まるで実戦 爆発・射撃音大分 日米共同訓練に市民抗議〜すべてがNになる〜


2024年8月8日【政治総合】
 7月28日から7日までの日程で行われていた陸上自衛隊と米海兵隊の実動訓練「レゾリュート・ドラゴン24」で、大分県・日出生台(ひじゅうだい)演習場の扇山射場(玖珠町)での実弾射撃訓練が7日、報道公開されました。
 訓練には、米海兵隊員70人と自衛官148人が参加。海から上陸してくる「敵」が近づいてくることを想定し、距離に応じて自衛隊の車載ミサイル「中距離多目的誘導弾」やりゅう弾砲、迫撃砲、手持ち対戦車ミサイル、小銃などを自衛隊・海兵隊双方が車両で移動しつつ、それぞれの陣地から連携して発射しました。実戦さながらに砲弾が着弾した場所から黒煙・白煙が上がり、爆発音や射撃音が途切れることなく続きました。
 今回の訓練は、沖縄の南西諸島などに拠点を構築して戦場にする、米海兵隊・遠征前進基地作戦(EABO)を踏まえており、自衛隊の担当者は「自衛隊と米軍が協力する連携要領を相互にやっていく訓練だ」と説明し連携強化を語りました。
 同演習場のゲート前では、抗議する市民らがスタンディング。7月27日から参加している鯨津千香子さん(67)は、自宅で砲弾の音が聞こえ、窓が揺れることがあると訴え「誤射も絶対ないとは限らない。とんでもない訓練には声を上げないと。戦闘でやり返す訓練ではなく、平和の外交こそ考えてほしい」と話しました。


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