ドライブデート
車が好きな男として、ドライブデートとは好きな車で好きな人と一緒に過ごす至福な時間である、といいたいところですが、実はそうでもないのですよ、という話です。
理由はただ一つ、助手席に誰かいるだけで緊張するから。大袈裟な言い方になりますが、隣にいるのが赤の他人であれ、仲の良い友人であれ、好きな人であれ、自分が運転している以上は命を預かってるつもりでいるのですよ。
運転するという行為は周囲に気を配り、集中する必要があるというのに、好きな人が隣いると更に気を遣うため、それはそれはもう疲れる。車内も車外も気を配っているわけですから。
そして、女性というのはなぜか運転中に真面目な話だったり、ややこしい質問をしてくる。例えば将来のこととか、なぜ今なの?と思わず声を大にして言いたくなるのをグッと我慢するような話題を、僕が運転に集中している最中に振ってくるわけですよ。
いやいやいや、勘弁してよ、でございます。
隣に誰もいなければ、会話に集中する必要もなく、ただひたすらに運転だけをしていれば良いわけで。純粋に運転をするなら、1人のほうが全然気が楽なのですよ。
そうはいっても、一人でどこかに行っても仕方ないときはあるし、誰かと一緒だから行ける場所もあることは確か。
だから、何の目的地もなくドライブするデートでは少なくとも無しで、目的地までの車内では寝てもらうくらいの勢いとしてもらい、どこか目的地のために一緒に行くようなドライブが気が楽でいいな、とずーっと思ってるわけです。
つまり、車内での僕は言葉少なめなので、車内で会話がなくても気にしない人が僕は大好きです。