ピリオドからのスタート
私は何かに迷った時にピリオドを考える
始まりと終わりはセット
だとしたら自分からスタートのピストルを
鳴らしたその日からどんなストーリーの中に
自分が生きていたいかを考えるようになった
少女との時間にもいつかが存在するのだろうかと
ふと思った
私は少女とどんな時間を過ごしていたいだろうと考えた
少女にとっての1番を考えた
だけど私にとっての1番の考えでも
少女にとっては2番目ましてや論外かもしれない
私は少女に「いま」私と何がしたいと聞くようになった
その一瞬一瞬の少女の願いを叶えていくことで
私の中の何かが変わり始めていくのを
その時の私はただスタート地点に立たされ
ピストルを鳴らされた事を
知るよしもなかった
少女のためを思った一つが
いつかの自分への一つだと
気づいたのは少女が私の目の前から姿を消した
あの雨の日がくるまでは知るよしもなかった