2023年、メディアのグランドデザインを提言する
みなさま、あけましておめでとうございます。昨年の正月明けにこんなメッセージをここに載せました。
メディアに関する個別の事例を見るだけでなく、つなぎ合わさるとどうなるか、そもそも10年後にマスメディアとネットはどんなコミュニケーションを形成しているか。それを構想しないといけないのではないか。一年前、そんなことを書きました。
それに従って昨年はグランドデザインはどうなるかを考えたり、議論したりしてきました。大まかな構想はできてきたかなと勝手に考えています。それに私に限らず、メディアの今後を考える方々の意見は、だいたい一致しているように感じます。
ところが、業界内での議論はどうしてもポジショントークになり全体像の前に自分たちがどうなるかに終始しているように見えます。また全体像を構想すべき行政の議論の場も、結局は個別の事象の確認に終わり、俯瞰視点が見えてきません。
だったら、有志でまとまって10年後のあるべき姿を提言するべきではないかと考えました。個別の議論を進める個別の業界や企業に向けて、メディアは今後こうなると示し、必要ならば企業や業界を超えて握手を促す。少々おこがましいですが、個別に考えても進めないのなら、「提言」をすることでひっかかっていた議論の歯車をグイッと回すことができないかと考えたのです。
その「提言」をするには有志による団体が発信元になる必要があります。何らかの組織を作ってみたいと思います。その際はまたお知らせしますので、ご興味あればご参加ください。
ところで大晦日の紅白歌合戦、数十年前のロック少年としては、桑田佳祐・佐野元春・世良公則・野口五郎・Charによる「時代遅れのRock'n Roll Band」に元気と勇気をもらいました。昨年、還暦を迎えた私ですが、経験を重ねたからこそできること、そして自分より社会のためになることを頑張ってみようと思います。皆さん、よかったら一緒に歌ってください。
2023年はお互い、実りある年にしましょう!
本年もよろしくお願いいたします。
2023年正月 メディアコンサルタント 境 治
※MediaBorderは月々定額で境治が発信する、テレビとネットを中心にしたメディアに関する記事をお読みいただけるメディアです。購読者による寄稿記事もあります。よかったらこの機にご購読ください。お問い合わせはsakai@oszero.jpへ。
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