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わたしたちは、特別になれるか。

僕は大学時代、バレーボールサークルを2人で作ったことがあって(パスしかできないね)、昨日はその創立10周年記念パーティーでした。 サークル名はMSTといいます。自分の大学生活のほとんどを捧げた場所が、こうして長く続いてくれていることは、本当にありがたく、感慨深いです。 今回僭越ながら最後にご挨拶をさせていただいたのですが、パーティーに来れなかった後輩が多かったので、全文をここに残しておこうと思います。 「わたしたちは、特別になれるか。」というタイトルで、手紙を書いていき

    • 監督をつとめたVR作品『告白の日』が公開されます。

      東京レインボープライドの2日間(4/28・4/29)、会場となる代々木公園イベント広場にて、僕が脚本・監督をつとめたVR作品『告白の日』がご覧いただけることになりました。 本作は、『VR Angle Shift』シリーズで「ルミエール・ジャパン・アワード2018」準グランプリ・優秀作品賞をW受賞された「株式会社シルバーウッド」さんの新作です。色んなご縁が重なり、脚本・監督を僕にご依頼くださいました。 会場で観れるのは、TRP限定版として特別に編集されたものです。フルバージ

      • 「仕事ができる」と言われたいが、自信もない新社会人の方へ。

        こんばんは。日曜日が終わりますね、太田です。 タイトルの件、もやもやと考えたりする時期なんじゃないかと思って、新人時代を振り返って書こうと思い立ちました。 僕みたいに「根拠のある自信」を少々と、「根拠のない自信」が全くない状態で社会人1年目に突入した方に届けばと願います。 * 「あいつ、仕事できるよね」 この一言は、仕事をせざるを得ない限り言われて嬉しいものです。だけど先に言っておくと、これほどたいして気にしなくていい評価はないと僕は思っています。 というのもまず

        • 孤独を癒す、“当事者”との出会い。

          生きていると、思いがけない病や怪我に見舞われることがあります。 それらから経験することは「痛み」だったり「苦しみ」だったりいろいろとありますが、共通している一番の苦難は「孤独」にあると僕は思います。 僕はかつて「自律神経失調症」という診断を受けた時、社会から取り残されたような気持ちになりました。 当時の僕は、着せられたスーツが全く体に馴染まない、漠然とした希望だげを支えに、東京に出てきた新社会人で、 新人にしては大きな仕事をまかされ、期待にこたえようと必死でした。 だ

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          ふきのとうとの再会

          「こちら、ふきのとうのてんぷらです」 うっすらとうねりのある益子焼の平皿の上に、新芽の色をしてそれは乗っていた。 テーブルを囲む人たちから「わーっ!」と声が上がる。 私はお椀の中でベッタリと広がり、ただ呆然としていた。 卒業して以来の再会だった。あれから私は少しだけ彼に追いついた気になっていたけれど、そんなわけがないとどこかで分かってもいたから、この目で確認する日だけはこないで欲しいと願っていた。 私はもう、悩みのない、丁度いい前菜でありたかった。 * ふきのと

          ふきのとうとの再会

          あこがれ

          「最初と最後の一文が決まった文」を、7人で書きました。書き始めは「向日葵の花言葉をはじめて調べた」、書き終わりは「ビールが苦い」です。 https://note.mu/ikeikeikkei/n/n9a50800cc95b * 向日葵の花言葉をはじめてしらべた。 さっきからやることがないから。 1人で飲み屋で過ごすのがはじめてで、 今更恥ずかしくなってきたから。 下を向いてスマホを指でなぞってる。 こんなに酔うのは久しぶりで。 頭の中はぷかぷかしてる。 向日葵と言

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