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銀シャリ揃ってトークショー | 細かいところが気になりすぎて

橋本さんのエッセイについて書いたnoteの閲覧数が急速に伸びている。いつもひとつのnoteを書くのにかなりの日数がかかるのだが、興味がある人が多いならばなるべくイベント開催から日付がたたないうちにと急いで書いている。

2/17 『細かいところが気になりすぎて』大ヒット記念 感謝のトークイベント
が開催された。

橋本さんの本が発売されてから初めて銀シャリ2人揃っての出版イベントだ。
今回のチケット販売形式はトークショーのみで書籍はついてこない。

当日会場でエッセイ集『細かいところが気になりすぎて』(税込み1650円)を販売いたします。会場でお買い求め下さった方を対象に、イベント終了後に橋本さんのサイン会を行います。
と記載があった。希望者のみ会場で書籍を購入し、サイン会に参加できるシステムだった。


会場は新潮社別館。
120名限定。チケットは完売。
もちろん完売前に購入した。
出版社へ初めて行くのと橋本さんがたびたび新潮社本社の雰囲気が好きと言っていたのもあり、新鮮な会場でのイベントを楽しみにしていた。

銀シャリが揃うことも、新潮社での開催なことも楽しみな要素しかなかったのだが、チケットサイトに「当日は先着順でお並びいただきご入場いただきます」と記載があり、手が止まった。
自分が嫌いな言葉のひとつ「先着」
普段から何分前に着くべきか悩んでしまう性格なのに、先着と記載があるともっと難しい問題に変わってしまう。もちろん待つことは嫌いなので、できれば最短の待ち時間が望ましい。自分以外の119人は何時に来るのか、その平均は何時なのかを考えることが億劫である。

そんなことを考えつつ銀シャリのトークが見られるのだからと心穏やかに新潮社へ向かった。

駅から歩いてすぐ。地図を見なくても新潮社がどこだか分かるくらい近いところにあった。
本館と別館。どちらもレンガ調がオシャレな建物。外観だけでも橋本さんの言っていたことが分かる気がした。

すでに会場前にはかなりの人が並んでおり、開場を少し早めてくれた。温かい室内へ入り受付を済ませた。チケットのQRコードをスキャンし、スタッフから特典のステッカーを受け取る。その際、銀シャリふぁん倶楽部の会員証を提示すると"サイン入り"ステッカーを受け取ることができる。ステッカーには銀色のペンで鰻さん、橋本さんそれぞれのサインが入っていた。つぶっことファンの差別化。些細な配慮がうれしい。

1階で受付を済ませ、会場の4階へエレベーターで上がるよう案内があった。
本や本のポスターがあり、出版社を感じつつ会場のホールへ短い廊下を歩いた。
会場にはずらっと並んだ座席。お好きなところへお座りくださいのシステムだった。
座席を決めてからホール入り口でサイン会に参加するための書籍を購入した。

開演時間になり、スタッフの方から注意事項の説明、撮影タイムを用意しているからスマホの準備をしておいてのアナウンス後、銀シャリ揃って入場した。舞台袖からだと思っていたが、お客さんと同じ出入り口、後方から客席横を通って前方の壇上へ上がった。

登場してすぐメディア向けの撮影タイム。
舞台上手に用意されたエリアからシャッターを切る記者たち。「めっちゃいい笑顔です」「笑顔素敵です」と声をかける記者。
笑顔いっぱいの2人を見守ることができて不満がある人はいないだろうに、
橋「あとでいっぱい喋りますんで」
撮影を見守るファンへ配慮の一言。さすがだ。しっかりとファンから笑いが起きていた。

銀シャリ公式Xより

メディアの撮影はよくお客さんの前にエリアが設置されていたり、撮影の際だけお客さんの前に出てきたりして撮影するイメージがあったので、お客さんの視線を邪魔しない配置に敬服。銀シャリ2人が向ける視線の先は、メディアへのカメラだが、その撮影風景を何も遮るものなくファンが見届けることができた。

メディア向けが終了し、
「服しわしわやないか!」橋本さんから鰻さんへ向けた第一声でファンへの撮影タイムがスタートした。
「細かすぎるって」と反論していた鰻さんだが、タンスにしまっていたのをさっき引っ張り出したのかと思ってしまうほど間違いなくしわしわだった。笑
撮影タイムなのだから止まっていた方が良いのにずっとおしゃべりが止まらない2人。
「俺が本出した時こんなイベントなかった」「何人入っているんだろう」「こんな部屋あったんや」「どうやって抽選したんやろ」「抽選外れた人いた?」「本買わなくても参加できる?」「お前厳しいなええやろ」「それはなしっすよ買わないのは」


「30分間楽しいトークをお願いします」と司会から投げられて2人のフリートークがスタートした。
フリートークということを知り、鰻さんが「どうですか」とひと言目を発した途中で橋本さんから「鰻は(イベント)初めてだよね?」と被せが入った。
4回目の本イベント。著者として稼働し続けている橋本さん。鰻さんも4コマを描いているのだから稼働してくれとクレームが。「その間鰻はセスナ乗ってばっかりやないか」「セスナに乗りたくてじゃないねん」
トークが始まってすぐにうまいことをいう橋本さんに会場大盛り上がり。

著者は自分なのに鰻さんが新潮社からレアキャラ扱いされていて羨ましがる橋本さんだが、
「手前味噌で申し訳ないが4コマめちゃくちゃ面白い。芸人仲間からも好評でうれしい」と4コマを大絶賛。
そんなレアキャラ鰻さんは新潮社さんが言えず「ちんちょうしゃしゃん」とカミカミだ。


鰻さん曰く、本を出すのが夢だった橋本さん。
喋るのは好きだが文章を書くとなると別物。本を出版前に不安になり、一芸人として本当に教えて欲しい。おもろいか?と鰻さんに聞いた橋本さん。
「めっちゃおもろい。大丈夫。絶対大丈夫」と返事が返ってきたそう。
本人が不安な時、隣でずっと見てきた相方が絶対的な言葉をかけてくれること。素敵。この感情を表す言葉を素敵以上に知らない。悔しい。とても素敵では足りない。

色んな方から感想をもらい本の出版が決まった時より出版した後の方が自信を持てたと話すと
    「読みやすい。芸人で1番!!」
元気な声で鰻さんが言葉を添える。
会場からも思わず拍手が。
鰻さん奇遇です。自分も全く同じことを思っていました。
鰻さんは本人から発信することはほとんどないが本も芸人さんが書いた本もかなりの数を読んでいる。そんな鰻さんが1番。言葉に説得力がある。



鰻「橋本の書いたテーマから4コマを書いていたけど、ラーメン多くない?」
橋「たしかに新潮社さんからちょっと食べ物多いですね言われたけど」
鰻「食べ物多いいよーもうラーメンの4コマないよ思って」
橋「食べ物一回散らしましょうって1回休みましょうって盲腸みたいに言われたで」
橋本さんは地方のライブへ行く時は、必ず散歩をしてご当地グルメを堪能するタイプ。橋本さんのグルメな一面もこのエッセイで知ることができる。

橋本さんの原稿ができてから鰻さんが読んで4コマを描くため、橋本〆切日と鰻〆切日が別日で用意されていた。
4コマはすぐ描けるやろと鰻さんの〆切日をもらっていた橋本さん。鰻さんが1日で描き上げなきゃればいけない日もあったらしい。〆切日もらいすぎだ。笑

「4コマ目線で描きやすかった回、描きづらかった回、自分が好きな回はどこ?」と橋本さんから鰻さんへ質問。
ペラペラ本をめくる2人。

銀シャリ公式Xより

みなさんも持っていたらぜひと声をかけてくれたので会場みんなで本をめくる。「〇〇ページの~」と2人が言うとペラペラめくる音が会場に響く。小学校の国語の授業を思い出してとても楽しかった。

描きやすい
→天ぷらがeasy。ほんまに天ぷらはやかった。
橋「芸人さんからも好評だった」
描きづらい
→カフェ。コーヒーの魔神が4コマ的にあまり好きじゃない。カフェで思いつかなくて結構強引になってしまった。コーヒーの魔神ってなんやねん思って
橋「漫才脳すぎるやろ」とツッコミが入る。
好き
→熱海ひとり旅。ひとり旅なのに温泉が人だったらなんかハッピーになれるから好き。ホテルの掃除のも好き。笑えて温かいのが好き。
橋「ひとりになりたくてひとり旅してるのになんで湯が人になんねん」「意外とハートウォーミングな感じが好きやな」
鰻「ハートウォーミングっていうの?これ?」

熱海ひとり旅は前回のサイン会で特典のしおりになっていた4コマ。鰻さんかなりのお気に入りだ。


ジャルジャル福徳さんが「マスクの部分の4コマだけで1冊本出せそうやな」と言ってくれていたらしい。福徳さんはNSC25期で銀シャリと同期。本をチェックしてくれていることがうれしい。マスクの4コマは読み手の想像で膨らますことが出来てワクワクするので自分も好き。


4コマはどれも面白くて大満足。何も言うことはなかったけどひとつだけ訂正をお願いしたのが表紙だと橋本さん。
当初の鰻さんイラスト表紙が会場で初公開された。決定版よりもポップではないリアル感が強い橋本さんの似顔絵だった。橋本さんに似ているのだが少し怖い。この内容のエッセイには向いていないと思った。
表紙候補
⚪︎橋本イラスト違い
⚪︎イラスト、色違い
⚪︎タイトルのフォント違い
帯のオフショット
⚪︎洗い物をする銀シャリ
⚪︎橋本さんのみ正面を向いていて鰻さんが後ろ向きの2人
⚪︎銀シャリハウスでスーツを着て上から覗き込む2人
⚪︎銀シャリハウスでスーツジャケットのみ
などの画像や写真が会場で初公開された。
銀シャリハウスでスーツを着る2人が構図も表情もかなり良かった。ぜひどこかで日の目を浴びる日がきますように。


チケット購入者から募集した質問に答える質問コーナーへ

Q.エッセイ内「鰻という男」「漫才師」を読んでどうだった?
ごもっともです。チャレンジしないです。
ハワイ行った時チェーン店しかいかなかった、つけ麺をもう一回食べたくて奇行にはしった話をし始めて
「もうちょっと橋本さんの、、」「2人の関係性も書かれてたと思うのですが」申し訳なさそうにトークの軌道修正に入る司会者。
質問の意図を理解していない鰻さん
思わず「照れたりはしなかったですか?」と直球な質問へ司会者が変更した。
「事実確認をしたいわけではないのよ」と橋本さんのフォローが入り次の質問へ


Q.お互いの好きなところはどこですか?仲がいい2人だがいい関係性の秘訣を教えて欲しい

橋 1個言えって言われると難しい。強制感がないことかなぁ。
鰻  性格全然違うのによく話してるよなぁ。忘れ物を強めに言ってくれるとこ。

銀シャリハウスもどちらかが借りよう!と強制したのではなくたまたまタイミングが一致して2人で借りようとなったらしい。


Q.鰻さんからみて橋本さんの大雑把なところ、橋本さんからみて鰻さんの細かいところはどこですか?

鰻 リュックの中。入ればええでごちゃごちゃ。ボックスティッシュのままリュックに入れて持ち歩いている時もあった。
橋 仕事じゃないプライベートで乗るタクシーで代金をすぐその場で払うこと。

割り勘の話をしていたら「今思い出した!」同時に忘れていたことを思い出し盛り上がる。本当に仲が良い。


Q.今いい時間を過ごしているなと思えるのはいつですか?
橋 サッカーしている時。ジム行ってる時。お酒飲んでいる時。
鰻 セスナで空飛んでいる時。

セスナで空を飛ぶ。普段触れることのない言葉。


Q.橋本さんのワードセンスが好きです。言葉の幅を広げるためになにかしてますか?
橋 ほんとに何もしてない。元からこういうやつらしい。
鰻 記憶力がいいからじゃない?アニメの歌全部歌えるって意味わからん。1回入ったデータを忘れないから言葉が出てくるんだと思う。
司 鰻さんなんか歌って欲しい歌ありますか?
橋 ええ加減にしてください!!
司会者の無茶振りにツッコむ橋本さん。会場に大きな笑い。

Q.キュンとする女性の仕草を教えてください
誰ですかその質問した人!なんでそれを選んでるんですか!キュンとしたらアカンからね!奥さんいるから。キュンとするくらいならええか。
のこり2問というところで予期せぬ質問を投げかけられ思わず立ち上がる2人。
鰻 バーベキューへ行って調理するのに長い髪が邪魔になりその場でナイフで切る女性。髪の毛大事な女性の躊躇のなさ。これは好きになります。
橋 鰻さん他にあればいいですか。
鰻 自分が怪我をしてその場で服を噛みちぎって治療してくれる人。
橋 いっぱい食べる人が好きかな。骨付き肉を躊躇なく噛み付くような。

ボケなのか本当なのか絶妙なラインで答える2人。鰻さんが立ち上がって実践するたびに笑いが起きていた。大きな盛り上がるをみせる1問だった。


Q.単独のチケットが取れません。ぜひ東京ドームでいかがですか?
銀 いやいや入らないでしょ
鰻 1万人?いやもっとか
橋 5万でしょ。1万人だと思ってたん?

漫才に適した人数もあるからあまり大きい会場でやるのも違う。でも単独1回だけとなったら最大何人までお客さんが入ってくれるのか純粋に気になる2人。
2025年の今年は銀シャリ結成20周年のアニバーサリーイヤー。今年の単独では初めて配信を試みる予定とのこと。楽しみに続報を待ちたい。


「何枚、何冊持っていても損はない。ぜひもう一冊!楽しかった想いはSNSにつぶやいてください!トレンド上がっていけたらうれしいです」
「本を買いましたと聞くと本当にうれしい。サイン会でファンの人とお顔を合わせて会う機会が増えてうれしい。みなさん上品でファンの質が本当によくてしあわせです。引き続きご贔屓にお願いいたします。」
とそれぞれの挨拶で楽しいトークショーが終了した。

鰻さんだけが退場し、舞台上がサイン会仕様の配置に変わった。サイン会がぬるっとスタートした。
整理番号で呼び出されて舞台横へ並ぶシステム。
呼ばれるまではトークショーを見ていた座席で橋本さんを見ていることが可能だった。

久しぶりに会いにきたファンへ
→橋本さんから「久しぶりですね」
橋田ファミリーですと声をかけてきたファンへ
→「うれしい!明日ラジオでも言うね」
話すこと考えてなくてすみませんというファンへ
→「いや全然!そんな。急にねぇ困るよね」

もちろんどのサイン会の橋本さんも受け答えが一人一人違って素敵なのだが、間違いなく今回のサイン会が1番楽しそうだった。
初回のサイン会は緊張しているのかサインを書くペースがものすごく早くてほんの気持ち声も小さかった。
回を重ねているからなのかいい意味でリラックスしていてサイン会、ファンとの会話を本当に楽しんでいるように自分の目には写った。


もちろん普段から口にするわけではないが、相方を想う気持ちが鰻さん橋本さんそれぞれにあってそんな素敵な想いをひしひしと感じられるトークショーだった。ゲストなし2人だけのトークショーだからこその空気感とても心地よかった。

橋本さんも相変わらずファンへ優しい。話せたのは、ほんの少しだけれど幸せな気持ちでいっぱいになった。
そんな素敵な橋本さんが書くエッセイに素敵な相方鰻さんが4コマで華を添える「細かいところが気になりすぎて」ぜひ一度手に取ってほしい。

第5刷が決まったと発表があった。反響があればまた出版イベントが決まるかもしれない。


新潮社公式X、メディアの記事もぜひ。


1ファンとしての記憶だけを頼りにnoteを作成している。一言一句、1から10まで完璧にあっていない。あくまでこんなようなことを言っていたと、このトークショーの空気感が伝わっていると嬉しいです。

🍣


このnoteは、銀シャリの魅力をたくさんの人に伝えたい一心で作成している。
もし銀シャリ本人や運営関係者の目に留まり、記載してはいけない内容、記載してほしくない内容があれば連絡をください。直ちに削除いたします。

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