デプスインタビュー体験記録 〜準備編〜
UXUIデザイナーの asakoです◎
すごくすごく間が空いてしまったのですが、去年まで勤めていた会社で、
当時開発していたIoT的なAppについて、UX調査を実施したので、備忘録。
1.調査の背景
・現行アプリの仕様・企画にデザイナーとして疑問があった
・現行アプリの評価によって商品ブランドの評価への影響を懸念していた
・今後の開発継続を考えるとリソース拡張・非効率性が危惧されていた
・サブラインAppの企画案が立ち上がった
2.調査の目的
・市場サイドが当ブランドに対してもっているイメージの認識・評価
・現行アプリ/サービスの価値の市場浸透率の認識
・現行アプリのユーザビリティー調査(使い勝手改善点の抽出)
・サブラインAppの企画に乗せた先行テーマに対する評価
う…書いている時点で目的が盛り盛り…汗
3.調査形式の選定・設計
普段からお世話になっていた調査会社さんに相談し、以下となりました。
01. 定量調査(ネット回答調査)
02. 定性調査(日記調査)
03. depth interview
4.調査の形式
※イレギュラーなやり方をとったので、一部伏せさせていただきます(謝)
01. 定量調査(ネット回答調査)
調査会社さんのパネラーの中から、直近でそのApp(IoT)関連商品群を購入した人を対象にネット調査。
・人数:約1,000人(首都圏在住・年齢性別不問)※有効回答数
・期間:5日間
・設問数:15問
・回答メディア:web(調査会社システム)
質問の項目は、過去の別部門の調査を参考に自分で設計し、調査会社さんに赤入れしてもらいました。分岐もありました。
02. 定性調査(日記調査)
該当自社商品を貸しだし、AppをDLするところから体験してもらいました。
・人数:20人(10〜30代の男女)
・期間:9日間(土日を2回含む)
・設問数:17問
・回答メディア:web(調査会社システム)
基本的には、1日2,3問回答するようなものらしいのですが、初日だけはダウンロード・初期設定があったため、つまづいた箇所や、初期の感情・印象があったので、設問を少し増やしました。通常は、食品や洗剤などの調査に使うことが多いようです。
03. depth interview
02の被験者から、回答の内容とプロフ種別を見てスクリーニングし、都内某所で週末土日に来てもらってネット回答で取れない意見を引き出すためのデプスインタビューを行いました。
・人数:8人(10〜30代の男女)
・期間:1h/1人 ×8セット(計2日間)
・質問数:基本約20問ほどを準備・多少前後あり
5.事前準備したもの
01. 定量調査(ネット回答調査)
・設問表(エクセル) ⇨調査会社システムに複写
02. 定性調査(日記調査)
・設問表(エクセル) ⇨調査会社システムに複写
・店頭配布のリーフレット
・操作に困ったときのQAガイド
03. depth interview
・モデレーションシート
・プロフィールシート
・日記調査の回答シート
・被験者のスマートフォン
・貸出をしていた製品
・記録用ボイスレコーダー
・記録用スマホ(手元撮影用)
・置き時計
・新企画のコンセプトシート数枚
・お菓子・水
・BGM
設問にも最初にアイスブレイク的な趣味の話を挟んだり、お菓子や音楽で緊張し過ぎないような空気作りをしました。
この時は、モデレータを自分たち自身でつとめ、その場で調査会社の方に記録をお願いしました。インタビュールームはハーフミラーのある、いわゆる調査用会場を使ったので、部屋の外には、事業部担当者や一緒に開発をしていたデザイン会社さんなどにも来てもらい、生の声を聞いてもらいました。
インタビューの様子は、会場の設備を使って動画でも残しました。
当日、モデレーションシートは、それぞれが一人一人のインタビュー分メモを書き込めるように、各自印刷して持って来てもらいました。
どうしても書き留められなかったところが、あとで記憶違いを起こしたりするので、ボイスレコーダーは必須です…◎
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長くなって来たので、実施・分析編(後編)はこちら にまとめました◎
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