【洋書多読】『What was the battle of Gettysburg?』(266冊目)
洋書多読に活用している『Who was?』』シリーズの兄弟版、『What was?』シリーズ。
今回はアメリカの南北戦争の転換点となった重要な戦いについて、ネイティブの児童向けに書かれた『What was the battle of Gettysburg?』を読了しました。
本書では、戦争の背景として、アメリカが奴隷制度をめぐって分裂していたことや、北軍が国家統一を維持しようとしていた一方で、南軍は独立を目指していたことが説明されています。そして、南軍の指揮官ロバート・E・リーが北部へ侵攻し、ゲティスバーグでの戦いに至るまでの経緯が描かれています。
戦いそのものについては、3日間にわたる激戦や戦略の変化、特に有名な「ピケットの突撃」に焦点が当てられています。また、この戦いが南軍の敗北に終わり、リー将軍が撤退を余儀なくされたことが、南北戦争全体における北軍の勝利への道を開いたことが強調されています。
さらに、ゲティスバーグ演説にも触れ、エイブラハム・リンカーン大統領が戦後に語った「人民の、人民による、人民のための政治」の言葉が、アメリカの民主主義の象徴として今日も語り継がれていることを紹介しています。
本書は、子どもたちに歴史的な出来事の重要性を教えるだけでなく、平和と統一の価値についても考えさせる内容となっています。もちろん、我々大人の英語学習者にもとてもためになる一冊です。
YL(読みやすさレベル、YL: Yomiyasusa Level)は、一般的に2.5〜3.5程度とされています。英語の初中級レベルの学習者が比較的スムーズに読める範囲にあたるとされていますが、実際は難しい単語も出てくるため、Houseとしてスムーズに読み進めていくためには中級以上の英語力が必要だと思います。
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