MMT のお勉強4
入り口でモヤモヤしていたところが少し晴れたので話しを進めたい。
まずは、バカ(自分)でも分かる事実
円を発行できる日本が自国通貨の国債でいくら財政赤字を増やしても破綻(デフォルト)しない
これはその通りだよな。
破綻が起こり得ないのであれば赤字(国債発行)の何が問題なのか?
この疑問は当然で、自分は
財政赤字が増え続けてやばいから健全化が必要だよ。
健全化するために毎年の借金(国債発行)を最小限にした方がいいし、過去の赤字分は税額を増やすことで調整していくよ。
財政赤字は将来へツケを回しているに過ぎないからナウの皆さんはちょっとがんばって日本の借金返済を手伝ってね。
というのが今日本がしていることとぼんやり理解している。
で、日本の財政で起こっていることをそのまま自分の生活に置き換えた場合、この理論はとても分かり易いし間違いとは思わない。
でも、自分に無からお金を生み出す能力があったらどうだろう。
赤字が増えることはヤバいのか?
その赤字は将来へのツケたりえてるのか?
もし本当にそうだったら、自分はそんな風に考えないと思う。
まずは、ここをクリアにしたい。
少し話しは逸れるけど、上記の通りなら国債発行し放題じゃん!と言いたくなる。
発行し放題ならバカスカ日本円作って公共事業やりまくり、ビルだろうが競技場だろうがぶっ立てまくり、地方があれしたいこれしたいを全て叶えてくれることになる。
でも、そうするとハイパーインフレになるらしい。
円刷りまくり
世界における円の総量増えまくり
1円の価値 下がりまくり
相対的にモノの価値上がりまくり
理屈としてはこういうことが起こるのは分からんでもないが 2 → 3 → 4 に繋がるのはなぜなんだろう。
1 円で受け取れるサービスの量に変化がなければ価値も下がらないし、例えばスーパーとかが「国債発行されまくってる!」つって大根値上げしない気もする。
値上げしないなら従来通りに大根買えてんだから別に困んなくね?と思うんだが。
これはあちこちで言われてるから念の為の補足でしかないけど MMT では「過度なインフレにならない限り国債発行しても問題ない」としているらしい。
ハイパーインフレになるほどの貨幣発行は正しく「過度なインフレ」なので、上のインフレの疑問は只のインフレという状態への疑問で MMT との関連は特にない。