ドクダミのにおいには色がある
この季節、お庭の片すみやちょっとした空き地のすみっこで白い十字のドクダミが目につきます。
植えた覚えがないのに群生して、引っこ抜くと変なにおいがする。あまりありがたくない「雑草」として扱われているイメージがあります。
あの独特の強烈なにおいは「においに色彩はあるのだろうか」と哲学したくなるくらい、葉っぱや茎のダークな緑と褐色に直結しています。(私のなかでは)
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ふだんはどこにいるのかわからないのに急に存在をアピールするし、白い花は可憐だけど葉っぱや茎は陰気な緑に赤い縁どり。日陰に繁殖してるのもなんだか不気味。
まるで
一見清楚に見えるけど赤い編みタイツ履いた女みたい。
じめっとした場末の酒場に生息してる。
しかも吐く息はただならぬヤバさ。
私はそんなドクダミに親近感をもってます。笑
雑草上等。引っこ抜かれてもタダじゃすまない。
🌱
ちなみに
花びらに見えるところは花びらじゃなくて「総苞(そうほう)」と呼ばれるもの。
中心の棒状のところに密集してる黄色い細かいのが花だそうです。
また、古くから「十薬」と呼ばれて薬草として利用されてきた歴史もある。
すごいぞドクダミん。
【おまけ】
こちらはヤエドクダミ。
花びらに見える「総苞」部分がもしゃもしゃしてます。
これはある公園で偶然見つけたものです。
わざわざ植えたものではないと思います。
私はここ以外に(野生の)ヤエドクダミを見たことがないので(なかなかお目にかかれない)皆さまがもしヤエドクダミを見たらぜひ愛でてあげてください。
それではこれにて。
ドクダミパフューム〜
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(ひとりライラン75日め)
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