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FF 10 から感じる加齢

発売から 20 数年…
そりゃ年も取るわけだ…

当時、自分は学生だった。

たまたま、家族で出かける予定があり直前まで居間で遊んでいた。最近のゲームはキレイだなぁ、なんて言いながら

父:おい、そろそろ出るぞ
私:セーブポイントまで待って!もう少しだから!

………
そこで流れたのは「世界一ピュアなキス」シーン

多感な思春期に家族の前で…
シナリオに沿ってそうなってるのは父母は理解していたんだろうか
あくまでもコントローラーを握っているのは自分であり、自分の意志でああしたと思われていたら気まずいったらない

追い討ちをかけるように手を繋ぐティーダとユウナ、その直後に無事セーブできましたとさ

あの時のセーブ&電源ケシーの速さは一番だったろう


あくまでも RPG なので当時はレベルだの隠し武器だのミニゲームだの躍起になっていた訳だけど、改めてストーリーを追うと何とすばらしいことか

回想しながらオープニングに進んでいく流れ、親子の関係や正義と悪、世界と個人
色んな対比が汚れた今の自分に問いかけてくる

良いんだよなぁ

ジェクトとのハイタッチも本当に良い、2代に渡って立ち向かった因縁とそれを達成するに至った親子の絆

演説中のユウナの回想でシーモアがいたのも、あんなに憎んでいた人ですら「いなくなって思い出す」対象になっている慈悲深さがあってよかった

指笛をしたらすぐに飛んでくるって言ってたのに来てくれなかったね

英語版の I love you だけはナイ、あのタイミングでティーダに愛してるなんて言うユウナじゃない

もちろん、そういう感情を含んでるのはわかってる
わかってるからそれでよくて「ありがとう」なんだよ

日本語の豊かさを改めて感じた


今自分でプレーしても同じようには感じられないかも
そもそも、RPG がなんていうか「重い」んだよなぁ
単純な時間よりも精神的な比重?
マジでカルビと同じで「うまいんだよ!うまいのは分かってるけどさ…でもタンで」みたいなね…

そりゃ歳もとるわけだ

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