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【洋書多読】What was Pearl Harbor?(260冊目)

『Who was〜?』の兄弟シリーズである歴史的事件を取り扱うネイティブの小学生向けの児童書『What was〜?』シリーズの『What was Pearl Harbor?』を読了しました。

本書は1941年12月7日に日本軍がハワイの真珠湾を奇襲攻撃した出来事を、子ども向けにわかりやすく描いた書籍です。

この攻撃によってアメリカの戦艦4隻が沈み、2,000人以上の兵士が犠牲となり、アメリカは第二次世界大戦に参戦しました。歴史の教科書などでご案内の通りです。

そんな歴史的事実を英語ネイティブの小学生を対象わかりやすく解説したのが本書です。本書では、日本軍が極秘で周到に準備を進めた攻撃の詳細を語り、アメリカ国民に与えた衝撃と戦争の勃発を強調しています。

この本は、真珠湾攻撃がアメリカ史における転換点であることを、子どもにも理解しやすい形で説明しています。もちろん大人が読んでもわかりやすいです。英語もシンプルですし。

豊富な挿絵も、理解を手伝ってくれます。

安定のWhat was 〜?シリーズ

英語のコーチング、とりわけ多読のそれをさせていただいていていつも思うのが、この「Who was /What was〜?」が辞書なしで楽に読めるかどうか?が、クライエントさんのプラクティカルな英語力を測るとてもいい試金石になっているという事実です。

このレベルの英語、とても実用的で大人が使う英語としても十分耐えうるものです。話される英語は書かれた英語よりもグッと文法的な難易度は下がります(もちろん話される文脈によりますが)。

ものすごく乱暴にいうと、大人の話し言葉は子供の書き言葉くらいのレベルまで下がります。その下がったところの最も最適なレンジが、この『Who wasシリーズ』と言えるでしょう。

英検でいうと準一級、TOEICなら700点台。これくらいのレベルの方が話すことのできる英語が、ここに書かれているレベルの英語です。難しい単語が頻出します。文法だってそれなりにこなれています。そして明快でクリア。

これがすらすら読めるということは、このレベルの英語が多かれ少なかれ、その人の口をついて出てくる可能性がかなり高いことを示唆しています。だから英語指導者として僕は口を酸っぱくして「とにかく『Who was〜?』を読みなはれ」というんです。

個人的な経験からも、これを読んだ次の日から数日は、英語がとてもサラサラと口をついて出てきます。最近福岡市内のネイティブの先生がたくさん在籍している英会話スクールに入会しましたが、その当日に読んだのがこの『What was Pearl Harbor?』で、この英語のリズムでレッスンに入ったので、とても英語が聞き取りやすく話しやすかったです。

このシリーズの多読は、自分の即興的な英語のチューニングに抜群の威力を発揮してくれます。

悪いことは言わないので、みなさんこの『Who was・What was?』を100冊くらい読みましょう。きっとぺらぺらになれますし、TOEIC900点なんてさらっと超えてけるはずです。

事実、以前僕のコーチングを受けてくださっていた女性がコロナのロックダウン中からWho was〜?』を100冊以上読み、対策なしでTOEIC900点を達成されました。

騙されたと思ってWho was?読んでください!もうずっと言い続けていますが、なかなかこのパワフルな英語学習法にたどり着いてくださる方がいません。

それでも、いつか僕の周りが「Who wasのおかげでTOEIC900点とって外資系に転職しました!」とか「Who was を読んだせいで英語がペラペラと口をついて出てきて困っちゃう」みたいな人で満たされる日が来るのを夢見ています。

そして今日もいそいそと「Who was /What was〜?』を読んで、こうやってnoteに記事を書き、皆さんにお薦めしているような次第です。


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