おてきまり

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  • tsunagari インタビュー【個人事業主・経営者様向け】

    【「あなただから」語れるストーリーを引き出し、紡ぐ】をコンセプトに、お一人おひとりの人生を棚卸ししながら、「あなただから」語れるストーリーを紡いでいます。起業への原点と、これまで大切にしてきた想いを起点に、あなたと事業のこれからをサポートします。

  • 島ぐらしエッセイ🕊

    種子島、ときどきお隣の屋久島、口永良部島より気ままなお便りをお送りします🕊

  • 今日は未来に一番近い日〜島に生きるおじい・おばあとの物語

    種子島の祖父母との暮らしは、「同じ日は一日もない」ことをわたしに教えてくれました。そんな祖父母の物語を綴ります。

  • 自己紹介

    おてきまりについて自己紹介させていただきます。

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お仕事実績/ご依頼について(2024.09.11更新)

はじめまして、インタビューライター の樗木真理(おてき まり)と申します。こちらのページをご覧いただきありがとうございます! この記事には、簡単な自己紹介やお仕事実績、お問い合わせ先などをまとめています。 お力になれそうなお仕事がありましたら、下記フォームからお気軽にお問い合わせください。 お問い合わせフォームはこちら プロフィールご協力できること一回一回のご縁を大切にしながら、丁寧なコミュニケーションを大切にしています。 ご依頼いただいたことにお応えすることはもち

    • 【11月開催!】Color-ful たねがしま 〜誰しもが「らしく」生きていける地域へ〜

      種子島に住む一人ひとりが、子どもも大人も、「こうあるべき」にとらわれず、自分を大切にしながら周りや地域と繋がっていけますように。年代や立場を超えて、お互いの「ちがい」を知って学び合い、それぞれが生まれ持つ個性を認めあい、共創していくための風土づくりの一歩となれば…そんな想いを胸に準備してきた催しが明日からスタートします。 開催のきっかけと想い種子島は、少子高齢化はじめ様々な地域課題が先鋭化していますが、"人のパワー"が溢れる島です。 昔から、国内外からの移住者や来訪者

      • 人間というのは想いが大事で、思わんものは何にもならんからな。

        「人間というのは想いが大事で 思わん人はなんにもならんからな。 願えば10年先には形ができている。 人のために大きく働けば働くほど大きくなる。」 とある日の取材。種子島でお菓子づくり70年、郷土愛溢れる社長が、とつとつとお話してくださった。 前屈みで今にも倒れてしまいそうなのに、心の炎はまだまだ燃えている。 * 生まれ故郷に帰ってから、自分とは30歳以上も年が離れた方々に囲まれることが多いせいか、65歳から人生の本番なんじゃないかと思っている。先人たちの熱量が凄

        • あったかくて優しい文章を紡げる人でありたい

          「あんたの文章は、読みやすいし、優しい」 この前、母と喧嘩している最中に突然言われた。なぜ喧嘩中にそんな話になったのか詳しいことは忘れてしまったのだが、母は4年前に私が毎日綴っていたブログを読んでいて、そのことを思い出したらしかった。 * 私がブログやらSNSで発信をはじめたのは4年前で、コロナ禍でSNS起業が流行っていた。母にそのことを伝えていなかったが、どこから情報がまわったのか、ブログを見つけて密かに読んでいたようだ。 当時のわたしは東京にいて、いわゆる起業塾に

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        記事

          青は一色じゃなくて、いろんな青がある

          種子島はもう真夏。日に日に増してくる日照りに、島の夏を感じます。 島は海からの風が吹いてくるので、都会の暑さに比べたらまだましなのかもしれません。だけど日差しの強さはさすが南国です。 紫陽花が咲き乱れる梅雨時期から夏にかけて、自然の色が濃くなって、エネルギー溢れる島になるんです。 個人的には夏の海の青さがすごく好きです✨ 海は青、山は緑、ってイメージがあるけど、ここで暮らしていると、青も緑も一色じゃなくて、いろんな青や緑があるんだなと知ることができます。 海、夕焼け

          青は一色じゃなくて、いろんな青がある

          「習い事しなくても、全てこの島で学べるじゃん」

          本日から森林浴ガイド養成講座に通っています。深呼吸・辻さんによる屋久島島民向けの養成講座。種子島在住の私も参加させていただくことに。 参加者は私も含む5人。たまたまこの5人だったけど、この5人だったことには意味があるのだろうと思う。 私以外の4人は移住者で、「子育て」のためというのも移住した理由の一つだったそう。 関東から小学生の娘さんと移住してきた女性がこんなことをおっしゃっていました。 「屋久島にずっと住んでいる人は『習い事の選択肢が少ない』っていうけれど、習い事

          「習い事しなくても、全てこの島で学べるじゃん」

          アレルギー体質の息子のために始めたオーガニック和紅茶

          昨日ご紹介させていただいた種子島はお茶栽培。緑茶はもちろんのこと、紅茶や発酵茶等の製造・販売も行っています。 昨今の和紅茶ブームも相まってか、最近は島内でも和紅茶を飲む人が増えてきたような気がします。特に松下製茶さんでは、農薬や除草剤を一切使用せず、無農薬にこだわった和紅茶を製造・販売していて、島外からの注文も多いそう。 松下製茶さんは現在、4代目であるお父様を中心に経営されていますが、最近は5代目の息子さんも跡を継ぐことを見据えて本格的に経営に携わっています。 農薬・

          アレルギー体質の息子のために始めたオーガニック和紅茶

          日本一早い新茶の里、鹿児島県種子島

          種子島は今、お茶シーズンです。 種子島にお茶のイメージってないのではないでしょうか? (実は私もバスガイドを始めるまで、島でお茶栽培が行われてるって知りませんでした……) 「日本一早い新茶の里」と言われていて、一番茶はその年の全国の茶葉の価格や生産量の目安になっています。 * 始まりは明治時代。 当時この島に静岡から赴任していた役人さんが、種子島でもお茶栽培ができるかもしれないと思い、地元静岡のお茶農家を呼び寄せました。 松下七助を筆頭に数名が移住し、適地を探して

          日本一早い新茶の里、鹿児島県種子島

          たった一人の在り方が与える影響は、 小さいようですごく大きい。

          今日は島のとある校区の区長さんのお話。 * 今年から地域の男女共同参画推進員になりまして、県から派遣された講師のもとでセミナーを受ける機会が多々あります。その時よく一緒になるのが70代のNさん。 もともとは市役所の職員で、定年退職後は農業をやりながら、区長やらその他様々な役員を引き受けていらっしゃいます。 * 3月のセミナーでも一緒のチームになり、行政職員やら集落支援員やらを交えてワークを行いました。 確か、テーマが”地域や職場で感じるジェンダーギャップ”で、それ

          たった一人の在り方が与える影響は、 小さいようですごく大きい。

          島暮らしは「胆力」が鍛えられる

          先月、屋久島からあるご夫婦が種子島にご来島された。昨年、神奈川県から屋久島に移住してきたそうで、島で出会った種子島牛乳がとても美味しく感動し、産地へ行きたい!と思い立ったとのこと。ようこそおじゃりもうせ〜! 実際の牧場を見てみたかったそうだが、牧場は衛生管理が厳しく、酪農家さんは早朝から深夜までお忙しいこともあり訪問は叶わず。代わりに、島の牛乳からチーズをつくり、そのチーズでケーキを製造しているお菓子屋さんとお話しできたとのことで、途中から合流した私にも1日の出来事を楽しそ

          島暮らしは「胆力」が鍛えられる

          「成長できる環境」を選ぶことを辞めた

          20代の頃、仕事・職場を選ぶ基準は「成長できるかどうか」だった。 具体的にどう成長したいかまでは考えきれていなかったけれど、適度に負荷がかかる環境で、順調に昇進して、リーダー的ポジションを任せてもらえるような人になるんだ!と思っていた。 決してデキる新人ではなかったと思うが、やる気だけは人一倍あったので、会社の先輩からは可愛がっていただいた。前のめりな姿勢を評価してもらい、いろんな仕事を任せていただけることが嬉しく、忙しくも充実した日々のことは今でも覚えている。 しかし

          「成長できる環境」を選ぶことを辞めた

          ”のんびり島暮らし”、なんて幻想的すぎる?

          「南の島でのんびり暮らしたいな〜」なんて思ったことはないだろうか。私の周りだけで数人がこの言葉を発しているのを聞いたことがあるので、ふと考えたことがある人は少なくないのかもしれない。 そして今、私は鹿児島県の離島・種子島に住んでいる。ここが私の生まれた場所であり、高校まで過ごした故郷だ。この島も、沖縄県ほど南ではないが、本土最南端の県に位置しているので、南の島と言えるのだろう。 今日はこの種子島から、実際の南の島暮らしのリアルをお伝えしようと思う。ただ、私の主観が多く含ま

          ”のんびり島暮らし”、なんて幻想的すぎる?

          一生忘れないであろう添乗員さんとの出会い

          昨日は2024年初回のバスガイド。その時ご一緒させていただいた添乗員Aさんがとっても素敵だったので勝手ながら紹介させていただこうと思う。 昨日は鹿児島からのお客様。22名の皆様と添乗員Aさんを乗せて、種子島を北から南へと一日旅をした。いつも港や空港でお客様を待っているときはドキドキ。 一番最初に出てくるのは添乗員さんなので、まずその人がどんな人かでドキドキは高まりもするし、ホッとすることもある。今回のAさんは笑顔で空港のゲートから出ていらしたので、ひとまずホッと一安心。

          一生忘れないであろう添乗員さんとの出会い

          「ikigai」は幸せな人生を送る秘訣

          昨年11月に屋久島へ行ったときにたまたま参加したシンポジウムで、脳科学者 茂木健一郎さんの講演を聴くことができました。(テレビ等で観ていたあのまんまのお姿でした^^)茂木さんは屋久島おおぞら高等学校の校長先生を務めていらっしゃるそう。その茂木さんが初めて英語で執筆されたというご著書「生きがい(ikigai)」の日本語版を最近読んでいます。 脳科学者である茂木さんが、一見、全くフィールド外のような「生きがい」について本を書かれたという点も興味深かったのですが、寿司、相撲、アニ

          「ikigai」は幸せな人生を送る秘訣

          宝いっぱいの島で子どもたちの凸凹な個性を伸ばし未来へ種子をまく「こどもの家 アトリエtempo♬」

          集団の中で見過ごされがちな子どもたちの凸凹を大切にしたい。辿り着いた「モンテッソーリメソッド」 保育に関わりはじめて10年以上がたちます。最初に就職したのは、メディアにも取り上げられるような有名なマンモス幼稚園。500人以上の子どもたちと、毎日12時間以上を園で過ごすめまぐるしい日々の中で、学んだこともたくさんありますが、先生同士の関係性や、子どもたちとの向き合い方に悩み苦しんでいた時期でもありました。 日々の忙しさで先生たちは余裕を失い、それを子どもたちが気にしているこ

          宝いっぱいの島で子どもたちの凸凹な個性を伸ばし未来へ種子をまく「こどもの家 アトリエtempo♬」

          疎開以来、70年ぶりのご来島。「やっと来ることができました」

          「小学1、2年生くらいの時にね、種子島に疎開していたの。宇宙センターのところに疎開先があって、死ぬまでにもう一度行きたいと思っていたのよね。やっと来れました。」 夏前にバスガイドをさせていただいた時のこと。久々に30名超えのお客様を目の前にして、コロナがやっと明けてきて、コロナ前の活気が戻りつつあることに嬉しさを噛み締めながら臨んでいました。 その中に乗っていた関西から70歳後半のおばあちゃん👵とお孫さん。おばあちゃんのは遠い昔、第二次世界大戦中に種子島に住んでいたご経験

          疎開以来、70年ぶりのご来島。「やっと来ることができました」