ラベンダー。色と香りと。そしてあわあわ。


今朝は寝坊をしてアイメイクをしなかった。

―――はずなんですが。

帰宅しメイクオフをするときに、あれ?メイクしたっけ?と思ってしまいました。

目の上まで青くなるクマ。

こわい。
疲労が度を越している。

セルフですがパーソナルカラー診断をして、どうやらブルベ夏の界隈が似合うらしいと感じてから、アイシャドウは藤色のような薄紫色がお気に入りです。
商品名はたいてい「ラベンダー色」。

青色より温もりがあり、かつ、紫色の他と群れない感じもある。
儚いのか凛としているのか。そのどっちもか。

泉鏡花の書いたさわやかで潔い女性(妖女ですが)の「涼しい」と言う形容詞に憧れ、ペンネームに「すず」とつけたくらいなので、ブルベ夏光栄、涼しい目元でいたいです。
でもクマ、おまえはだめだ…。


ラベンダーといえば、香りもおなじみですね。
入浴剤やバスソープにも多く使われますし、アロマオイルとしても定番。


青いクマが目の下にも上にもできている筆者は、疲れすぎるとお風呂に入れません。
前にもそんな記事を書きました。
お風呂に入らないことでこうむるたくさんのデメリットを知っていても、「荒野の用心棒(イメージ)」になってしまう方の人間です。

服を脱ぐのも、お湯に濡れるのも疲れているのでいやです。
濡れたら拭いて乾かさなきゃいけない。そんなこと疲れすぎていてできないよ。


上下にクマを抱えながら耐えてお風呂に入りせば、100疲れていて、30さらに疲れて入浴すれば、お風呂のパワーで40くらいは疲労回復する気がしますね。そこの微妙な天秤がどちらに傾くかは、次の日の予定などにも寄ります。

お仕事があれば、なんとか自分をなだめすかして入浴します。おててがくるくる回って泳ぐアシカのおもちゃとかも良いのですが、一番よく使う手は「香り」です。

シャンプー、トリートメント、ボディソープ、入浴剤。
とにかく少し目新しい…鼻新しい?ものを自分にを与えます。
ブランドはだからバラバラです。

私は香りに詳しくはありませんが、敏感です。
好みがはっきりしています。


愛用の香水はジョー・マローンのネクタリン ブロッサム & ハニー。
でも食事や珈琲を楽しむお出かけにや観劇にはあまり香らせたくないので、結局寝るときにつけることが多いです。
マリリン・モンローか。

あとは、香りの強いハンドクリームを香水代わりに使います。フェルナンダ のフレグランスハンドクリーム 「ピンクエウフォリア」のあまーい感じとか、トッカの「ビアンカ」も好きです。

お香を焚くのも好きです。
友人に教えてもらって大ファンになったのは「hibi」というマッチと一体型のお香。私は003番のゼラニウム推しです。

お寺の香りっぽく言われるお香も好きで、京都の松栄堂・薫玉堂・鳩居堂がお気に入りです。
松栄堂は「芳輪シリーズ」のアソートが楽しいですよ。
私は「白川」や、少し甘めの「堀川」が好みかな。


薫玉堂は香木感強く濃いめ。「伽羅、沈香、白檀」の3種セットでは、それぞれの香りの違いがはっきりわかり、「お香を堪能している!」と感じました。


鳩居堂は平安時代に主流であった、練香「薫物(たきもの)」、 その代表格「六種の薫物(むくさのたきもの)」と呼ばれる 六種のお香を扱っておられます。「梅花(ばいか)」・「荷葉(かよう)」・「侍従(じじゅう)」・「菊花(きっか)」・「落葉(らくよう)」・「黒方(くろぼう)」と美しい字面。香りも良いですし、パッケージも美しいです。


いや〜うるさいですね。
そう、こだわりがあるのです香りには。


いろいろな香りで自分を騙し、励まし、なだめて入浴です。
あと、ずっと石鹸派だったのですが、夏頃からボディソープ(あわあわ)を使うようになりました。泡立てる手間がかからないので。

そんな横着な理由のボディソープ(あわあわ)で初めての冬を迎えまして、感想。

泡がすごく冷たい!!!!!!!  
手間と冷たいを天秤にかけるけど毎日ギリギリ!!!!!!!

冷たい≧手間でぎりぎり体が洗えています。
お風呂はハードルが高すぎる。

今使っているボディソープ(あわあわ)は、たっぷりサイズで、泡はきめ細やかで、優しい、ちょっとチープなピーチの香り。
ああ、香りって、記憶とも強く結びつくものですよね。

このピーチの香りとともに2021年の冬を記憶します。

そして、「お風呂は楽しいものだぞう」と思えるように、お風呂での成功体験も重ねていきたいですね。香りをうまく使ってね。


ボディソープ(あわあわ)ちょっと心が折れそうですけど。

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