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難解英単語の話

今日は今までに出会った中で特に印象的だった2つの難解英単語のお話。

アメリカ・カナダの大学入学に必要な英語力試験としてミシガンテストというのがあるのだが、20年ほど前ラスベガスに留学した際にこのテストを受けたことがある。日本ではかなり英単語の勉強をし、語彙力には多少なりとも自信はあったのだが、ひとたびミシガンテストを受けてみるとそんな自信は木っ端微塵に砕け散った。とにかく難しく、気が滅入りそうな感じ。分からない英単語が出て来るたびに辞書を引くということをひたすら繰り返した。そんな中、4択の問題で出てきた引っ掛け英単語で、辞書で調べて思わず「!」となった印象的な英単語を2つ紹介する。一つ目は、

hemlock

という英単語。いかにもありそうな感じなのに意味を知らなかった自分を一瞬悔やんだが、辞書を引いて、こりゃ分かるわけない!と開き直ったものだ。というのも辞書によると、

ドクニンジン(毒人参)は、セリ科の有毒植物のひとつ。多年草で薬草として使われる。哲学者ソクラテスの処刑に毒薬として用いられたことが知られており、茎の赤い斑点は、ヨーロッパでは「ソクラテスの血」と呼ばれることもある。

とあり、さらに意味深な花言葉の説明も。

「あなたは私の命取り」「あなたは私を死なせる」

なんていう実に恐ろしいことが辞書に書いてあった。この時、間違ってもドクニンジンの花を人にプレゼントしてはいけないことを学んだ。ミシガンテストそっちのけで、思わずhemlockの意味そのものに興味を持ってしまった。

もう一つは、

palindrome

という英単語。これ、日本語に直すと「回文」という意味で、"たけやぶやけた"のように逆から読んでも同じ読み方になる言葉。もう、こんな英単語に出会ってしまうとミシガンテストの勉強どころではなく、ひたすら色んな回文を調べちゃう始末。なんて意地悪な選択肢!(嫌いじゃない♪)その時英語にも回文があるということを初めて知った。有名どころでいうと、

Madam, I’m Adam.

なんてのがある。カンマやアポストロフィーまで回文の一部になっていることに驚いた。当然英語だけでなく日本語の回分も調べちゃうわけで。そんな中、素晴らしい回文に出会ってしまった。

世の中ね、顔かお金かなのよ

なんてアイロニーたっぷりの完璧な回文!「肉の多い大乃国」も好きだけど、やはりこちらに軍配があがる。結局様々な面白単語に夢中になってしまい、ミシガンテストは8回も受ける羽目に。。。

他にも皆さんの知ってる面白英単語(熟語)があれば是非教えてほしい!

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