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「障がいについて知る」のは大切なこと

今回は『「障がいについて知る」のは大切なこと』という題の【140字メッセージ+α】です。

「知る」というただそれだけのことが、人を救うこともあると思っています。

【140字メッセージ+α】とは
twitterで、娘たちや家族、塾生など、特定の人を思い浮かべながら140字に凝縮して投稿したメッセージに、【+α】を添えて投稿するシリーズです。
※noteへの投稿に際し、一部表記・形式を改める場合があります。

「障がいについて知る」のは大切なこと



「障がいについて知る」のは
大切なこと

困っている人を支えるために
相手を不用意に傷つけないために
自分が過度に苦しまないために

知れば対策も立てられる
何より寛容になれる

それぞれの個性を尊重しながら
受け入れあい
支えあえる社会を目指したい

まずは

知ることから



「+α」の一言

今回は「+α」が長めです。
また、個人的なことに触れ過ぎている気もするので、後々、一部有料化するかもしれませんm(__)m

世界には、いろいろな障がい(障碍・障害)があります。

身体、精神、知能、発達…

度合いも軽度から重度、グレーゾーン…

見た目ではわからないことも多く、
知らなければ気づくこともできず、
関わり方を誤り、
お互いに傷つき合ってしまうこともあります。

また、自分自身がそうだと知らず
ばくぜんとした不安をずっと抱えてしまうこともあります。


私自身、まだまだ学びが足りません。
一生学び続けることなのかもしれません。

それでも、少しずつでも知ることによって、
自分への理解が深まったり、
他者の捉え方が、より柔軟になったりします。


例えば、「聴覚情報処理障害」という、おそらくあまり知られていない障がいがあります。

以下、少し長いですが、良く説明されていた「シグニア」というサイトから引用します。

聴覚情報処理障害(Auditory Processing Disorder=APDと略されることが多い)とは、聴力は正常であるにも関わらず、日常生活のいろいろな場面で聞き取りにくさ(聞いた言葉の内容が理解しづらい状態)が生ずるというものです。

具体的には、音を収集・感知する箇所(外耳、中耳、内耳、末梢の聴神経)の機能には異常が無く、聴覚情報を処理する「脳」の中枢神経に何らかの問題がある状態です。音は聞こえているのに、「言葉の処理」ができない状態なのです。その障害をもつ潜在的な患者数は、推定240万人にものぼると言われており、日本人の約2%が該当します。APDはあまり知られていない障害でしたが、2018年にNHKで取り上げられてから、日本でも少しずつ知られるようになってきました。

症状については以下のような感じです。(同サイトからの引用)

聞き返しや聞き間違いが多い
長い話を理解するのが難しい
雑音やバックグラウンドミュージックなど、環境が悪い状況下での聞き取りが難しい
口頭で言われたことは忘れてしまったり、理解しにくい
視覚情報に比べて、聴覚情報の聴取や理解が困難である

等が挙げられます。難聴と似た症状に思われますが、「聴力検査をしても異常がない」というのが大きな特徴です。適切な検査を行わないと、他のタイプの難聴と区別するのが難しい場合もあります。

実は、この「聴覚情報処理障害」と同様の症状に、私自身、長年悩んでいました。

・音は聞こえても意味が取れず何度も聞き返す
・雑音のある所では会話が難しい(カクテルパーティー効果が効かず、聞き分けられない)
・複数人での会話では、みんなが普通に話している中でも、自分だけよく聞き取れない

こういった症状に、記憶のある限りでは中学生のときから、20年以上悩んできたのです。


「なぜなんだろう」と、ずっと思っていました。

次第に聞き返すことにも疲れ、予測と勘で話す癖が付き、少しずつそういったことが起こりやすい状況から離れるようになりました。

難聴なのかなとも思いましたが、音自体にはむしろ敏感すぎるくらいで、小さな音までよく聞こえるのです。

ずっと悩んでいたため、大人になり、「聴覚情報処理障害」について知ったときには、長年の謎が解けたようで、一つ、自分を受け入れられたような気持ちになりました。


とはいえ診断を受けたわけではないので、実際にはこの障がいとは違った要因があるのかもしれないし、いずれにしても、「状況によって聞き取りに困難がある」という問題が解決したわけではありません。

でも、同じ症状と同じ悩みを持つ人がいることを知れるだけでも、とても安心したのです。

というのも、周りにはこのような症状を持つ人は全くいなかったから。

「なんで自分だけ?」と思っていたし、身近な人に聞いても、まず状況を理解してらえなかったから。


また、この障がいについて知ったことで、実際に診断された方がどう対処しているか(あるいは対処できないか)を知れたのも、とても有意義でした。

それを知るまでは、「何でなんだろう、どうすればよいのだろう」と延々と悩み続けていたのです。

対策できることと、あきらめるしかないかもしれないこと。

それを客観的に知れたことで、いたずらに自分を責めることも減りました。

わり切りやすくなったというか、仕方ないのなら、違う道を選ぼうと思いやすくなったのです。


以前の私と同じように、いろいろな症状・傾向について、「自分はなぜこうなんだろう」と悩んでいる人は多いのかもしれません。

聴覚情報処理障害に限らず、パニック障害や発達障害(子どもも大人も)など、あまり見えないタイプの障がいは特に、知らなければ、「自分は何かおかしい」いう思いだけが募り、ただただ悩み、苦しむ時期を過ごすことになる可能性も高いです。

その意味で、障がいについて知ることは、自分自身や、周囲の大切な人への理解を深め、悩みに寄り添い、支え合って生きる助けになると思います。

この文章が、「障がいという視点」を持つことに繋がり、自分と他者をより理解し、寛容に接することができるようなきっかけになれば嬉しいです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

あなたに、たくさんの良いことがありますように(^^)

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