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逆質問と書いて自己PRと読む
面接大好きっ子の私がその中でもとりわけ好きだった部分、それが逆質問です。
思い出すだけでわくわくしてしまう、、、
私のやっていたことが参考になりますと幸いです。
逆質問とは
気になることを聞く場
当然そうです。知りたいことや気になっていること、その職場についての想像の解像度を上げ、最適化するために必要な情報を集めることも目的のひとつだと思います。
(具体的にどんな質問文で質問するかについて気になる方は、こちらの記事を参照ください)
しかし、私が楽しかったところはそこではないです。
逆質問の推しポイント
結論はタイトルの通りです。
私が逆質問のときに目的として頭に置いていたことは、相手の困っていることを、私ならば解決できるんだと伝えること、です。
これを短く言い換えれば自己PRです。
私という商材を私がお客さん(面接官)に販売したい、そのような意識でセールストークをしていたと思ってもらっても問題ないです。
逆質問の準備のコツ
以前書いた記事と一部重複します。復習くらいに受け止めていただけると嬉しいです。
やること1: 仕事内容を想像する
ここで手元に準備したいのは求人票です。
仕事内容の項目を眺めて「この仕事をしていく中で大変そうなことはなにかな」という想像をします。
人が2人以上いれば、必ず調整が必要な場面が生まれると私は思っています。
また、お客さんが複数いればそれだけ、要望や対応する必要のある事柄が生まれるでしょう。
困っていることがない会社なんてないですし、課題のない会社に伸び代はないと思っています。
想像できない場合はこの記事の内容を参考にしてみてください。
やること2: 自分の経験の棚卸
面接は自分のことを自分の口で語る場です。
私にとって過去の経験は、小さなものもすべて、自分に必要な武器です。
間違った経験も、やってよかった選択も、選択する前に悩んだ時間も、選ばなかった選択肢ですら必要なものです。
棚卸で、自分がやってくれたことに意味づけをして、それを相手に伝える、これが面接の醍醐味です。
棚卸は丁寧に!
詳しいやり方はこちらの記事を参照ください。
やること3: 会社ごとに内容をカスタマイズ
前回の記事で、略歴は会社ごとにカスタマイズをしていたとお話ししました。
逆質問も同じく、会社ごとに変えます。
ちょっとだけ変えるだけでも大丈夫です。
やり方としては、まず求人票をそばに置きます。
次に、書類として提出している応募理由や自己PRを眺めます。
これらが下敷きになるイメージです。
続いて、用意している略歴のテンプレート(まだ準備していない方はこちらの記事を見てください)を広げます。
あとは、やること1で想像した”大変そうなこと”と、やること2で書き出した、”自分の経験”を照らし合わせます。
照らし合わせて、ビビッときた経験を逆質問用にします。
それ以外で応募したい仕事内容や応募条件に関連する、書きやすい経験を略歴に盛り込みます。
優先順位は、逆質問>略歴 で書類や質問事項を作っていました。
逆質問用の経験について、ただ唐突に話すだけ、では面接官も戸惑うと思います。
ならば、どのように逆質問のタイミングで伝えていたのか、最後に伝える流れについて書いていきたいと思います。
逆質問の流れについて
ここでは実際の逆質問の場面での話す流れについて、私が意識していたことを書きます。
お困りごとを理解する
一般企業の営業職など、目的を持ってお客さんと直接会話をするような職種には”深掘りのヒアリング”という言葉が存在します。
これは営業視点の目的や目標を達成するためのコツのようなものと私は理解しています。
私は逆質問で”深掘りのヒアリング”を意識していました。
なぜやるか、理由は簡単です。
相手に欲しいものの条件を挙げてもらうため
そして、あなたの欲しいものは私が持っています、と言うため
相手に、あ、本当ですね、あなたは私たちが困っていることを解決できちゃいますね、と思ってもらえるように会話をするため
です。
上記3つのために、質問をしていました。
ここで肝になってくる点は2つ。
ひとつは、準備段階で如何に精度高く大変そうなことを想像できるか、です。
もうひとつは、準備した想定の範囲だと思えるような困りごとを、相手から引き出すことができる質問を作る、という点です。
質問の作り方が分からない、という場合は、友達との会話でも良いので、
先に相手の答えに当たりをつける
↓
想定の回答をもらうための質問を考える
↓
相手に質問して、回答をもらう
↓
欲しい回答と大きくズレたなら、相手にどうやって聞かれたらこう答えた?と聞いて、質問内容を調整し、別の人に同じことをやってみる
という一連の流れを実施して訓練する方法もあります。
ここに関しては、慣れこそ強さになると私は思っています。
私自身、最初はできなかったです。
思っていたものと全然違う回答が返ってきて、あわわわ、と心の中で騒いぎながら面接を受けていたことも一度や二度ではありません。
けれども、こなしていくと、1回や2回目の質問で、相手から欲しい答えが引き出せなくても、相手の答えに対して追加で質問する勇気と度量が身につきます。
これが、深掘りのヒアリングと言われる所以だと勝手に納得しています。
難しそうと力んでしまった方は、まずは身近な人との会話を思い出して、あ、私普通にできていたわと思い直してください。
同じような困ったことに対する自分の経験を提示
欲しい答えが出たら、しめたものです。
私は、心の中でガッツポーズをしながら、
自分も同じ経験がありまして、そのときはこう考えて、やってみたら、こんな結果になりました
=私、解決できました、再現性あります。
と会話をする感じで、嬉々として話しました。
そういうアピール苦手、見え透いている感じがして、自慢に聞こえそうで、恥ずかしい、という方もいらっしゃると思います。
そういう方はぜひ、次の部分もお目通しください。
自慢で終わらない、伝えるための話し方のコツ
面接はマウント合戦ではない
やってきたことがどんなに素晴らしくとも、募集しているポジションで活躍できる、使える経験である、と、証明するような伝え方ができなければ、
うん、で、何が言いたいの?
すごいけど、うちには合わないね。
となってしまうのが、私の面接の好きな面です。
私は過去に、同じような職種の募集をしている複数の企業との面接で、それぞれに同じ経験内容について話したことがありますが、”証明”という意識が抜けていたときの面接中の肌感は、意識できていたときと比較して全然違いました。
そして、ことごとく不採用でした。
不採用の要因については、私の面接だけが原因とは言えませんが、この肌感
の違い、は、すごくシビアな評価だなあと当時も今も感じています。
前置きが長くなったので、ささっと書いていきましょう。
自慢で終わらない、つまり、言いたいだけで終わらないためのポイントは、たったの2つです。
定量的に話す
再現できることを伝える
1. 定量的に話す
数字を出すという方法があります。
残念なことに、この世界は数字で話をすると相手に伝わりやすいんです。
目標達成率100%
選考通過率 20%UP
30%削減にて業務効率UP
上記は例ですが、内容を聞きたいかどうか、短い時間で判断しなくてはいけない場面では、数字を出すのは大変効果があります。
ただ、大事なのは中身であるという部分は変わりません。
入りたいと思わせる入り口にする、そのために入り口には数字という装飾をつける、そんな気持ちで数字を使ってください。
2. 再現できることを伝える
採用担当者視点で考えると、素晴らしい経験をしている応募者さんについて、うちでは活躍が期待できるのかしら?という点が判断材料となってきます。
その経験、うちで再現できますか?
そんな質問をされたとして、どう答えるか、私自身そんな質問を念頭に置いて逆質問の準備をしていました。
できますとも!と言いたいならば、根拠を提示する必要があります。
知っていること、見てきたこと、やってみたこと、失敗したこと、なんでも、“できますとも”の根拠にするために使います。
“できますとも”という以上、採用されればそれをする必要が出てきます。
だから、経験を偽ったり、わからないことを雰囲気で話したりすることは避けました。
これだけ?と思った方、ぜひやってみてください。
やってみた後でも本当に、これだけ?と言えるでしょうか。
Let’s challenge!