メディアの敗北とは

メディアの敗北、社会の底が抜けた
という感想について、言いたいことは非常にわかる。
言うなれば AI の暴走のような SNS の反乱
そこに人の「意思」を感じられず、一粒の強烈な意見に全体が歪められる恐怖があるんだろう。

これはこれで別なテーマとして議論すればよい。

そもそも勝ち負けなんてメディアにないはず。
中立公正であるならばスポーツの審判みたいな立ち位置な訳で、どっちの選手が勝っても、勝った方、負けた方のジャッジはするにせよ、自分は当事者になり得ない。

こういう意味で敗北という言葉を選んだが真意はこうなんです〜、という解釈の余地がなく、何れかの陣営に肩入れをした前提、中立公正ではない前提、そして肩入れしていない側が勝ったから自分たちは負けた、という意味でしかない。

言い訳もできないし誤解もない。

で、はっきり言ってそれならそれでいいと思うのに、歪んでいることを隠して中立公正であると主張すること、そしてその主張が放送法において電波を保有していることに裏付けされているのが気に入らない。

だいたい、司会だのコメンテーターだの如き、台本に従っているんだから自分の意見のように演出する意味もないし、ワイドショーなんて討論する場じゃないんだから尺的に「番組のテーマ」に沿った主張しかしないしできないに決まっている。

泉房穂、東国原などに謝罪せよ。と言うのもズレてると思う。自分の影響力を加味せずに言われるがままなことは問題だが、言われるがままな程度でしかないとも言える。

表に出てくるからこそスケープゴートにされがちで、発言した以上「プロデューサーに言わされたんです泣」が一番ダサいのは言うまでもないけど、叩くなら大元の方にしとかないとタダ悪を裁いたカタルシスを得る以外になんの効果もない。

おっさんの自分から見てもじいさんと言えるくらいの年齢の人で、しかもただ言われたことをやってるだけなのに追い詰めるの見てて苦しい。

そんなことより竹中平蔵叩きたまえ。
平蔵に苦しみを与えるためだけに三代先まで叩いても許さないくらいの大罪
何千万人を不幸にしたかわからないし、これからもたくさん不幸になる仕組みづくりをした最低最悪の存在と認識しております。
お子さんにもお孫さんにも罪はないのかもしれません。
ですがお父さんはそらくらいのことをしたんです。ごめんなさい。