![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/58600344/rectangle_large_type_2_7001a070543e8df611f1db45745d7ea3.jpg?width=1200)
民放キー局決算から、見えつつある?勝ち組負け組
2021年度第1四半期の民放キー局各局の決算が出揃った。MediaBorderとしては例によって、決算資料からグループ全体ではなく局単独の数値、なかでも「放送収入」に絞って分析していく。それが「放送局」の現状を示すと考えるからだ。
ちなみに2020年度決算が出た際の記事(5月17日付)はこちらだ。
コロナ禍で軒並み放送収入が大きく下がった前年度から一転、今年度第1四半期は前年対比でプラスとなった。それを示すのが冒頭の表だ。日本テレビとフジテレビのタイム収入が下がったこと以外は、プラス。スポットでは50%以上前年比プラスという驚愕の数字だ。
参考に、昨年度の同じ第1四半期がどうだったか、表を示しておこう。
全体的に大きくダウンしていた。とくにスポットは3割減で、歴史的急減だった。
だが下期に持ち直し、通期では1割程度の減少で済んだし、今期に入ってからはV字回復を遂げている。
とはいえ、あくまで前年と比べての話で、V字回復と言えるには前々年度と比べる必要がある。そこで、第1四半期の放送収入を2018年から今年までの推移をグラフにしてみた。すると、気になる局が出てきた。
ここから先は
999字
/
1画像
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?