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大腸カメラは苦行です。舐めてる人に読んでほしい。

おすずです。

大腸カメラ(大腸内視鏡検査)を受けたことがある人ってどのくらいいるんですかね?

体への負担が大きい検査の一つと言われているので、そう簡単に行われている検査ではないと思います。

「体の中に器具を入れる検査って、恐いですよね。」

上の言葉を読んで「わかる~」と思った方で、初めての大腸カメラを控えている方はこの先は読まない方がいいかもしれません。

逆に、「そうかな?検査だし、大丈夫でしょ」と思った方には、最後まで読んで頂きたいです。

初めての大腸カメラ

わたしの初大腸カメラは、27才の時。
ベーチェット病の疑いが強くなって来た頃に、

「下痢続いてますよね?一応検査しておきます?」

てな感じで決まった大腸カメラ。

医療行為や検査に羞恥心は全く感じないタイプなので、二つ返事で了承し、消化器内科に紹介状を出してもらいました。

鎮静剤使えるなら余裕でしょ

羞恥心は無いけれど、初めての検査なので、少しくらい調べます。

もちろん、実際に大腸カメラをした人の体験談が一番聞きたい。

ブログやSNSで体験談を探して読んだり、身近な経験者に話を聞いてみたりしました。

その時に経験者がよく言っていたのは

「鎮静剤入れれば寝てるうちに終わるよ!」

私が紹介された先の消化器内科は、基本的には鎮静剤を使ってくれるところだったので、
「これはもう余裕でしょ」
と思ってしまいました、、、

大腸カメラ当日!

当日は、朝から大忙しです。

誰もが「キツイ」と声を漏らしてしまう
大量の下剤服用。

透明の下剤がそのまま出るようになるまで服用を続けなくてはいけないのですが、

常に下痢、というか服用前からすでに粘液しか出てないようなものなので、

本来の服用量の半分程度で終了。

下剤は美味しいものではないので、
若干の吐き気は感じつつも、
「仕方ないか」と思える程度でした。

いざ、大腸カメラ

約半日かかった前処置を終え、クリニックに向かいます。

向かってすぐに検査着に着替えて、そのまま検査室へ。

看護師さんに誘導されて、ベッドに横になり、名前の確認やら検査の説明やら、なんやらを受けました。(本題から逸れるので省略)

先生が入ってきて、すぐに鎮静剤の投与。

鎮静剤を入れるとすぐに、意識が無くなりました。

何かのために看護師さんが私の体の向きを換えた時、

おすず、覚醒。

目が覚めてしまいました。

ここから、地獄の苦痛を味わうことに、、、

痛いんですよ。

お腹の中に管が入って、うにょうにょ動いてるのが分かる。

管が動いてなくても痛い。
動いたらもっと痛い。
という状態でした。

管の動きに合わせて、体が動いてしまうので、看護師さんたちに抑えられ、

「痛い。痛い。痛い。」
と口に出すことしかできず。

どんどん覚醒していくと共にお腹にも力が入ってしまって、どんどん痛みも増していく、、、という悪循環。

さらに、目の前のモニターには自分の腸の様子が映っているのですが、

大腸は潰瘍だらけ。

アフタ性口内炎のようなものがたくさんあって、それよりももっと深くて大きいものもある、

という状態が見て取れました。

いやもう、地獄。

あとがき

なんでこんな地獄のような体験になってしまったのか、自分なりの考察をいくつかお話しします。

①鎮静剤の量が少なかった
②炎症があると思ってなかった
③検査のことを舐めていた

①鎮静剤の量が少なかった
実は、私はかなりのガリガリで、当時の体重は小学生高学年並みでした。
そのため、鎮静剤の量も一般的な成人に投与する量よりも少なく、途中で鎮静剤が切れてしまった上に、覚醒状況に合わせた追加をすることもできませんでした。

②炎症があると思ってなかった
炎症があると思ってなかったため、体験談を探しているときにも、持病がない方(芸能人や有名なYouTuberなど)の情報を参考にしてしまっていました。
そのため、「炎症があれば痛いかもしれない」という情報を聞き逃して、自分は大丈夫だと過信してしまいました。
また、病院の先生にも「大抵の場合は炎症がない」と言われていたため、より強く「自分は大丈夫!」と思ってしまいました。

③検査のことを舐めていた
そしてなにより、
「病院で受ける検査=苦痛が少ない」
と勘違いしていて、検査のことを舐めていた部分がかなりあります。
特に、大腸カメラについては、苦痛を感じる場合は、

お尻から管をいれるってことは、お尻を見られるってことだよね、、、、嫌だ、、、

という精神的な苦痛しかないと思っていて、痛い可能性は全く考えていませんでした。
(私は脱毛や内診なども含めて、医療関係者に全身を見られることは全然気にしないタイプ)

まぁ、とにかく、何事においても、
「体験に勝る学びはない」
と再確認することができました。

これから初めての大腸カメラを控えている方についても、痛かろうが痛くなかろうが、
「周りよりも学びを得た!」
と思って受け入れてほしいです。(←何様なのでしょう?)

あと、痛みが心配でも、大腸カメラを受けにはいきましょう。病気の発見が遅れる方が何倍も苦痛で地獄です。きっと。

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