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47歳マンガ家志望 母校にいってきたぞ
今日はいつもと違う投稿なんですが、実は今僕の母校の東京工芸大学芸術学部の卒業制作展がやってまして、これに行く予定だったので、せっかくなら記事にしようと思って行ってきました。
東京工芸大学、芸術学部は中野坂上にキャンパスがあり、写真学科、映像学科、デザイン学科、インタラクティブメディア学科、アニメーション学科、ゲーム学科、マンガ学科があり、僕は映像学科の出身です。もっとも僕が籍を置いてた時は、写真、映像、デザインの3学科しかなかったのですが、でっかくなったもんです。
卒業後も時々卒展を見に行っていたのですが、コロナのタイミングでぱったりいかなくなり、たぶん5,6年ぶりに行きました。
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今年の目的は、マンガ学科の展示を見ること
今の大学生くらいの人たちがどんな作品を作っているのかが気になったので見に行きました。
実際に見てきた感想としては、みんなめちゃくちゃ上手くてびっくりしました。どれをとってもクオリティーが高い。中にはもう連載とかもってそうだなよなと思うような出来栄えのものがありました。
その反面、内容的にも、絵的にも、あまりとがったり、ぶっ飛んだものがなかったという印象もありました。
一つだけ印象に残った作品があり、それは好きだけが暴走している感じで、この人はこれが描きたいんだなあと表紙を見ただけで分るような作品でした。その作品は、お話自体はそこまででもないし、絵もそこまで上手ではないんですが、その好きな物、描きたいものに対する熱量はピカイチでした。
この作品の作者の絵とお話の技量が上がったら、きっと面白いものを描くんだろうなとポテンシャルすら感じました。
高い水準でまとまっていて、無難で、きれいで、読みやすいものいうのは一見良作に思えるのですが、まだ誰でもない作家にとっては弱点にすらなってしまうのだなあと感じ、自分もそうなりがち、むしろ長く創作を仕事にしてきた分、学生たちよりもその傾向が強いので、これから作るものはそうならないよう気を付けないと心底思いました。
また、会場で作品を手に取って読むという行為が意外とハードルが高いのだなとも感じました。マンガはぱっと見でどうしても絵が入り口になってしまうので、面白そうだと思わせる画面を作れないと読んでももらえず、評価される土俵にすら上がれない、運よく読んでもらえたとしても、最後まで読んでもらえる何かが必要(技量、熱量、センス等)で、最後まで読んでもらえたとしても、読むきっかけになった「面白そうだ」という期待にこたえなければ喜んでももらえない。マンガってなんて難しいものなんだろうと改めて思いました。
あの中でどのくらいの人がマンガ家を目指すのかはわからないのですが、願わくば卒業後も創作をつづけガンガン活躍していってほしいなとおもいます。
さて、明日がいよいよ僕にとっての本番、コミティア151です!
今年に入ってからひたすら描いてきた新作の初お目見えでもあります。ぜひ作品を読みに来てほしいと思っています。
よろしくお願いします!
今日の進捗
8ページマンガ仕上げまで終わりました。
次の8ページマンガのアイディアを考え始めました。
以上です。
皆さんよい一日を。
★COMITIA151
2月16日に東京ビッグサイトで開催されるコミティア151に参加します!
新作完成しました!ぜひ遊びに来てください!
サークル:サイレント スペース:東1・Q33a
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当日発布するマンガ「星に願いを」を全編公開しています。よかったらこちらもチェックして気に入ったらぜひ遊びに来てください。
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