山姥切国広・本作長義の動きについて
今回は小田原城落城後の山姥切国広と本作長義について考えてみたいと思う。順を追って書いていく。
・本作長義は天正十四年に北条氏直から長尾顕長に下賜された。
・山姥切国広は天正十八年に長尾顕長の依頼によって堀川国広が作刀した。
天正十四年に長義の刀を拝領した長尾顕長は天正十八年に足利学校に身を寄せていた堀川国広に銘入れを依頼する。さらに同年、長義の写しとされる山姥切国広の作刀を依頼する。小田原城落城後は二振りの動きが明確には分かっていない。小田原合戦時に二振りがどこにあったのか