閉鎖病棟に入院した時のお話
ごきげんよう、おすみです。
早いもので、5月も明日を残すのみとなりました。
以前にお話しした通りで、おすみは急に高温多湿になるこの5月下旬頃がすごく苦手です。
上の記事にも書いた通りで、おすみはこの時期に精神科の閉鎖病棟へ入院しました。
入院までの経緯
今から3年前の事です。
希死念慮がひどく、自己肯定感も低いあまり、週に1度は自宅マンションのベランダから飛び降りを試みようとしましたが、そのたびに同居人に止められました。
これを重く見た同居人はおすみのメンタルクリニック受診への同行を志願し敢行。
当時の主治医の先生も事態を重く見て二つ返事で閉鎖病棟のある病院への紹介状をしたためました。
入院したところで病状が回復に向かうとは考えられなかったおすみは入院を拒みました。
しかし、『また自殺未遂されたら困るし、ゆっくり休んでほしい』という同居人の懇願に根負けしました。
いざ入院~退院
実際のところ、今でもあの入院でメンタルが回復したという実感は全くありません。
興味のない漫画本しか娯楽がない空間でただ決まった時間に起こされて決まった時間にご飯を食べて決まった時間に電気が消される空間。
休むことが目的なので主治医は作業療法(OT)の処方箋すら出してくれませんでした。
ストレスはたまる一方でした。
元々パーソナルスペースが広いおすみは看護師さんに本音を打ち明けられないまま1か月で逃げるように退院しました。
あれから3年。今何を思う
その後さらなる絶望も経験し、地獄の底から這いあがって今のおすみがいるわけですが、あの時にどうしておけば入院治療の成果を実感できたのかを今日は考えてみます。
入院治療が失敗に終わったと思う理由
入院治療が失敗した最大の理由は、入院前にもう根負けしていたことだと思います。
あの頃の本音を言うと、本当はもっともっと周囲に抗いたかったです。
ただ、抗う体力ももう底をつきていました。
周囲の考えに従うしかありませんでした。
そして、おすみ自身が自分自身と向き合っていなかったことも理由にあげます。
あの頃将来の夢や希望を少しでも持てていたら少しは入院治療の成果を実感できていたのかもしれません。
あれから3年と長く時間は掛かりましたが、夢や希望を持つことで姿勢が前向きに変わり、考え方も『あの頃とは変わった』と周囲から良くも悪くも言われるようにもなりました。
再入院しないために入院中にやっておきたいこと
決めつけるわけではありませんが、入院治療中に是非ともやっておいてほしいとおすみが思うことは、周囲のサポーターの人たち(家族や看護師さん等)を頼りながらでもいいので自分自身と向き合う姿勢を正すリハビリを休み休みでもいいので励んでみてほしい。
という事です。
ただメンタルが見た目だけ回復しただけでは、退院後に再び社会の渦に巻き込まれて再びメンタルヘルス不調に陥るリスクは高いのではないかと考察します。
では、夢や希望を見つけるにはどうすればよいのか。
それは、また次の機会にします。