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【洋書多読】『Who Was Abraham Lincoln?』(269冊目)
『Who Was Abraham Lincoln?』を読了しました。
アメリカ合衆国第16代大統領であり、奴隷制度廃止と南北戦争終結に尽力したエイブラハム・リンカーンの生涯を描いた児童向けの伝記です。
1809年、ケンタッキー州の貧しい家庭に生まれたリンカーンは、独学で学びながら法律を学び、弁護士として成功しました。政治家としては、勤勉で誠実な姿勢が評価され、1846年に連邦下院議員に選出されます。その後、1858年の上院選挙で奴隷制度を巡るスティーブン・ダグラスとの討論を通じて全国的な知名度を得ました。
1860年、大統領に当選すると、奴隷制度を制限しようとする政策が南部諸州の反発を招き、南北戦争が勃発します。
リンカーンは国を一つにまとめることを最優先とし、1863年には奴隷解放宣言を発表して奴隷制度廃止への道を切り開きました。戦争の終結に向けて北軍を指導し、1865年に南軍が降伏したことで国家の統一を実現しました。
しかし、同年4月、戦争終結を祝う劇場で観劇中に暗殺され、その生涯を閉じます。リンカーンは民主主義と平等の理想を追求した人物として、アメリカ史上最も尊敬される指導者の一人とされています。
この本は、リンカーンの誠実さや不屈の精神を通じて、子どもたちに勇気やリーダーシップの大切さを教える内容となっています。
南北戦争って、なんとなく「日本の関ヶ原の戦いみたいなものだったのかなぁ」というイメージでいましたが(その後の合衆国の歴史を決定づけた転換点という意味で)。
が「民主主義」と「平等」という、その後の世界の思想史を基礎付ける戦いだったという意味で、純粋な権力争いだった関ヶ原とは全く異なるものだということを本書で知りました。
児童書とはいえ、『Who was?』は本当に勉強になります。
今英検一級受験に向けた勉強をしていますが、このレベルの洋書の多読は十分英検®︎一級対策になります。文法的にはそれくらいのレベル感です。
あとは単語をどうするか、です。これが一番難しいんだろうけど、それもまた、これまでの多読の経験が生きてくる、そんな気がしています。
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