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起業はツラいよ日記 #50
今日は行きたかった企画展、松下真理子『人間動物』を観に埼玉県の原爆の図 丸木美術館に向かった。
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展覧会の内容は追ってまとめたい。
この美術館の立地に驚いた。アクセスは決して便利とは言えない。わたしは車で向かったのだが、最寄駅の東松山駅からバスで約15分。ただバスの本数は1時間に1本の頻度でしか運行していない。
しかし、来館者は少なくない。来館者ノートを見ても海外からの訪問も含めかなりの人数が来ている。それは、丸木位里と丸木俊の描いた『原爆の図』『南京大虐殺の図』などが人々を惹きつけるからだろう。わたしもその迫力に圧倒された一人である。
そして、美術館にある小高文庫はまるで祖父母の家を訪れたかと錯覚する安らぎを与えてくれる。この酷暑でも、この部屋なら暑い暑いと文句をたれながらも、寝転んで団扇片手に読書したい気になる。外の風景も申し分ない。都心から訪れると本当に非日常であった。
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たまにはこういう時間の使い方も悪くないだろう。