映画「フォールガイ」スタントマン愛いっぱいのこれでもかのアクション、意外にラブコメ

これもアメリカ映画らしかった。
スタントマンの話だけどタイトルは「落ちる」スタントをする意味と、失敗して「落ちちゃった」意味と入ってる。
でも何より前もって知っておいた方がいいのは、80年代のスタントマンを主人公とするテレビドラマが原作ということ。主演はリー・メジャースで僕は小学生の頃に「600万ドルの男」の主演として知ってた。ファラ・フォーセット=メジャースの夫です。
あらかじめ言っておかないと絶対に気づかないのでネタバレしちゃうけど、最後の方でリー・メジャースが出てくるので気をつけて見てください。
それとKISSのI was made for loving youがテーマ曲で、随所にアレンジされて出てくるのでこれも気をつけて見て。
そんな遊び心もいっぱいのこの映画は監督がデビッド・リーチでスタントマン出身。だから「スタント」愛に満ちたアクションがいっぱい。この人は「ジョン・ウィック」を生み出した人。シャーリーズ・セロン主演の「アトミックブロンド」なんかは緊張感いっぱいのアクションで引っ張っていた。でも「フォールガイ」はもっと楽しいアクションで笑えたりもする。
映画愛にも満ちていて過去の映画のセリフが次々に出てくる。アカデミー賞にスタント部門がないことへの不満めいたセリフも出てくるんだけど、実際にリーチ監督や主演のライアン・ゴズリングはそういう運動をしてるらしい。
主人公の元恋人で映画監督がエミリー・ブラントで、気持ちを失ったわけでもない二人が愛を取り戻すかが物語の主軸で意外にラブコメだったりする。
クライマックスはアクション満点である意味無茶苦茶なんだけど楽しい楽しい。予告編でも出てきた最後の「フォール」の結末が最高かよ。
オマケもいっぱいで彼女の監督作の予告編が笑える。そしてエンドクレジットではアクションシーンのメイキング映像がまた楽しい。そして予告編でいろいろ変わってた種明かしも。
そんな風に、最後まで細かいところまで作り込まれたネタ満載の映画。こういうのがアメリカ映画だぜ!

※映画やドラマの感想を気軽に書いた記事を更新しています。新しい記事を読みたい方は左上の私のアイコンの下にあるフォローボタンを押してください。さらにコンテンツビジネス・メディアビジネスを掘り下げた記事をメンバーシップ「MediaBorder2.0」でこってり書いています。映画やドラマ、そして広くメディアが今後どんなビジネスになっていくか、一緒に考えませんか?セミナーや勉強会も活発に開催しています。各記事は途中まで無料で読めます。のぞいてみませんか?

ここから先は

0字

コンテンツビジネスを考えるメンバーシップです。主にテレビとネットの横断領域をテーマにメディアの未来を…

購読会員

¥550 / 月

交流会員

¥770 / 月

応援会員

¥990 / 月

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?