アニメレビュー|Helck
0.総評
ギャグアニメかなと思ったら意外とシリアスで王道な勧善懲悪系の英雄譚.ストーリーの本筋もギャグの内容も作者の優しさが表れており,心の温かくなる良作です.
しかしちょっと冗長なところもあるのが難所.
オススメ度:★★★★☆
1.あらすじ
人間の勇者によって,魔王トールが倒された.新たな魔王を選ぶべく,魔族たちは協議会を開催するが,そこには敵である人間の勇者,ヘルクの姿があった.帝国四天王の一人,赤のヴェミリオはその存在を警戒し,あの手この手で排除しようと目論むが,ことごとく失敗に終わる.「人間が憎い」,「人間を滅ぼそう」と宣言するヘルク.人間界に潜入している諜報員・アスタによってもたらされた彼の意外な正体とは…!?
ーアニメ公式サイト「Helck」第1話概要から抜粋
2.詳細感想
温かいシナリオ/ギャグ…!
この作品の良さを記載する際には,作品のシナリオやギャグの根本を支えている温かさに触れないわけにはいかないと思います.
Helckという作品では人間と魔族が戦争しており,激しい戦闘が幾度となく発生するのですがキャラが死なねぇ…!(良い意味で)
魔族側は腕が切られても生えるという設定であったり人間側は勇者システムという死んでも復活するというストーリーが,白熱する戦闘に対してキャラを生き残りやすくさせています.またギャグを基調としているので他作品では亡くなってしまうであろう状況でも生き残れるのが偉いです.
これだけでなく魔族も人間も根が優しい!みんな良いやつらすぎる!
今のところ主要キャラ誰も死亡しておりませんし魔族と人間が手を結べる日がくることも容易に想像できるので,安心してニヨニヨしながら見ることができました.
作者の優しさ/大団円主義が溢れる良いギャグとストーリーです.
王道を征く勧善懲悪系英雄譚
本作品の良いところその2,悪役が分かりやすい…!
最近の作品は難しいものが多いですよね,悪役は悪役で辛い過去があったり彼らなりの正義があったりと昔よりも難解な作品が増えたように思えます.そういった作品も面白いのですが,分かりやすい勧善懲悪ものも良いですよね.
Helckにおいては大団円も見える作品になるので安心感も相まって心持ち軽く見ることのできる良作だと思いました.
3.Special Thanks
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