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NHKの底の浅い闇〜専任局長降格を発表〜

12月30日、みなさんお正月の準備で忙しいと思うが、今年最後の記事をお届けしたい。
MediaBorderではNHKについていくつもの記事で批判してきた。特に2024年春のテキストニュースサイトの閉鎖は受信料を払う者にとってサービス縮小だと強く批判した。

ネット業務を必須業務化するために新聞業界におもねった姿勢は、視聴者軽視も甚だしい。そしてNHKのテキストニュースが自分たちにとって害悪だとする新聞協会の主張の根拠のなさにも憤りを感じた。エビデンス持って来い!と言いたい。
その後ネット必須業務化は粛々と進んでいると聞き及び、当面はNHKについて書くこともないと、いささか冷めた気持ちになっていた。
ところが、こんなニュースが12月25日、クリスマスにプレゼントされた。「経営企画局の専任局長が情報漏えいで降格された」というのだ。

このニュース、今一つ解せないのは、機密情報を漏らした相手は外部ではなく局員。「知る立場にないコンテンツ戦略局の40代の副部長と共有した」として経営企画局の専任局長が責任を問われたとあるが、それが降格させるほどの重大なことなのか?厳重注意程度で済む話ではないだろうか。
この記事はスクープではなく、NHKの発表をもとに書かれている。わざわざ発表することか?

参考:NHK報道資料「職員の懲戒処分について」

そしてこの「経営企画局の専任局長」と言えば、NHKについて情報収集していればすぐにわかる人物のことだ。誰かわかるように発表したと言える。重要人物と言われていた、その人がまさか降格の憂き目に遭うとは。またNHKの闇を感じさせる一件だが、誰かすぐわかる人物をようするに「失脚」させたこの人事、その闇もずいぶん底が浅いものだとあきれてしまう。
この「経営企画局の専任局長」とは何者だろうか?

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