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お楽し森の学校2021 2日目

こんにちは!三重県上野森林公園スタッフの久貝です。
2022年1月22日に開催した「お楽し森の学校」2日目の様子をお届けします。
(“お楽し森の学校”の詳細については下記リンクよりどうぞ)​


2日目スタート

2日目のスタートです!
この日のテーマは「秘密基地を作ってみよう!」
ショートゴールは「森に楽しいことを作るための基本的な技を習得する」です。
まずはオリエンテーションで今日やることを共有してから
竹でティピー型の秘密基地作りを始めました。
作成する過程で道具の使い方やロープワークを学んでいくイメージです。

世界中の色々な自然素材で作る住居を見てイメージ
「えー。こんなの作るんだ〜。」

朝のオリエンテーションが終わると、「目隠し鬼」でアイスブレイク。
普段使わない視覚以外の感覚に集中する体験です。
この日も子どもたちは最初、静かな感じでしたがゲームが始まると一気に交流が進んでいきました。
遊びを通すと一瞬で打ち解けることができる。
子どもってすごいですね。

「どこだ?どこだ?」と鬼は音だけを頼りに逃げる子ども達を追いかけます。

ロープワークの習得に挑戦!

笹の棒と麻ひもを使ってティピー作りで使うロープワークの練習を開始。
子ども達はスタッフから「巻き結び」「三脚結び」「角しばり」の3つの結び方を習いました。
子ども達にとって初めてのロープワークでしたが、何度も繰り返しながら徐々に結べる様になりました。

まずはスタッフからのレクチャー。
まずは基本の巻き結びから。「なかなかむずかしい。。」

そして、子ども達は外に出てミニチュアのティピー作りにも挑戦。
地面につミニチュアのティピーを見て、「このまま残しておきたいな。」と呟く子どももおり、その表情は嬉しそうでした。

「しっかり立つかな?」とミニチュアのティピーを見守りドキドキ。

竹のティピー作りに挑戦!

ロープワークの練習が終わると、いよいよ竹のティピー作りの開始。
子ども達は練習した「三脚結び」で竹を固定し、ティピーの支柱となる3本の足を組み立てていきました。
そこに竹を立てかけていき、ティピーの柱の出来上がりです。

竹を手に入れて森へレッツゴー!
自分より大きなものを作るのは初めて!「せーので持ち上げるよ。せーの!」

次に、「角縛り」を使い、柱と柱に竹の梁をかけていきました。
しっかりと固定するには、竹を持ち上げながら縛らなければなりません。
子どもたちは、お互いに協力し、竹を支え合いながら作業をしました。

ペアで協力!「私が支えるから結んでね。」

それぞれのティピー作り

作業開始から2時間半が経過しました。ティピーの骨組みはひとまず完成!
余った時間を使い、子ども達は秘密基地を自分ごのみに飾りつけ始めました。
ある子どもは竹のランプシェードを作りまた、ある子どもは秘密基地の旗を作りました。
みんな思い思いに竹のティピー作りを楽しんでいるようでした。

ドリルを使ってランプシェードを作成!「これでティピーを明るくするんだ。」

そして、笹を被せて壁を作る作業は、また次回。今回のティピー作りを通して、子どもたちはロープワークを習得し、それぞれの「楽しいこと」が膨らんだ様でした。

完成したティピーの骨組みを背にパシャり!子ども達の顔もどこか誇らしげです。

ふりかえりの時間

プログラムの全行程が終わり、一日の振り返り。
やはり、みんなティピー作りが心に残った様で、作業の様子をイラスト付きで描いてくれた子もいました。
また、自分の「楽しいこと」をを思いついた子もいました。
「竹の弓矢」や「秘密基地」を作りたいと次の目標を掲げていました。

絵や文章で1日の振り返り!
スタッフも子ども達の振り返りを見守り、時にその言葉に耳を傾けます。

今回、子どもたちは三種類のロープの結び方を学び、それを使い秘密基地の骨組みを完成させるところまでできました。この活動を通して、ショートゴールであった「森の楽しいことを作るための基本的な技を習得する」は達成されたと思います。
今後のプログラムで、習得した技術と経験を活用し、新たにたくさんの楽しいことを作ってくれたらなあと思います。

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