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わかりやすさとカッコよさ 伝統文化に触れる 盛岡さんさ踊り
今回は8月2日に見てきた「盛岡さんさ踊り」についてです。
何年もの間「生でみたいな~」と思っていたのですが、行動しなきゃ絶対に無理だということで見てきました。紫波町でのオガール祭りと同時期だったのは本当にありがたかったです。
・なぜ「盛岡さんさ踊り」?
最近は中々参加できていませんでしたが、10数年前からマーケティングの勉強会に参加しておりました。その勉強会は元阪急百貨店に勤めておられたかたを先生に、いろんな業種、いろんな年代の方が参加する刺激的なものです。その勉強会の忘年会(新年会?)に当時岩手県大阪事務所で勤めていた岩手県職員がさんさ踊りをご披露くださったのです。それがずっと心に残っていて、いつか「現地でみたいなー」と定期的に動画をみて考えていました。
そして、いつまでも思ってばかりではダメで、思い切って行ってみようということで行ってみることにしました。
・どんな感じでやってる?
当日の流れを写真で見ていきましょう。
まずは「おもてなしさんさ」ということで盛岡駅前にて。
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次に盛岡市民文化ホール(マリオス)に移動して、「伝統さんさ踊り競演会」を鑑賞。行ったタイミングが、ミスさんさ踊り&さんさ太鼓連の皆さんの演技でした。涼しい会場で各団体のさんさ踊りを見ることができました。
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そして、いよいよパレード会場である中央通りに移動。
開始の18時からまだ時間はありますが、すでに多くの見物客が今か今かと待っています。
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・どれくらいの盛り上がり?
事前に過去の動画などをみて楽しんでいましたが、やはり画面からではわからない感覚はどんなことにも言えるかな、と思います。
まずは駅前での「おもてなしさんさ」ですが、会場もそれほど広いわけではありませんが、やはりそこは駅前。始まる直前には多くの人が集まり、各団体の演技をみていました。
次に、盛岡市民文化ホールでの競演会は、団体の観光客であろう人たちも多く、駅前での客層とは少し違ったように感じました。ホール内の席は6割くらいかなーという埋まり具合でした。
最後にパレード会場ですが、さすがにメインというだけあり、会場までの道中での人の多さ、各店舗から店前で屋台をだしていたり、各種団体が飲食物を提供していたりと、かなりの盛り上がりを見せていました。
少し驚いたのが、18時からパレードが始まるはずなのに、17時50分を過ぎても普通に中央通りは車が走っていたこと。他のイベントではかなり前から交通規制が入るような気がしますが、本当にギリギリまで車が走っていて、18時直前でパタッとその流れがとまり、18時にミスさんさ集団&さんさ太鼓連のみなさんがスタートするというオペレーションの完璧さ。
始まったら20時までほぼ休みなく続くという参加団体の多さが本当に地域として大事にしているものなんだなということがよくわかりました。
最終はける前に有料観覧席から離れたのですが、同じ目線でみるさんさ踊りも全然体感として違うものでした。太鼓の振動が直に伝わってくる感じが違います。もし、次回があるのでしたら、1日は観覧席でじっくりと、もう1日は同じ目線で体験・体感してみたいなと思いました。
・まとめ
今回盛岡さんさ踊りを見てきて大切に思ったのが、タイトルに有るように
「わかりやすさ」と「カッコよさ」です。
とかく、伝統的なものは「何をやってるかよくわからない」「補助ありき」なものが多いですが、古今東西、エンタメも文化も勃興を繰り返すのは至極当たり前で、自分たちの力で残そう!という意識がなく、伝統だから、文化だからで残すのは誰も幸せにならないですね。
今年も新しい踊りが披露されたように、伝統であっても進化・深化は必要だな、と改めて感じた旅でした。