盛況のInter BEEから、CONNECTEDセッションを配信(その2)
INTER BEE CONNECTEDのセッション配信を紹介する記事の「その2」をお届けする。前回の「その1」はこちら。
今回でCONNECTEDのセッションはすべて配信が整った。12月23日まで公開されているので、少しずつでも見てもらえればと思う。下の画像から入口に飛べる。
ソーシャルシークエンス分析で見えた新たに定着したメディア生活
まずは毎年恒例となっている、電通メディアイノベーションラボ・奥律哉氏を中心にしたセッション。電通・森下真理子氏に加えビデオリサーチひと研究所・渡辺庸人氏も加わり、2018年にも行ったソーシャルシークエンス分析により、コロナにより人々のメディア生活がどう定着したかを見せてくれた。ポイントが多々あるので、記事の最後で解説したい。奥氏のセッションは毎年得るものが多いので、ぜひフルでご覧を。
”社会的包摂”がメディアのミッションになってきた
今年のCONNECTEDのトライアルとして「誰も取り残さない社会」でのメディアの役割を考えるセッションを企画した。このテーマにどれくらい来場してもらえるか、正直見えなかったが思わず大勢が集まりほぼ満席となった。登壇者も様々で、映像のみだがドラマ・映画で活躍する水田伸生監督にも登場いただいた。最新作「アイアムまきもと」「初恋の悪魔」はまさに”誰も取り残さない”がテーマ。エンタメでもこのテーマは重要な要素となっている。メディア関係者の中で20代前半の大空幸星の発言が新鮮だった。タイムリーで貴重なセッションとなったと思う。
韓国に学ぶ「IPエンタメ」の価値と意義
今や世界市場に勇躍する韓国エンタメ。そこには日本の業界として学ぶべきものが多く、また韓国と繋がることで日本が世界に打って出る可能性も出てくる。このセッションでは韓国と日本を繋げる人々が登壇し、その具体を詳しく語ってくれた。また生き残りをかけた熱い思いも登壇者から伝わるセッションとなった。海外をテーマにしたセッションは、その業務に関わる人々が集まってくれるが、実はメディアビジネス全体にとって参考になる話が詰まっている。このセッションも多くが来場したので、きっと皆さん得るものは大きかったのではないだろうか。私なりに重要と思ったポイントがあるので、後で解説したい。
視聴率がなぜ下がったかは大きな生活変化の結果
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