河野氏が暴言→保団連マイナ保険証調査は「百害あって一利なし」つい本音が…〜すべてがNになる〜


2024年9月22日【2面】

 「マイナ保険証」のトラブルが医療機関で頻発しているとの調査結果について、河野太郎デジタル相が20日の会見で、「こういう保険証を残せというアンケートは百害あって一利なし」などと暴言を吐きました。ネットでは「過去一、醜悪な会見だ」と批判の声があがっています。

 調査は全国保険医団体連合会(保団連)が行ったもので、2024年5月以降に「マイナ保険証」にかかわるトラブルが全国の7割の医療機関で起きていることが明らかになっています。河野氏は「『マイナ保険証』を使っている人が増えているから、トラブルの件数が増えるのは当然のことだ」などと開き直りました。

 また、氏名や住所の漢字が読み取れずに黒丸が表示されるバグについて「トラブルではなく仕様だ」などと強弁しました。日本のデジタル化の最大の弱点は日本語の漢字やその読み方が一意でないことで、河野氏自身も過去にそのことを認めています。

 民間企業なら、利用が増えれば増えるほどトラブルも増える商品は店頭から回収するしかありません。河野氏の発言は「調べるとボロが出るから百害あって一利なし」と思わず本音が漏れたといえます。(森糸信)

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