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惣谷神社でお掃除

2024年9月29日
惣谷(そうだに)神社

地域の秋の清掃で、諏訪宮か惣谷神社かのどちらかを選んで掃除する。どちらにしようか。まだ行ったことのない惣谷神社にしよう。

山に入る前に、「入らせていただきます」とご挨拶。みんなで山を登っていく。10分か15分程度かなと思ったが全然着かない。これ、ほぼ登山じゃん。

歩きながら、地元のリーダーらしき人とおしゃべり。「ここは古墳だらけなんだよ」。へぇー。


ん? みんなの足が止まった。竹が倒れて、行く手を阻んでいるのだ。

竹が倒れている

男性陣が竹を次々にカットし、谷の下に放り投げて、道を作ってくれる。
そんなこんなで、なんとか前進。

ある人が「竹は定期的に枯れて倒れるんだよ」という。へぇー。


鳥居に到着。

この時点で8時40分。足止めされていたとはいえ、40分かかっていた

狛犬さんがいる。
入っていくと、まだ道は続いている。

お社がやっと見えてきた。

8時45分

初めて来た神社。
すごく素敵な場所じゃないですか。

そして、掃除している人たちの姿が美しい。

私も参拝したあとで、階段を掃除した。掃除していると、自分の心の穢れも落ちているようだ。無心になれて、とてもいい。

拝殿前にいるのは、狛犬さんではなく、牛さんと馬さん。ここの神様は、食神(うけもちのかみ)といい、食糧生産と牛・馬の神様とのこと。
農耕が盛んな時代、牛や馬の力を借りながら田んぼを耕したり荷を運んだりしていたから、牛馬は大切な存在だったのだろう。

一緒に掃除していた女性によると、彼女が小さいころ、旭川の土手沿いで、牛を放牧していた光景を覚えているという。そんなのどかな風景がほんの60年前にはあったらしい。

掃除も終わり、八畳岩という岩があるとネットに書いてあるので地元の方々に聞いてみたら、すぐ近くにあるという。行ってみたいなぁというと、案内してくださった。7人くらいで草をかき分けながら、ぞろぞろ。探検隊。
大きな岩のところまで来て、岩の上に乗って立ってみた。めちゃ気持ちいい!熊野でのぼった岩みたい!

でも、この岩は八畳岩ではないらしい。


平瀬は昔は海だったんだよ。と、その時教わった。へぇ。

地元出身の女性は、幼い頃、この山にもよく登って遊んでいたこと、アケビなどをとって食べていたこと、洞窟みたいな場所があることなど、いろいろ教えてくださった。

帰りは4人でおしゃべりしながら車道を通って、ふもとまで下りた。
自宅に着いたのは10時45分ごろ。朝家を出てから3時間弱たっていた。

楽しい登山、楽しいお掃除。ひっそりと佇む神社との出会い。
日々是好日。

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