってました。大劇場しか行かなかったの、ちょっと後悔・・・。
花青年館『はいからさんが通る』。新青年館初。ポスターを見て、観たい!と思い、チケットが取れたので行った、という作品。花組はみりおさんお披露目の『エリザベート』以来なので、もう、ほとんど初めましての方々ばかり。特別原作の大ファン、というわけではなかったけど、長い物語の部分だけをやるのではなく、ちゃんと初めから終わりまでの作品に仕上げていて、とっても壮大なものを観た気分になりました。ちょっとだけ花組のお勉強になったけど、続けて観るということにはならず。
ここから先も、相変わらず偏った観劇が続きます。
この年の見納めは、八王子まで行きました、月組全国ツアー『鳳凰伝-カラフとトゥーランドット-』『CRYSTAL TAKARAZUKA-イメージの結晶-』。『鳳凰伝』は初演を観ていないので初めて。ん、この前の月全ツも、初演はまりーさんの作品だったわね。(今気づいた…)やっぱり今回も、ちゃぴのトゥーランドット観たさに行きました。すごかったー、やっぱりちゃぴはすごいー。大熱演で、2階のバルコニー席で観てたのに圧倒されてしまいました。この日の八王子、すっごく寒かったのだけど、大興奮で帰ったのを覚えてます。
そしてやっぱり東宝劇場には一度も行っていなかった・・・そんな年あるんだ。

平成30年(2018)
雪新トップコンビお披露目は、大劇場へ行けなかったので、年明け東宝で。『ひかりふる路〜革命家、マクシミリアン・ロベスピエール〜』『SUPER VOYAGER! -希望の海へ-』。だいもんすごい。わかってたけど、すごい。こういうトップさんって、今までにいなかった気がする。こういうってどういう?と、言葉に上手くできないのですが、今までたくさんトップスターを見てきましたが、こんなすごい人っていない。作品もとっても素敵で、曲も美しいー(と思っていたらワイルドホーンさんでした)。フランス革命物は、過去作品(ベルばらとか1789とか、東宝ミュージカルのMとか)がごっちゃになって、分かりやすいのか分からなくなるのか、という難しさがあるけど、一人一人が役(というか人物)にとても合っていて、月の1798よりしっくりきた気がします。ショーもとっても楽しかった!ここ数年のショーって、スピード感あるし、盛りだくさんだけど、いまいち印象に残らなくって。でも、これは、あ、ほんとよかった、と思える作品でした。
雪組さんは、全ツも行きましたよ。だって『誠の群像』だもの。思い入れ強すぎるから複雑な気持ちかも、と心配しましたが、でも、発表になった時に観たい!と思った気持ちのまま、すんなり受け入れられました。だって名作だと思うし、だいもん×まあやちゃんだから。とにかく全ツはチケット難ですが、あるよ、と声をかけてくれた友人、ありがとう。同じぐんちゃんファンで、でも当時は知らない同士で、それが長い年月が流れて再演される時に並んで観てるって、とっても不思議。ちなみに、まだこの時点では、さきちゃんと翔くんの区別がいまいちつかない人でした(笑)。(五右衛門の人?次元の人?山南さんと榎本さん同じ人だよね、とか小休憩に言ってた。)
月組大劇場『カンパニー -努力、情熱、そして仲間たち-』『BADDY -悪党は月からやって来る-』。この公演は、いっぱいいろいろありすぎて、ここの数行で語れる話ではないんです(グランドホテル愛と、また別の意味で)。『カンパニー』もね、よかったんです。すごくね。けど、『BADDY』が凄過ぎて、完全に持ってかれてしまったという結果に。『BADDY』はね、問題作です。ストーリー仕立てのショーは『デパートメントストア』で経験済みですが、ジャンルが違うというか、規模が違うというか。完全にお芝居二本立てでしょ!大劇場の観劇では自分の中で処理しきれず、東京も行きましたよ。なんだかんだ言っても、東京月は『1789』以来なんです。でね、この辺りから、私ちょっとおかしかったんです(自覚症状なし。友人談による。)。小休憩に、ずっとたまきちについて語っていたんです。語ってたことは覚えてるんですけどね。たまきちって不思議だね。真ん中に立って、初めてちゃんと輝く人なんだって思うのよ、とか。だって、私が観劇復帰した『ルパン』の時はどこにいたか知らないし、『1789』はなんだか記憶にないし、『舞音』はぜんぜんちゃぴのお兄さんに見えないし、『NOBUNAGA』は、はぁ?これで二番手?と本気で思ってたし。けどね、『激情』のホセも、前述のような感想は持たなかったし、『グランドホテル』の男爵はすごく素敵でした(グラントホテルマジックだと思ってた)。ダルタニアンもカラフも良かったのよ。立派にトップさんだな、って思ったし。二番手時代って、いろんな役が来て一番面白い時で、それで満を持してトップになるのだけど、たまきちの、トップになる前となった後の格段の差がナゾだったのです。それが、この公演辺りで、真ん中だからこそ輝ける人なのかなって分かってきて。で、熱弁を振るっていた、わけです。そんな私に友人は『月雲の皇子』を観てね、とそっとささやいた・・・それが後に悪魔のささやきだったことがわかるわけですが(←ややフィクション)。
宙東京 『天は赤い河のほとり』 『シトラスの風 -Sunrise-』。宙組結成20年・・・あれから20年も経っちゃったんだ・・・あれから、の“あれ”とは、宙結成ではなく、ぐんちゃん含んだトップ娘役のシャッフルと、香港公演メンバーが組に帰ってこず、そのまま新組行き、という青天の霹靂、です。今思い出しても、深い深いため息が鼻から出てしまう・・・。
『天河』ファン(正確には篠原千絵ファン)なので行きましたよ。ポスター素敵だったし、新トップコンビお披露目だったし、真風さんのフランツ素敵だったし。『天河』すごかった。よくあれだけつっこんだ。えっと、演出は小柳先生、すごいです、褒めてあげます(原作ファンの上から目線かっ)。『はいからさん~』のもそうでしたが、あの長い話を、よく1時間半にまとめて、さらに私の大好きな、ネフェルティティ様の胸像の眼のシーンをちゃんとやってくださった。もー感謝しかありません。あっきーのネフェルティティ様の美しさに目眩をおぼえ、キキちゃんラムセスとあいちゃんマッティの原作以上のかっこよさにくらくらでした。ホント、観に行ってよかった。
この辺りから、月が主食、雪がおかず、宙がデザート、と言うようになりました(笑)。
雪組大劇場は、なぜか続けて雪組で思い入れの強すぎる作品、『凱旋門』。これも、生きている間に再演が観られると思ってなかったので、震えました。轟さんのラヴィックにまた会えるんだって。やっぱり名作は名作。けど、初演そのままやってほしかった。トップのだいもんが2番手役だから、って理由はわかるけど、歌う人は変わっても、楽曲はいじらないでほしかった。が、正直な感想。この再演を全く初めて観た人からしたらどうなんだろう。初演ほどの作品の圧力があったんだろうか。あの、静かで力強い、そして忘れがたいあの圧力。(やだ、泣けてきた。)ショー『Gato Bonito -ガトー・ボニート、美しい猫のような男-』がとてもよかったから、ちょっと気分転換できたかなーっという後味でした。
同じ時期、バウではちゃぴの主演『愛聖女 -Sainte♡d'amour-』。娘役主演作品は、平成13年月影瞳主演『Over The Moon』以来。って、なんで私の好きな娘役は、二人揃って退団前にそういうことになるわけ?!と、うれしいような寂しいような悲鳴をあげておりました。ぐんちゃんバウは月影瞳クロニクルと名打って、今までの楽曲を物語に載せてお話が進んでいきましたが、ちゃぴバウはちゃぴ主役のお芝居作品でした。楽しかったし、可愛かったし、月組生の勉強になったし、なによりちゃぴ自身がとても楽しそうで、その笑顔に胸がキュンとしました。ぐんちゃんの時とはまた違った感情で、この人の舞台観てこれてよかったな、と心から思いました。で、次はエリザベートだよん。
の前に、月組さん3つに分かれていたもう1グループ『雨に唄えば』も、とっても楽しませて頂きました。たまきちとみやちゃんの二人の信頼関係がそのまま舞台に乗っていて、役としてのコンピが本当に自然でした。たま×みや最高!リナちゃんのまゆぽんもとってもキュートでかわいかった!
月組『エリザベート -愛と死の輪舞-』。ちゃぴの退団発表と、バウ主演と、確か同時期に発表になり、え、あの健康優良児が黄泉の帝王って・・・と、頭の中に?が並んだまま迎えたMy初日。れいこさまファンの友人と一緒に、客席で、頭がパーになった。衝撃を受ける公演は今までいくつもあったけど、なんというか、あそこまでいろんな意味で頭がぶっ壊された経験はあまりない、いや初めてかも。初演もかなりの衝撃だったし、初めての再演も結構来たけど、ここまで私の頭を破壊することはなかったかと。(ねぇ、この数行で“壊”って漢字何回つかってるのよ。)なんなの、この『エリザベート』は!10回目の公演で、私にとっても10個目(あ、星は新公観てるから11個目)の『エリザベート』ですが、初めてです、トートに堕ちたのは。今まで(友人曰く)私の終演後の感想は、作品全体のこと、へーかのこと、シシィのこと、ルドルフのこと、という順番で割合だったのに、今回はずーーーっと閣下の話ばかりしている。完全にぶっ壊れました。そのぶっ壊れのまま東京公演へ。
ちゃぴのエリザベートは、粛々と、淡々と、ひたすらにエリザベートでした。もっといい意味ではっちゃけるかな、と思っていたのですが、ただもうエリザベートであるその姿に、感服しました。初見の後に読んだプログラムのちゃぴの言葉のまんまが舞台に乗っていて、ホントにすごい、と思いました。とにかく今回、ムラと東京と合わせて、『エリザベート』過去最高回数観劇をさせて頂き、身体に沁みこんでいる感覚を何度も味わいました。壊れた頭でどっぷり浸かって、でも心地いいの(壊れてるよ、ほんとに)。素晴らしい公演をありがとうございました。そして、ちゃぴよ、置き土産をありがとう。私はこれからたまきちファンとして月組を応援していくよ。
『エリザベート』でこの年は燃え尽きた、と思いきや、デザート宙がまだありました。日本物のショー『白鷺の城』とお芝居『異人たちのルネサンス -ダ・ヴィンチが描いた記憶-』。日本物のショー好きなのでうれしい。何年ぶりだろ。日本物はお衣装の楽しみもあり、今回はまどかちゃんのお衣装がみんな素敵でした。全部シャンテに展示してほしい(爆)。お久しぶりなミエコ姐さんも本当に素敵でした。『異人たちのルネサンス』は大好きなイタリア物。イタリア物もお衣装がね、素敵なのです。フィナーレも入れなければならないので、ぎゅうぎゅうに詰め込まれて、さらに駆け足で、なんだかいろいろともったいない・・・。フィナーレの男役さんのナンバーが、ものすごくかっこよくて、もう一度あれだけ観たいです。

平成31年(2019)
あと4ヶ月っ。
月組フォーラム『ON THE TOWN』で幕開きした年。バーンスタインのナンバーは、みんなどれも素敵で、だからこそ生オケがすごく嬉しかったー。とっても楽しかったんだけど、新たにもやもやを抱えることになりました。もやもや・・・公共の場では申し上げられませんのであしからず。(私も大人になった。)
雪組東京『ファントム』。だいもんの凄さがこれでもか、と感じられて、圧倒されちゃって小休憩も力が入らない感じでした。そしてわかった、というか友人と話していてすごく納得したのが、だいもんの持つ 陰 (陰陽のいん、ね)のパワー。あぁ、マキシムのあの部分や、土方さんのあの部分、そしてエリックは前編通して、と、ストンと自分の中でしっくり来ました。今まで、こんなトップさん初めてだわ、と思っていた“こんな”の部分はこれだったんだって。黒とは違うの、陰なのよ。エリックは決して黒くないし、むしろ真っ白だと思うのよ。だいきほの歌声は耳福の極で、いつまでも聞いていたい、と心から思わせてくれます。けどね、舞台がちょっと華美過ぎた気が・・・演出自体、ウェーバー版に引きずられてる感じの印象を受けました。全く違う物なのだから、全く違っていいと思うんですけど。個人的心残りとしては、あーさのフィリップが観られなかったこと。お熱が出まして、数人の友人にご迷惑をおかけしました。冬の観劇は、体調管理とお天気のよみが大事だと、改めて思った一件。
平成最後の宝塚観劇は、ぐるっと回って贔屓再びの月組となりました。『夢現無双 -吉川英治原作「宮本武蔵」より-』『クルンテープ 天使の都』を大劇場で。『夢現無双』のキャストが出た時、「また武蔵・・・」と思った私と、「また小次郎・・・」と思った友人。私たち『巌流』当時、とうこちゃんとケロちゃんのファンで、今はみやちゃんとたまきちのファン。おもしいこともあるもので。そして『巌流』も齋藤先生だったんですね(と、初観劇の帰りの新幹線内で気づく)。初日開いてすぐは、まだまだ、たまきち武蔵がみやちゃん小次郎を斬れるとこまでいけてない感じがあって。だからこそ、これから楽しみだな、と思えたり。けど、みやちゃんのサヨナラ公演となってしまったわけで、東京公演始まらなきゃいいのに、と思う、勝手なファン心もあり。月組公演の抱える個人的もやもやへの対処法なども編み出し、そして私の平成の観劇は終わりとなりました。

超長編でお送りしてきたこの記事前後編。
27年8ヶ月と22日の記録です。(日数のところはジョン卿風に読んでね。)
何日もかけて書いているのと、今までHPやブログで書いたことは省いたりしたため、書き方も論点も、どんどんズレまくりましたが、どこをとっても、私の平成×宝塚に間違いはないので、そのままアップします。
始まって1ヶ月半の令和の時代も、初観劇は月組で、それからずっと月漬けでした。
みやちゃんが退団して、他組もトップさんの退団が決まっていて、大きく動こうとしています。
それが宝塚の良さでもあり、それでこそが宝塚なのかな、と思ったりもします。
立ち止まらない、立ち止まれない、だからきっと、これからもファンとして走り続けていくのだろうな、と思います。
平成の時代に出会った宝物なんですよ、なんだかんだ言っても。

令和元年6月17日 やっと書き終えたよー。

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平成×宝塚×ぶみ。前編。
2019年4月11日 (木) ぶみのGG劇場, ぶみの宝塚とお芝居

平成が終わり、時代は令和へ。
題名の通りの記録をしておきたくて書き出しました。
本当は平成の終わりまでに書き上げたかったんだけどね。
♪計画どおりうまく運ぶ訳はない~ と歌うようになったのも、平成になってからです。
というか、そもそもぶみの観劇デビューは平成3年なのですけどね。

平成の時代のぶみの観た宝塚を、一年の流れと、印象に残ったもの、だらだらと書き連ねます。
もー、面倒だから、生徒さんは愛称のまんまで。
書き方の秩序も全くなしでゴー!

平成元年(1989)
テレビで見ただけだけど(WOWOWさんありがとう!)それも、正確には平成3年7月の初観劇以降にですが、『天使の微笑・悪魔の涙』小池先生の大劇場デビュー作。すてきだったー。いつか再演観たいけど、役者を選ぶからなー。

平成2年(1990)
上記と同じ時期にテレビで見ただけだけど『川霧の橋』『ル・ポアゾン 愛の媚薬』。月組好きになってからだからかな。お芝居もショーもすごく印象に残った。
『アポロンの迷宮』『ジーザス・ディアマンテ〜夢の王の夢〜』。お芝居とショーのバランスがとてもよくて、組のカラーってこういう物なんだ、と思った。

平成3年(1991)
いよいよデビューの年。
4月の地方公演雪組『ベルサイユのばら』が観れなくて・・・から始まって、7月の東京月組『ベルサイユのばら』。チケットを取ってくれた友人R嬢のおばあさまには、いくら感謝してもしきれない。
8月雪大劇場『華麗なるギャツビー』『ラバーズ・コンチェルト』。受験生が夏休みになにやってんだか。
11月月組バウ『たとえばそれは瞳の中の嵐のように』。友の会で取れた。
東宝・大劇場・バウと、3劇場デビュー。
10月月大劇場『銀の狼』友人たちを裏切りひとりで(従姉がお守りでついてきた。高校生だもんね。)行く。
11月花東京『ヴェネチアの紋章』チケット2枚しかとれず、今度は私が置いて行かれる。

平成4年(1992)
東宝公演全作品観た。4組だとそれも可能。
2月中日『華麗なるギャツビー』ともちゃん娘1。組替えを知ったときは泣いたけど、でも結果的には良かった!
10月雪組『忠臣蔵~花に散り雪の散り~』大劇場最終公演、そしてカリンチョさんサヨナラ公演。
その他『PUCK』『メモリーズ・オブ・ユー』『心の旅路』『ファンシー・タッチ』『ドニエプルの赤い罌粟』とか。
ドニエプルはぐんちゃんに出会った公演。強烈な印象だった。

平成5年(1993)
2月雪中日『ヴァレンチノ』伝説の作品に感動。
3月雪東京『忠臣蔵』前楽を観てそのままカリンチョさんのパレードまで。初・千秋楽の出待ち。
4月月組新大劇場初めて『グランドホテル』初めての初舞台生公演&初めてのブロードウェイミュージカル。頭が異次元に。
6月バウ月『ロストエンジェル』。『天使の微笑~』の伝説のメフィ。かなめさん美しすぎた。エリザベートの曲使ってたしー。そんなことでも印象深し。その時、シメさんのアキレス腱断裂で休演の話を知る。東京で復帰して、ちゃんと『うたかたの恋』ルドルフ観れてよかった。新公も初めて観た。のちにぶんちゃん好きになるとも知らずに。

平成6年(1994)
1月月大劇場『風と共に去りぬ』3日ほぼ徹夜で書き上げた卒論を提出してその足で向かった大劇場。駆け込みで、席に着いたら始まった。2階前列下手で、ゆりちゃんバトラーのせり上がりが衝撃過ぎて頭が壊れた。
2月星大劇場『若き日の唄は忘れじ』大劇場星組初。友人一同、幕が降りても泣きすぎて席から立てず。
6月星東京『ジャンプ・オリエント!』でぶんちゃんに堕ちた。
6月~8月月『エールの残照』大好きだー。
9月月日本青年館『WANTED』ノンちゃんバウ行けなかったから、青年館で観れて幸せでした。面白過ぎたし大泣きした。
12月星東京『カサノヴァ・夢のかたみ』『ラ・カンタータ』シメさんサヨナラ公演。素晴らしかった。ぐんちゃん星に組替え、新公ヒロイン。なんともいろんなことを考えさせられた新公だった。これがきっかけで、本気でぐんちゃんを応援するように。

平成7年(1995)
1月に阪神淡路大震災。ヤンさんみはるちゃんのサヨナラ公演大劇場が途中中止。仕事休めず知人に譲ったのは、地震の前日公演でした…友人二人は行ったのよね。私行ってたら泊まるつもりでいたの。人生ってどうなるかわからないねぇ。
震災当日の朝チケット発売日だったその次の月『ハートボイルドエッグ』と、星バウ『殉情』も中止。月は東京のみ。殉情は順延で5月に。ぶんちゃん初主演。やってくれてよかった・・・ぶん×ぐんは私の宝物。
星『国境のない地図』震災後大劇場再出発。1階後部、2階席ガラガラでショック。阪急沿線の景色を見ながら大劇場まで行ったから、それも仕方ないのもわかるけど。
4月~5月月ずんちゃんバウ『結末のかなた』。強烈な印象だった。え、これ宝塚?ってオープニングは忘れられない。
8月~9月大劇場月『ME AND MY GIRL』ゆりちゃんよしこちゃんさよなら。フィーバーしまくりで東京はやめた。だから10月バウ『ある日どこかで』が実質サヨナラだった。
12月ドラマシティ『Action!』本当に楽しかった!今でも12月になるとこの公演のこと思い出す。新幹線が雪で遅れて、開演に間に合わないかもって友人たちと超焦ったこととかも。

平成8年(1996)
1月青年館『殉情』再演。千秋楽最前列センター。すごすぎた。
3月大劇場『エリザベート-愛と死の輪舞-』初演。そして11月~12月星で再演。
エリザばっかの一年だけど、そんななか、ノンちゃんが2月中日『ME AND MY GIRL』、3月にトップ『CAN-CAN』。8月バウ『銀ちゃんの恋』。9-11月大劇場のみ『チェーザレ・ボルジア』。そして12月大劇場サヨナラ『バロンの末裔』。

平成9年(1997)
1月星バウ『武蔵野の露に消ゆとも』。行ったらぶんちゃん休演だって!
3月東京『エリザベート』であやかさま退団。
5-6月大劇場『誠の群像』『魅惑II -ネオ・エゴイスト!-』でぐんちゃんトップに。8月東京公演中に組替え発表。で、新組ができるんだってさー。これが旧東宝劇場の最後観劇でした。なんなのー。
アナログ時代だったからこその情報伝達スピードがいろいろな悲劇を生んだ年でした。
11月大劇場星組『ダル・レークの恋』伝説の作品の再演に心躍るもぐんちゃんがいないと悔し泣き。あばれた。
12月-翌年2月大劇場雪『春櫻賦』『Let's Jazz』ぐんちゃん雪トップお披露目。年をまたいでいたのは記憶がないのだけど、12月に行ったのは覚えてる。♪I remember youがクリスマスの歌だったから。どちらもいい作品で、少し怒りが収まったけど、気が晴れたかといえばウソになる。

平成10年(1998)
2月大劇場月『WEST SIDE STORY』。フィナーレがふつーのカーテンコールで新鮮。wss初めて舞台で生で観たけど、名作ってこういうのを言うんだと思った。曲が素晴らしすぎる。
東京3月星4月雪は帝劇を間借り。3月の星は、まだ観ながら燻ぶってたけど、4月の雪観てすっきりした。
宙大劇場行ったかなー、記憶がないなー(記録を調べる気もないなー)。
1000daysって数えるほどしか行かなかった。
バウ1月星『夜明けの天使たち』10月雪『凍てついた明日』いずれもオギー。やられたー。
9-10月大劇場月『黒い瞳』素敵だった。
10-12月大劇場宙『エリザベート』。まりーさんのシシィ再び。2回目観劇くらいの時に、いつもはパブロフの犬よろしく必ず泣いてしまっていた「夜のボート」で睡魔が・・・『エリザベート』3作目にして私の限界か、と心配する。だからかどうかもう記憶にないけど、東京は行かなかったのでじゅりぴょんルドルフが観れなかった。

平成11年(1999)
2-3月大劇場星『WEST SIDE STORY』。組が変わるとこうも変わるものか。
5-6月大劇場8-9月東京『螺旋のオルフェ』。大劇場が衝撃的過ぎたので、東京も行ったら、全然変わっててそれも衝撃。ダーリンとガイチさんの関係がすごく良くて、ハマった。よく考えると昔からガイチさん好きだったんだわ。
バウはシェイクスピアシリーズ『冬物語』『ロミオとジュリエット'99』『夢・シェイクスピア』『SAY IT AGAIN』4つも観てた!

平成12年(2000)
2-4月大劇場月『LUNA-月の伝言-』『BLUE・MOON・BLUE』すごく好きだった。
あと、5-6月大劇場星『美麗猫<ミラキャット>』も好きだった。
6-8月大劇場9-10月東京雪『デパートメント・ストア』『凱旋門』このセットも強烈でした。
12月赤坂ACT雪『月夜歌聲』これは別の意味で強烈。2番手3番手がシャッフルでわたるさんが雪で主演。コムちゃんやばすぎ。

平成13年(2001)
星組『花の業平』『夢は世界を翔けめぐる』新東宝劇場こけら落としが元日にあったので、この年だけ大劇場の初日が二日に。初日空いて二日目(1/3)に、1列目どセンターで観劇。
この年は、新東宝オープンで、上演の順番が大劇場→東宝ではない演目がいくつか…ややこしい!
雪組大劇場『猛き黄金の国』で久しぶりにぐんちゃんがぶんちゃんと同じ舞台に。わたるさんもいるよー。各組二番手三番手がごっそり専科行き大事件の産物ではありますが・・・
『パッサージュ』オギーのショーって素敵!ぷん×ぐんのトキメキを除いても、好きなショーの5本の指に入り続けるでしょう。
ベルばらも二組で上演があって、星はノルユリのさよならなので観に行き。
宙は人生初観劇と同日に同演目上演記念に観に行き、席も同じような2階上手サブセン前の方で、ちょっとご満悦。終演後、友人に「ちかちゃんアンドレカッコいい」とアホなメールをし、彼女からの返信は「楽しそうなので、今はなにも言いません」的な文面で私を気遣ってくれて、そのおかげでちょっと何かが起こってることは察し、帰宅して、ぐんちゃんの退団発表を知った(←説明が長い)。
雪組博多座『凱旋門』『パッサージュ』。初博多座。最初行こうかどうしようか迷ったけど、行って正解大正解。だって凱旋門とパッサージュだよ!ぐんちゃんの退団発表の後だし、ぶんちゃん雪組に組替えしたし、ボリスだし。行ってなかったらどれだけ後悔したことか…考えただけでも恐ろしいわ。
雪大劇場『愛 燃える -呉王夫差-』『Rose Garden』ぐんちゃんサヨナラ公演。轟さんも専科行き。
そしてダメ押し大事件。雪『Over The Moon-月影瞳クロニクル-』ぐんちゃん退団前にバウ主役!ゆうこちゃんに続いて娘役なのに主演!
その他バウは、星『イーハトーブ 夢』ねったんってやっぱりすごいと思ったし、ゆうかちゃんきれいって思ったし、くらりんかわいすぎって思ったし、そもそも作品がすごく素敵でした。
月『血と砂』ダーリンとゆうひさんのW主演。
退団発表、博多座、サヨナラ公演、バウ、と、私がんばった。この年はよくがんばった。でも、来年もがんばらなきゃならないことになったわけですが。

平成14年(2002)
1-2月は東宝でぐんちゃんサヨナラ公演。思い出ありすぎますが割愛。もう充分。
月組で『ガイズ&ドールズ』再演。楽しかった!くらりんときりやんの♪結婚するわ の歌大好き。
雪組大劇場『追憶のバルセロナ』『ON THE 5th』。ぶんちゃんのトップお披露目にしてサヨナラ公演。この話ももうあまり語りたくない。『追憶のバルセロナ』とてもいい作品でした。濃厚だし、重すぎないし。『ON THE 5th』ぶんちゃんとキャラはあってなかったけど、これもいい作品でした。
東宝との間に、赤坂BLITZでぶんちゃんライブ『YU EMAO LIVE IN BLITZ』に参戦。いっぱいいろいろ発散しました(笑)
ぶんぐんを見送り、ぐったり傷心のわたくし。
この年あとは…花で『エリザベート』。多分確か、大劇場へ行ったのだと思います。よく覚えてないや。
バウと東京特別公演などなど…『エイジ・オブ・イノセンス』が飛びのけてすごく印象的。女性が作って(植田景子脚本)、女性が演じたものを観ている女性が泣く、という理論。男性は泣けないんだって。と友人が言っていたのが印象的。

平成15年(2003)
ざっとこの年の演目一覧を見て、どの組もまんべんなくけっこうしっかり観ていた年だな、と思いました。
特記すべき作品は、星東京『ガラスの風景』『バビロン -浮遊する摩天楼-』。
星『王家に捧ぐ歌』。
星『巌流』かな。図らずも星ばかり。
『ガラスの風景』でガイチさんとそんちゃんのクレマン夫妻に思い入れをし過ぎて、ガイチさんにハマる、という事件発生。
『バビロン -浮遊する摩天楼-』はオギーのショー2作目。これも素晴らしかったし、みんな歌うまくて本当に客席で唸った。
『王家に捧ぐ歌』はわたるさんのお披露目。とうこちゃんのアイーダがすごすぎて、だんちゃんのアムネリス様が美しすぎて、ダーリンが組替えでとうこちゃんのお兄ちゃんだし、いろいろ大変でした。
『巌流』とうこちゃんの小次郎とダーリンの武蔵のつりあいがとてもよかった。今では同じくとうこちゃん主演の『花吹雪・恋吹雪』とごっちゃになるのですが(汗)。
『初風緑コンサート―Carmine―カーマイン』も行きました。だって、ガイチさんにはまっちゃったからね。

えー、まだ半分?!
平成の時代って長かったんだねぇ。とはいえ、ここ数年がぶつぶつ言うピーク、のはず。
がんばれ私。
というわけで続く!



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