2022年、メディアのグランドデザインをつくろう
小さな議論より大きな議論をすべき時
例えば、テレビ放送の同時配信。やるべきなのか、どうなのか。NHKの同時配信がすでに始まり、民放でもキー局が春までに出揃うこの段階になってもまだ議論が落ち着いていないのはどういうことでしょう。同時配信を同時配信だけで議論しているからだと思うのです。
同時配信にニーズはあるのか、ビジネスになるのか、ローカル局はいらなくなるのか。それらを同時配信だけで議論していても答えは出てきません。同時配信がある一方で、ネットでテレビ番組をどう視聴してもらい、地上波放送も含めて人びとにどう接触してもらうのか、全体像を構想した上で、だから同時配信にはこんな意義がある、ポジショニングできる。そんな議論が必要だったのではないでしょうか。
これからメディア全体がどうなるのか、そのグランドデザインを構築する時だと考えます。それをつくった上で、だから同時配信はこうすべき、キー局はこうでローカル局はこうで、NHKはこう。そういう将来の全体像を考えるべきタイミングが今来ています。
メディアコンサルタント・境治は2022年、メディアのグランドデザイン作りに取り組もうと考えています。よろしかったら、そこにあなたも参加してください。一緒に未来を構想する。私が運営するMediaBorderは今年、そんな場にしていきたい。そのための情報発信と、みなさまに参加してもらえるセミナーを企画していきます。ぜひ、あなたとも、ご一緒に。
2022年正月 メディアコンサルタント 境 治
※MediaBorderは月々定額で境治が発信する、テレビとネットを中心にしたメディアに関する記事をお読みいただけるメディアです。購読者による寄稿記事もあります。よかったらこの機にご購読ください。お問い合わせはsakai@oszero.jpへ。
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