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失敗した時こそ、成長できる

こんにちは。
日本語教師5年目のおたけまるです。

現在は外国人採用支援事業などを展開している企業に所属し
高度人材向けのオンラインレッスンをメインに行なっていますが
日本語教師としてのキャリアのスタートは日本語学校の非常勤講師でした。

今日は、日本語学校の授業で初めて大失敗して
そこから成長できた話をしようと思います。

失敗して、落ち込んで、前に進めない!というときに
ぜひ読んでいただきたい話です。





それは、コロナウィルスの影響でハイブリッド授業を余儀なくされていた頃。

慣れないハイブリッド形式に戸惑いながら、
どうしたらより良い授業が提供できるか模索している時でした。

私の指示が曖昧だったせいで、正しく指示が通っておらず
一人の学習者からクレームが入ってしまいました。

対面授業であれば、指示が通っていない時でも
目が届くのでカバーすることができますが
オンラインで画面もオフになっていると
指示が通っているかどうか気付けないことがあります。
(少なくとも、当時の私の指導レベルでは)

そして、せっかくの授業をつまらない時間にしてしまいました。


授業を終え、職員室に帰った途端に教務部長から呼び出しがあり
クレームが入ったことを知らされました。

初めてのクレームにどうしたらいいか分からず、頭は真っ白。
本当に申し訳ないことをしてしまった、
自分は何てことをしてしまったんだ、と自責の念に駆られて
もう他は何も考えられません。


そんな大パニック中の私に、教務部長は


失敗は次の授業で取り返すしかない。
次の授業の最初に、前回の授業の進め方は良くなかった、
今日から全く新しい授業スタイルで進める、と伝えてから
失敗を取り返す授業をするように。

とアドバイスをくださいました。


でも、正直このアドバイスに従うのは嫌でした。

教壇に立ち、学生全員の前で自分の前回の授業が良くなかったと話すこと、
そして今日の授業は違う、と言い切ることが怖かったからです。


次の授業までは、必死に授業準備をして
専任の先生にたくさんアドバイスをいただき
何度も何度もイメージトレーニングをして

それでも
常にクレームが頭から離れず
恐怖で
眠れない夜を過ごしました。


そして授業当日。


教務部長からのアドバイスに従い、
前回の授業のこと、今日の授業は違うことを話して
授業を始めました。


そして授業終了。


前回つまらない思いをさせてしまった学生の反応は、、、






「今日の授業は楽しかった」



ふう。

一週間分
不安で怖くて
押し潰れそうだった気持ちから
解放されて

家に帰ってちょっと泣きました笑



さらに


「授業の前に教え方を変えます、と言って本当に変えた。素晴らしかった。」


というフィードバックもいただきました。

これは予想していなかった反応でしたが、
変える、と口に出し
実際に行動した姿勢を
評価してもらえたようでした。


そして
失敗を取り返したことで
失敗前に比べて学生と距離を縮めて信頼関係を築くことができました。





この苦い失敗談は、今でも私の心の中心にいます。

当時の学生には本当に申し訳ないですが
この経験は、私を成長させてくれました。

そして今でもこの経験が
教師として成長し続けようという気持ちにさせてくれます。


失敗した時、さまざまな言い訳や自分を守る言葉が頭に浮かびます。

中には学習者のせいにして

「私は悪くない」
「学習者が悪い」

と考えてしまう先生もいるかと思います。


ですが、それではもったいないです。


失敗してしまった自分と向き合い
改善策を考えて
実行し
挽回する

その時が一番
成長できる時だと思います。

せっかくの成長するチャンスを
誰かのせいにしてやり過ごすのは
本当にもったいないことです。


失敗するのは、良いことではないし
絶対に避けたい事態ですが
誰だって失敗します。
時にはベテランでも。

大切なのは、その後の
失敗との向き合い方です。

向き合い方次第で
周りの人にその姿勢を認められ
失敗前以上に評価を上げることもできます。


ピンチはチャンス!!!

失敗して大パニックになってしまった時は
ぜひこのマインドに気持ちを切り替えて
失敗を成功に変えてほしいと思います。


以上!











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