SNY『 (未定)』

新型コロナウイルス感染症の影響により、ステイホームが呼び掛けられる2020年春の大型連休(ゴールデンウィーク)、いかがお過ごしだろうか。これから始まるノンフィクションの綴りは、光と影、明と暗を繰り返しながら生きてきた私の実話である。

SNY『 (未定)』

新型コロナウイルス感染症の影響により、ステイホームが呼び掛けられる2020年春の大型連休(ゴールデンウィーク)、いかがお過ごしだろうか。これから始まるノンフィクションの綴りは、光と影、明と暗を繰り返しながら生きてきた私の実話である。

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第1回 1997年5月1日「運命の日」

その年の3月に高校を卒業し、4月から東京の大学へ進学していた私は、旅立ちを笑顔で見送った次男坊の不在を寂しがる母の意を汲み、最初の大型連休たるGWを地元で過ごしていた。 1997年5月1日、日付が変わったばかりの国道を北から南へ走る救急車のサイレンが耳に入ってきた。確か少し前に北へ走っていくサイレンを聞いた気がした。 (早いな。こんな時間に、事故かな?)心のなかでふと、そう思ったことを覚えている。 当時、私の両耳のイヤホンから大音量で流れていたのはJUDY&MARYの最