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運転すること
最近、自動運転が注目されています。アメリカのテスラ社が先んじて導入していますが、どの自動車メーカーもこの分野に注力している状況です。
ところが僕のような「趣味:ドライブ」という人たちにとって、この自動運転の流れはあまり歓迎されていません。「運転する喜びがないなんて!」「勝手に運転されるなんて気持ち悪い」というネガティブな反応が多いわけです。仕方ないですよね。自分で運転することが楽しいのに、それを否定されるような流れになっているのですから。
でも、僕自身はこの流れは必須だと思っています。世の中の多くの人は運転が好きというわけではなく、生活のために怖いけど仕方なく運転している人もたくさんいるわけで。高齢者による事故のニュースを聞くたびに、自動運転で救えるよね?と思いますもの。
と、そんな自動運転の話をしたいわけではなく、なぜ運転が好きなのか、という話を少しします。
ドライブ好きは大きくわけて2種類いると思っています。
1つ目が「クルマというプライベート空間が好き」という人です。一人だったり、家族や恋人、友達といった人たちで移動する空間は心地よいものです。僕も小さな頃は年に1回のクルマで行く家族旅行がそれはそれは楽しみでしたし、気持ちが滅入った時に好きな音楽を聴きながら一人で運転に集中していると気分転換にもなります。この空間、時間が大切だったりするのですよ。どこかに行くことが目的ではなく、実は移動手段が一番大切だったりするのです。
もう1つが「運転そのものが好き」という稀な人です。これはどういうことかというと、自分の思った通りにクルマを操る喜びとでも言えばいいのかな。スポーツカーなんかに乗っていると、この操る喜びを得ることができます。誤解しないで欲しいのはスピードを出すこと自体が喜びではないということ。例えば、山道を走っていて、カーブが迫ってきたらブレーキをかけてシフトダウン、間髪入れずにハンドルを切って、自分が思った方向にクルマが進んでいく、、、これが「運転そのものが好き」の中身です。これは本当にクルマや運転が好きで、練習や経験を積まないと得られない喜びかもしれませんが、だからこそいいわけで。
ちなみに、僕は両方当てはまりますが、どちらかといえば後者です。基本的に後者がベースとなって、前者の喜びを感じるといえばいいでしょうか。
なぜこんなことを書いているかというと、最近自分の好きなことは何だろう?と考えることが多かったので。好きなことすることが立ち直ったり、元気を出すには一番ですからね。
そう遠くない将来に、自動運転のクルマが路上を走る姿がごく普通になるのかもしれませんが、自分の好きなように運転もできる楽しみが残るような、そんな仕組みにしてほしいな。