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暇な女子大生が、出会って3回目の30代男性と2泊3日冬の金沢旅に行って来たレポ②

↑前編はコチラ


風呂の話

ホテルも店も(単に面倒だったから)全部「任せます」って言っておいたんだけど、「ホテルは温泉大浴場付き」という点だけは譲らなかったの、大正解だったと思う。
窓から金沢の雪景色が覗けて凄く綺麗だったし、気持ち良かった。

でも、本音を言うと、単に入浴タイムくらいは一人になりたかったってだけ。
後々「部屋の風呂でも一緒に入りたかったよお」と言われ、やっぱりね、と思った。

だって、そうでなくとも躊躇するのに、好きでもない男の人と狭いふろ場でイチャつくの、絶対拷問だもん。
私には到底難しい。


Ⓗの話

この話については、どれだけ赤裸々に書き記せばいいのか悩んだし、未だに結論が出ていないので間違っているかも。

読んでくれる人たちへ。
私の自分本位な思考回路が中心だということを前提に、「ウケるんだけどwww」といった感じで、是非とも馬鹿馬鹿しく読み進めてもらいたいと思う。

・・・でもみんな、こういう話が好きでしょ♡


彼は、30代という年齢を考慮しても、それなりに経験豊富なんだと思う。
受け身でいいし、ラクに「下に出れる」から、個人的に有難くはある。
でも正直、毎回よく分からなかった。
恐らく「気持ち」の問題。すみません。

好きじゃないから指示されたことしかする気が起きないし、「好きって言って」『好き』、「イってって言って」『イって』・・・いや私はロボットか?(笑)
相手が頑張っている最中にでも、「お腹空いたあ」とか「眠いんだけど」とか普通のトーンで平気で話しかけちゃうし、ムードクラッシャーロボットだったかも。すみません。

終始どうも集中出来ず、髪の毛が乱れていないかとか、アイラインが消えていないかとか、そういう事にばかり気を巡らせていた。
好きな相手だったらそれどころじゃないんだろうな。
知らないけど。

最中、どこを見るのが正解なのか聞いたら、「目見てくれたら嬉しい」云々言われたので次からそうしたら、「何か言いたそうだけどどうした?」と詰められた。
質問に答えるのは嫌いだからやめて欲しいし、何も言う事ねぇよ・・・と困ったので、無言でそっと目を閉じた。
この件については、誰か是非正解を教えて欲しい。

事後、向こうが勝手にペラペラと感想を言っている間、私は「しにたいなー」なんて事を考えていた。
知っての通りよくあることなので、癖だと思う。
その後、「何か反応してよ(笑)」と言われたけど、好きじゃないから言うことも無いし、そもそも相手の話を聞き流していたので、微笑んで誤魔化すしかなかった。
3日間を通して、こういう事が多々あったと思う。すみません。

その一方で、私はどんなことに対しても「学びの姿勢」を大切にし続けたいと思っているので、事後、沢山質問をした。(と、賢そうに書いているけど、実際のところ性の話には全く興味が無く、ただ喜んでもらえそうだったから。だって、男の人って「知識の披露」が趣味みたいなものでしょ。偏見だけど。)

私の質問に対して、彼は子供に話しかけるように(優しく、愛おしそうに、或いは少し小馬鹿にしながら)答えてくれた。
けど、元々興味が無かった上、その会話の中に何の納得や感心も生まれず、勿論内容はほぼ覚えていない。

その他にも、付き合うわけでもないのに唐突に「俺、ちゃんと大切にするからね」などと薄っぺらい事を言われ、彼に不釣り合いなその童貞っぽい発言に、なんだか吐き気がした。

好きじゃなくても寝れるけど、温度差があるとこの通り、弊害が起きまくりだなと思った。
快楽だけを追い求められない私の欲不足・経験不足もあると思うけど、最中に(一方的に)好き好き言われると逆に冷めるという、切ない事実。
というか、こういうタイミングでしか「好き」と言われていないことに、今気がついた。

やっぱりこの類の話はまだまだネタが尽きないけど、流石に羞恥心と、書き留める次元のものでは無いと判断したので、割愛。
今後話したくなったら、(そして聞いてくれる機会があるのなら、)いつか居酒屋で小出しにしていきたいと思う。


一旦雑談

辻口シェフの「ル・ミュゼ・ドゥ・アッシュ」の「YUKIZURI(雪吊り」」という土産菓子がすごく美味しくて驚いた。
いつもバウムクーヘンにしていたけど、新しい発見。

別れ際の話

1ミリも好きではない(※これは本当に本当に本当です)のに、ホテルを出発する時と電車に乗る時、何故かめちゃくちゃ寂しくて泣きそうになってしまったの、最悪だった。
危うく、上目遣い付きの「帰りたくない」を発動させてしまうところだった。これを言ったら「勝ち」だけど、その時点で「負け」だよね。

ディズニーを去る時と同じような感覚で、富山に帰らなきゃという現実に対する拒絶感や反発心も相まって、というかむしろその理由でしかないと思う。

改札前、別れを惜しむ人たちが集う中で、私は、「帰ってから連絡とか要らないよ」「好きじゃない人とダラダラLINE続けるん嫌いだから」「暫く忙しいので次は1年後で」と念押ししておいた。これは割と本心。
勿論、彼はお決まりの駄々こねと、自分本位の好意を押し付けてきたけど。

でも、素直に「わかった」と言われたら言われたで、こっちは寂しくてしにたくなっていたんだと思うと、救われたのかもしれない。

総括

魚→酒→温泉→Ⓗ→睡眠→・・・をひたすら繰り返した、紛れもない「三大欲求」の旅だった。

極論、冬の金沢は誰と行ってもそれなりに楽しめる。
結局は、食が充実していれば「地方旅の満足度」は高いんだと思う。

そして、「退屈な実家暮らしから連れ出してくれた感」が、この3日間と彼を過大評価する要因になっているように感じる。
今回の旅の誘いに対して「いいけど・・・」と言ったのも、間違いなくこの理由が一番大きい。

「知り合って数週間の男とよく旅行なんて行けるね」「普通怖いでしょ」などと言われるのは百も承知。
私もそれなりにまともな人間のつもりなので、大好きな友だちがこんな事してたら、心配すると思う。

でも、まあ、いいじゃん。

一時間でも長く、実家の外に出ていたかったし。(これについてはいつか長々と語りたい。)
マネージャーを引退して以降、誰にも何も供給できていない気がして、寂しかったし。
お陰で、結構面白いレポートが書けた(と思う)し。
勿論、ネットを駆使して、相手のことは徹底的に調べて行ったのでご安心を。


色々と書いたけど、結果的に思ってた倍は楽しかったし、何より、本当に自由でラクだった。
同時に、こういう適当な関係の「居心地の良さ」にハマっていくと、平気でセフレとか不倫を正当化する側の人間になってしまうんだろうなと危機感も感じた。

でも、そもそも現実を充実させていれば、そんな事に現を抜かす暇も無く、正しい判断が出来るはず。
これからは社会人になるので、こんな風に中途半端なことは出来ないし、しっかりと現実に満足できるように努力して生きていきたいと思う。

これがきっと、一番率直で大切な感想なので、心に留めておく。

色々と勉強になった。

後日談

そんな旅行から帰ってきて、もう3週間も経ってしまった。
思い出しながらちょこちょこと書き上げていったものの、既に記憶が薄れていて、夢だったような気もしているくらい。(「夢みたいで幸せ」という比喩的表現ではなく、本当に、「夢」みたいに曖昧な出来事だったという意味合いで。)

相変わらず連絡は途絶えないし、無視すると、決まって不在着信が入っている。
恋愛において、私は私に興味のある人間が苦手なので、こういうのはとても気持ちが悪い。

でも、急に関係が絶たれたとしたら、寂しい。
それに、彼には私みたいに扱っている子が他にも居るのだろうか、なんて考えると、ちょっとモヤモヤする。

こういう「孤独感」や「喪失感」や「嫉妬心」や「執着心」が、本当に厄介で救いようのない感情を生み出していくんだと思い出した。
唯一の救いは、私はこのモヤモヤを「恋」だと勘違いするほど都合の良い人間では無くなったということ。


そして後日談として、もうひとつ。

面白半分で書き始めたこのレポートにも、書き進めていくうちに沢山の意義が付け加えられていったように感じる。
自分の中でも自分の思考が整理されていって、消化不良のようなものがなくなった。
今後新たな展開があれば、またレポートやエッセイのネタにさせてもらおう🎶(と、最後に記者の卵らしい発言をしてみた。)




以上、備忘録も兼ねたかったので、
素直過ぎるが故にゴミみたいなレポートになってしまった。
本当に、私のリアルな思考回路。


長々と拙い文章を読んでくれてありがとう💖

そして、今後会うことがあるのか分からないけれど、ありがとうございました。


#旅日記 #金沢旅行

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